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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  北条湾  サビキ  クロアナゴ  アナゴ  泳がせ  活餌  夜釣り  魚料理  

【三崎港・北条湾】活餌の確保に難ありでしたが何とか70cmのクロアナゴをGET!(2023年2月23日)

こんにちは。

2023年2月19日(日)は、さすがの私でも釣りを断念せざるを得ないほどの強風で、釣りに於いては時として雨より風の方が危険度が高くなることから、釣りに行くことを諦めました。



しかし、この週は木曜日が祝日。

2023年2月23日(木)の天皇誕生日にリベンジ釣行を予定しましたが、今度は風は然程強くないものの未明に冷たい雨の予報。



前回の釣行時(2023年2月12日)に、青物とは違うフィッシュイーターの気配を感じ、この魚が何の魚なのか知りたく釣りに行きたくて仕方がない時に気象の状況が整いません。



逸る気持ちとは裏腹に、何とももどかしい気持ちでこの日は午前0時に起床しました。

これで釣りに行くか行かないかを決める…

天気予報をくまなくチェックしますが、どんだけ俺を釣りに行かせたくないんだ…と言わんばかりに、雨雲レーダーをチェックするとピンポイントで城ケ島周辺だけに雨雲が掛かっています。

もう良い…

濡れることは覚悟しよう…

問題は風だ…

と、風速をいくつかの予報サイトで確認しますが、何れのサイトでも釣りをする上では問題にならない程度の風速でした。

午前1時過ぎに自宅を出発します。

保土ヶ谷バイパス、横浜横須賀道路と走り続けると港南台の辺りから土砂降りの雨。

もう…なんなんだよ…そんなに俺に釣りをさせたくないのか…

三浦縦貫道を降りても雨足は強いまま。

完全にずぶ濡れでの釣りを覚悟していましたが、三浦消防署がある引橋の交差点を過ぎると、今までの大雨がウソのように雨が止みます。

突然…

どうしたんですか??

釣りの神様??

僕、今日海に落ちたりしないですよね?

と、急な状況の好転を疑いたくなるような展開になります。

そのまま北条湾に到着しますが、北条湾岸壁はついさっきまで雨が降っていました状態で路面はビショビショです。



この状況の好転に気を良くし、ルンルン♪で釣りの準備に取り掛かります。

釣りの準備をしながら海面を見渡すと、小魚が作る無数の波紋が海面に出来ており、恐らくトウゴロウイワシかカタクチイワシと思われる魚の群れがたくさんいることが一目瞭然でした。

