【MM53S】フレアワゴン・カスタムスタイル(2WD・4WD)ストラットタワーバーの取り付け方
ストラットタワーバーと言えば、簡単に取り付けられる車種ですと、ストラットマウントのネジを2本~3本外して、タワーバーを取り付ければOK…という簡単にボディ剛性の強化、補強が出来るカスタムパーツでもありますが、今回のフレアワゴンに関してはそう簡単に取り付けられるものでもなかったため、取り付け方と注意点をお話しさせて頂こうと思います。
今回取り付けたタワーバーはこちらになります。

商品名は「TANABE SUSTEC STRUT TOWER BAR:マツダ フレアワゴン」です。
今回使った製品ではなく、他の製品でも車自体のストラットマウントの形状が変わるわけではないので、恐らく取り付けられると思いますが、念のためこの記事での解説はあくまで「TANABE SUSTEC STRUT TOWER BAR:マツダ フレアワゴン」の商品でのお話しになり、他の製品でも同じように取り付けられる保証・確約は出来兼ねますので予めご了承下さい。
この記事に辿り着かれている方は、恐らく助手席側のストラットマウント上にあるECU(エンジン・コントロール・ユニット)が邪魔で、タワーバーのブラケットをどう取り付けるのかを知りたくて辿り着く方が多いかと思います。
運転席側は、ストラットマウント上に、タワーバーのブラケットを取り付けるに当たり、邪魔になるものはないので問題なく取り付けられるかと思います。
今回はそのECUを取り外して、タワーバーのブラケットを取り付け、再びECUを取り付ける工程をご説明させて頂きます。
まずECUについてですが、以下の写真をご覧頂きたいと思います。

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既に写真では外してありますが、赤丸のところのボルトを2本外します。
青丸の部分は、一見すると裏側から木ネジのようなもので取り付けられているように見えますが、赤丸のネジ2本を外し、ECU本体を軽く左右にこじりながら手前に引っ張ると外れます。
これでECU本体は外れますが、黄色の丸のECU本体のカプラは外さないことをお勧め致します。
配線に負担を掛けることなく、左側に避けておけますので、作業の邪魔にならない場所にカプラは外さずECU本体を避けておいて下さい。
カプラを外してもECU自体が故障することはありませんが、一度配線を抜くとイベントにおかしなログが残ってしまったりして、コンピューターが誤検知しメーターパネルの警告灯が点灯したり、最悪ログを消さないと警告灯が消えなくなりディーラー等の修理工場に持ち込まないといけなくなるケースがあります。
ECUを外し左側に避けると、それまでECUが取り付けられていた台座が出現します。

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赤丸のところに、撮影機材の都合上これ以上奥から撮影出来なかったので見えていませんが、10mmのボルトが1本ありますのでそれを外します。
黄色の丸の部分は、クリップ式になっておりボディの穴にはめ込んであるだけですので、それを外します。
何れノーマルの状態に戻す方はキレイに壊さず外す必要がありますが、タワーバーのブラケットがこの台座代わりになりますので、クリップが上手く外れず最悪の場合壊してしまっても、タワーバーの取り付けには影響はありません。
台座にエアコンのパイプが固定されていますが、台座を外す際に白いクリップは壊さないように丁寧に外して下さい。(再び取り付ける際に使います)

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台座を外したら、台座から白いクリップだけを取り外します。
後にタワーバーのブラケットと一緒に、L字型のステーにこのクリップをはめ込み、エアコンのパイプをノーマル時と同じように固定します。
エアコンのパイプは以下の写真のように固定します。

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これで助手席側のストラットマウント上に何もなくなります。
タワーバーのブラケットは以下の写真の赤丸の穴(サービスホール)で固定します。
この穴は単なるサービスホールなので、ボルトナットの共締め※で固定します。(裏側(ホイールハウス側)にナットなどは溶接されていません)
※共締め=ボルトやナットがボディなどに溶接されておらず、ボルトとナット双方で締める締め方。

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フロントタイヤを外さなくても取り付けられますが、共締めで固定しますので、最低でもホイールハウス内に腕が入るくらいのスペースは必要になり、ジャッキアップしないと出来ません。
タワーバーのブラケットの穴を、ストラットマウントのサービスホールの穴に合わせ、ボルトを上から差し込み、ホイールハウス側からナットで締めていきます。
タワーバーのブラケットは平ですが、ストラットマウントはキレイな平な形状をしていませんので、二つの穴にボルトを挿し仮止めした後、交互に増し締めをしていき最後に本締めをして完全に固定して下さい。
タワーバーのブラケットは品番の刻印があるものが運転席側、刻印が無いものが助手席側で、タワーバーのブラケットが先ほど外したECUの台座の代わりになり、ブラケットの穴にナットが溶接されています。
以下の写真はタワーバーのブラケットにECUを取り付けた後のものですが、助手席側のタワーバーのブラケットは、赤丸のボルトの部分にナットが溶接されていますので、ECUを取り外した際に外したボルトを使ってECUを固定します。

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ECUの取り付けは、プラスチックの台座がタワーバーのブラケットに置き換わるだけですので、外した工程の逆を行えば簡単に取り付けられます。
運転席側は特にタワーバーのブラケットを取り付けるに当たり、邪魔になるものはありませんのでタワーバーを取り付ける際は助手席側の工程と同じです。
以下の写真は運転席側のストラットマウントに、タワーバーのブラケットを取り付けた状態です。

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左右のタワーバーのブラケットを取り付けたら、タワーバーを仮止めし幅の調整をします。

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赤色のバーの横にあるナットを緩め、バーそのものを持ち、奥に回すと長さが縮まり、手前に回すと長さが長くなります。
長さを調整したら本締めをすれば完成です。

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最後になりますが、この記事のモデルのフレアワゴン・カスタムスタイルは4WDです。
ブログのタイトルに「2WD・4WD」と書いてありますが、フロントのアッパーマントの形状は2WD・4WDで違いがないので2WD用のものを流用しております。
恐らく今回使ったストラットタワーバー以外の他の製品でも、2WD用のものを4WDに流用出来ると思いますが、再度のお願いになりますが、他の製品での流用の装着可否は確約出来ませんので予めご了承下さい。
また、リア、車体底部のボディ剛性の強化、補強パーツは2WDと4WDでは仕様、形状が異なりますので2WD用のパーツを4WDへの流用はほとんど不可能だと思います。
取り付けの際は事前にご確認頂くようお願い致します。
フレアワゴン(MM53S)自体がスズキのOEM車ですので、MK53S(スズキ・スペーシア)でも同様の流用は可能だと思いますが、保証・確約は出来ませんので予めご了承下さい。
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