良いね…この展開…

なんか釣れる気がするね…この流れは…

テンション上げ上げで家内に活餌を確保するべく、サビキ釣りから始めてもらいます。

すると、第一投目からカタクチイワシがヒットします。



シコ(カタクチイワシ)はニャンのご飯するから適当で、活餌にするからトウゴロウイワシを釣ってくれ…と家内に頼みますが…

この1匹以降、1時間以上何も釣れない時間が続きます。

虚しく泳がせ釣りの準備をした竿が、エサ無しでぶっ込んであります。

エサが付いていなければ、どう逆立ちをしたところで絶対釣れません。

海面には釣り開始直後から無数の波紋。

小魚がいるのは確実です。

これ、表面的には分からないけど、絶対いるね…フィッシュイーター…

現地で活餌を確保して~の泳がせ釣りの一番最悪なパターンです。

エサとする小魚もいる…

フィッシュイーターもいる…

けど、フィッシュイーターの影響で、小魚達が戦々恐々とし食事どころではないのでサビキ仕掛けを食ってこない…

釣りをする私はただただ指を咥えて見てるだけ…

はぁ…

釣りの神様…そういうことですか…

海には落ちないけど、目の前に魚がいるのに釣らせてもらえない…

こういう展開ですか…

頻度高くサビキ仕掛けにアミコマセを付けて海中に投入しますが、ピクリとも竿先は動きません。

1時間以上、家内と二人何とか活餌を確保しようと頑張りますが、全く釣れません。

釣り開始から1時間と少し経った頃、立て続けにカタクチイワシが2匹釣れました。

活餌にするのであれば、エサ持ちの良いトウゴロウイワシが良いのですが、ここまで釣れないとそんな贅沢は言ってられません。

取り急ぎ、釣れた2匹のカタクチイワシを活餌泳がせ釣りをスタートさせました。

カタクチイワシも、この2匹以降全く釣れず、家内が魚が全然釣れないし今のうちにトイレに行って来る…と、城ケ島内のトイレに向かいました。

ん…

過去に何度もあるけど、こういう時に何かヒットしたりするんだよね…

まぁ、でも今日はそれはないか…

全然釣れないしな…

などと思いましたが、冷静に考えれば潮の動きが鈍かったり、状況的に魚の活性が上がらず釣れないわけではなく、フィッシュイーターの影響で小魚が釣れないだけであり、魚全体の活性は高いはずです。

潮回り(潮汐)は中潮、満潮に向けて上げ潮でガンガン潮が動いている時間帯です。

そして、この悪い予想が的中。

たまたまブログをご覧頂いている方にお声掛け頂き、近況などの話をしている最中に、泳がせ釣りの竿にアタリがあります。

様子を見つつ、一気に持っていった時に大きく合わせ、「よし!のった!!」

十分手応えはあり、重量感もありますが、動きがなんの魚なのかイマイチ分かりにくい…

とにかく重い…

ん??

もしやエイ??



いや…エイにしては若干走るな…

マゴチ??

いや…マゴチにしては頭を振らないな…

なんだ、この重くて地味に走る魚は…

ん??

もしやダイナンウミヘビ…



どんどん嫌な予感だけが募り、どうせ面倒臭い魚が掛かったんだろうな…

などと、テンションが下がり始めた時、ようやく魚の姿が見え始めます。

あぁぁぁ…

細長い…

ウミヘビだ…(ダイナンウミヘビ)

ダイナンウミヘビは口に鋭い歯がある上に、かなり暴れ回る魚で掴もうとしてもヌメリも凄く針を外すのが困難な魚です。

オマケに細長い魚特有の腕に巻き付いてきたりするので、致し方なくいつもハリスを切ってリリースしています。

今回もダイナンウミヘビだと思い、竿を持ちながらハサミを探していると、ダイナンウミヘビにも胸鰭はあるのですが、かなり小さくあまり目立たないはずの胸鰭が大きく、白く反射していました。

ん??

これは…

アナゴ??

家内が車でトイレに行ってしまったため、車内にタモがあるのでタモがありません。

お声掛け頂いた方にタモをお借りし釣れたのが、70cm強のクロアナゴでした。



この場を借りまして、改めてタモをお借りしたばかりか、タモ入れまでお手伝い頂きありがとうございました。

本当に助かりました。

ここ数年は釣っておらず、また釣っている人を見たことがありませんが、以前は梅雨前後の時期になりますと北条湾では稀にマアナゴが釣れました。

北条湾でマアナゴは釣ったことはありますが、クロアナゴを釣ったのは初めてでした。

クロアナゴは肉食魚ですが、そのフォルムからもお分かり頂ける通り、元気一杯の青魚を追い駆けて捕食するわけではなく、弱った小魚や甲殻類などの動きの遅い生き物、死んだ魚なども食べる腐肉食性の魚です。

比較的潮通しの良い場所を好み、投げでの夜釣りなどでも良く釣れ、虫餌でも釣れます。

成魚は1.5mほどにもなる大型の魚です。

夜行性でもあり、日中は岩礁などの物陰に隠れジッとしており、暗くなると海底のエサを探して泳ぎ回ります。

この日釣れたクロアナゴも、先述の通り活餌にするカタクチイワシやトウゴロウイワシが釣れなかったことから、かなり長い時間活餌を付けっぱなしにしていたので、弱った活餌が海底に沈みそれを見付けて食ってきたと思われます。

私は過去に何度かクロアナゴは釣ったことがあり、最大のもので1.2mのクロアナゴを釣りましたが、正直申し上げてただ重いだけで「エキサイティングな魚との格闘!」という感じではなく、面白味で言えば40cm~50cmくらいの青物を釣った時の方が興奮します。

十数年前に、観音崎をホームとして遠投での投げ釣りでマダイ、尺ギスを狙っていた頃は、クロアナゴを始めアナゴ類は良く外道で釣れました。

水温の問題や北条湾は深部に川が流れ込んでいることなどからだと思いますが、北条湾ではアナゴ、マゴチは釣れない…と言う地元の方が一昔前は多かったのですが、ここ数年はマゴチの釣果実績もあり、今回のクロアナゴしかりこの辺の魚達にも変化が出始めていると思います。

※2021年に釣ったマゴチ。



魚種は変わりますが、徐々に通年を通して泳がせ釣りが楽しめる釣り場になってきているように感じています。

このクロアナゴが釣れた時点で、兄妹猫の朝食用の魚はカタクチイワシ1匹だけでした。

人間用は釣れましたが、我が家のニャン達のご飯が…

申し訳程度にトウゴロウイワシも釣れますが…



その後、1時間ほど粘って釣りをしましたが、結局このあとトウゴロウイワシが1匹、カタクチイワシが2匹だけしか釣れず、フィッシュイーターの動きだけが活発になり、ますます小魚は食事どころではなくなり釣れる気配もないので、この日は日の出前に撤収することにしました。

そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年2月23日 北条湾釣行 釣果


クロアナゴが釣れなかったらゾットする釣果です。w

ただ、言い方を変えますと、トウゴロウイワシが1匹、カタクチイワシが6匹、そのうちカタクチイワシは3匹活餌に使い、持ち帰った魚が写真の通りなのですが、非常に効率の良い釣り方でそれはそれで気持ちの良い釣行でした。

魚種はご説明するまでもないと思いますが、写真手前のカタクチイワシが20cmほどです。

そして、恒例の我が家の兄妹猫のご飯シリーズはサラッと流し、今回の釣行記事はここからが本番ですが、肝心のクロアナゴの調理や食べ方についてお話しさせて頂こうと思います。



ツイートでも申し上げておりますが、クロアナゴ自体は決して不味い魚ではありません。

クロアナゴに限らず、アナゴの旬は梅雨~夏と言われることが多いですが、これは産卵期なので爆食いをすることなどからそういわれることが多いですが、どの魚種でもそうですがやはり海水の温度が下がり冬を乗り切るために各々の魚種が脂を溜める今の時期はどんな魚を食べても美味しい時期です。



ネット上にあるいろんな魚の情報もだいぶ現実とはズレてききている…

決して、各々のサイトがウソを書いているわけではないのですが、一般論での話が主になっていて実際には海水の温度変化などにより相当なタイムラグが生じていると感じています。

上記で申し上げましたように、アナゴ類の産卵期は一般的には夏前(梅雨)~夏と言われています。

しかし、この日釣れたクロアナゴは白子を持っていました。



仮に夏前に産卵…という流れであれば、あまりに産卵(交尾)の準備が早過ぎます。

産卵期が徐々に早まってきていると考える方が自然です。

こうなってくると、釣り期や魚の味も変わってきます。

そういうこともあり、釣れたのはたまたまなんですが、今回はクロアナゴについてお話しさせて頂きます。

我が家の兄妹猫の朝食なんですが、釣果が釣果だったこともあり、アナゴのアラを使わないとさすがに猫2匹の一食分の食事も厳しい感じでした。

我が家の兄妹猫の朝食は釣りたてのカタクチイワシ・トウゴロウイワシ・クロアナゴのアラを焼いたもの


先ほどのツイートにもありますが、本当に脂が凄かったです。

つまみ食いをしましたが、クロアナゴの頭(カシラ)、肩肉、頬肉が美味かったです。

我が家の兄妹猫の朝食は釣りたてのカタクチイワシ・トウゴロウイワシ・クロアナゴのアラを焼いたもの


こちらはクロアナゴのアラにカタクチイワシ、トウゴロウイワシが混じったものです。

我が家の兄妹猫の朝食は釣りたてのカタクチイワシ・トウゴロウイワシ・クロアナゴのアラを焼いたもの


そして、こちらはクロアナゴのほぐし身のみなんですが、見た目からは想像しにくいくらいキレイな白身なんです。

我が家の兄妹猫の朝食は釣りたてのカタクチイワシ・トウゴロウイワシ・クロアナゴのアラを焼いたもの


いざ食事ですが…



予想とは裏腹に兄妹揃ってとても好評でした。

兄猫はクロアナゴを捌いている時からまとわりつく感じでした。

焼いている時は終始鳴きっぱなし。

食事を始めれば、食いしん坊全開でなぜか妹猫のご飯から食べようとする始末。

焦る気持ちが先行し過ぎて、むしろ自分のご飯を食べるのが遅れる感じでした。

最後は妹猫のお皿と自分のお皿をしきりに行ったり来たり。

猫的には美味かったんだと思います。

余談なんですが、ここで一つ分かることが、長くTwitterやブログをご覧頂いている方は、我が家の兄妹猫がアンチ念仏(ネンブツダイ)、アンチ根魚(メバルやウミタナゴ)なことはご承知頂いていると思います。

この我が家の兄妹猫が嫌がる魚の共通点は、身の味が濃い魚なんです。

人間にとっては人にもよりますが、美味い…と感じる旨味でもあるんですが、我が家の猫は苦手なんですが…

同じような白身のクロアナゴ…

実際に食べると良く分かりますが、極論を言いますと味がない淡泊な白身なんです。

我が家の猫達にとってはその味や臭みがないのが良かった…

しかし、人間の場合、味が薄い…旨味がない…

これが大味と言われたり、あまり美味しくない魚…と言われてしまう理由の一つです。

いよいよ人間用のクロアナゴの魚料理ですが、敢えて定番のアナゴ料理を今回は作りました。

アナゴと言えばどうしても付いて回る印象が蒲焼、寿司ネタ、天ぷらなどが思い浮かぶと思います。

まずは蒲焼ですが、腹身(お腹)から尾までの間の身で作ってみました。

クロアナゴの蒲焼

クロアナゴの蒲焼

クロアナゴの蒲焼


腹身の部分は天ぷらにしてみました。

クロアナゴの天ぷら

クロアナゴの天ぷら

クロアナゴの天ぷら


パッと見、そのまま美味しく頂けそうですが、蒲焼は骨切りをして焼きました。

蒲焼を作る際は、これはクロアナゴに限った魚の話ではないのですが、鮮度が良い魚は身に水分が多く含まれているため、出汁などを吸いにくいのでヌメリを取り除いた後に多めに塩を身に塗り込み浸透圧で水分を抜くか、蒲焼のタレを多めに作り30分ほど漬け込んでおくと焼く際に軽くタレを塗りながら焼くだけで上手くクロアナゴに味が付きます。

天ぷらに関しましては、蒲焼同様に骨切りをし少し弱めの火で長めに油で揚げてみました。

上記で申し上げました、新鮮な魚は身に水分が多い…これを利用し長く油で揚げることにより、クロアナゴの骨がどの程度柔らかくなるか実験をしてみました。

結果として、理想通りには柔らかくならず、血合い骨の部分で二つに割り、骨を手で取り除いて食べました。

家内には魚料理を作る前から、クロアナゴの骨については説明し、最悪食べにくかった際は骨を取り除いて食べて欲しい旨伝えてあり、蒲焼は平気だけど天ぷらはキツイわ…という回答でした。

ここまでのお話しと、ネットでGoogle先生に「クロアナゴ…」と聞いてみると、とにかく骨、骨、骨…1にも3にも骨…

そうなんです、マアナゴやウナギとの一番の違いはこの「骨」なんです。

ただ、骨と言ってもサッパやコノシロ、カタボシイワシなどのように身体全体を覆う骨がたくさんあるわけではなく、基本的な骨格は一般的な「THE・魚」の骨格と変わりません。

一般的な魚の場合、各部位の骨ですと中骨、腹骨、血合い骨、そこに頭の周りの各骨、各ヒレの骨があります。

サッパやコノシロ、カタボシイワシなどの場合この骨にプラスして身体全体を覆うように小骨がたくさんあり、この小骨も一緒に食べる想定で魚を捌き料理しないと、可食部が恐ろしく減るか骨抜きなどの手間が恐ろしく掛かることになります。

クロアナゴの場合は、この身体全体を覆うような小骨はありません。

クロアナゴは大味…

こういう話も良く耳にすると思います。

これもマアナゴやウナギとの違いなんですが、魚のサイズの割りに骨も皮も身も硬いんです。

クロアナゴの場合、骨切りで何とか対処出来るサイズは頑張って40cm、30cmくらいかと思います。

今回のように70cmを越え、1m近いクロアナゴになりますと、骨がちょっとした武器にも使えるのではないか…というくらいしっかりとした骨があります。

こちらは、今回のクロアナゴを捌いた際の動画です。

Twitterでは、ファイルのサイズの都合上アップ出来なかったので、今回はYouTubeにアップさせて頂きましたが、ポイントは目打ちをしないで捌いている点と、捌いている時のボキボキという音に注目して見てみて下さい。



目打ちについてですが、アナゴやウナギを専門で狙って釣りをしている方は別として、サビキ釣りでイワシを釣るように簡単にいつでも釣れる魚でもなく、且つフォルムも独特なことから他の魚を捌くようにはいきません。

アナゴ、ウナギ、ウツボ…など長い魚を捌く場合、「目打ち※」といって頭をまな板に固定するために千枚通しやピックツールのようなもので頭(主に目)を刺して固定することを言います。

※釣りや魚を捌く際の用語で一般的には切手などの小穴が連続して空いてもののことを言います。(目打)

クロアナゴはマアナゴやウナギよりも体表を覆うヌメリの粘りが強く、このヌメリも調理をする際の難点にもなるのですが、40cm以下ですとやはり目打ちをした方が安全に捌けると思いますが、今回釣れた70cmくらいのサイズになりますとこのヌメリを逆手に取って目打ちをしなくても簡単にクロアナゴを捌くことが出来ます。

目打ちをしないでクロアナゴを捌く場合は、釣った瞬間からポイントがあるのですがクロアナゴをなるべく水に濡らさないことです。

さすがにジップロックには入らないので、今回私は45リットルのポリ袋を使いましたが、釣れたクロアナゴをまずポリ袋に入れ、もう一枚同じサイズのポリ袋にロックアイスを入れ、直接クロアナゴに氷が触れないように持ち帰りました。

帰宅後、クロアナゴを洗う前にまずテーブルにまな板を二枚並べ三枚に卸します。

クロアナゴのヌメリの粘着力はかなり強力で、水に濡らさなければ目打ちをしなくても軽く手で押さえるだけで滑りません。

ちなみに私はアナゴやウナギは何度も釣ったことがあり、私はこの手の魚を捌く際の道具は持っていますが、ある日突然想定外で釣れてしまった…という方も多いと思います。

イレギュラーであれ、意外と簡単に釣れる魚でもありますが、実際に釣れた時は嬉しさもありつつ…さて、どうしよう…となることが多いと思います。

初めて釣った際に、なるべく困らず出来るだけ美味しく食べて頂ければと思い、敢えて今回は専用の道具も使わず、皆様が一般的に思い浮かべそうなアナゴ料理にしてみました。

動画のように背開きにしたら、裏返して今度は中骨を切り落とします。

ワンポイントアドバイス的ですが、軍手をはめているので分かりにくいかもしれませんが、クロアナゴを捌いている時の動画内で、クロアナゴを押さえている左手の中指で包丁の刃先の感覚を感じながら、どのくらい包丁を持つ手に力を入れて切るか決めています。

皮一枚くらいのところに包丁の刃先を感じながら切ると、キレイに背開きにすることが出来ます。

中骨を切り落とし、背開きでの三枚卸しが完成したら、大量の塩をクロアナゴの皮に塗りヌメリがなくなるまで、流水で洗い流します。

ここまでで下処理は完成です。

あとは、どういう料理にするか…

ここからは、骨の処理がメインのお話しになります。

画像を勝手に拝借するわけにもいかないので、以下のリンク先はある方のTwitterのツイートのリンクですが、そちらのリンクの右下の写真、長い魚の骨格をご覧になり、本記事にお戻り頂ければと思います。

クロアナゴの骨格ではないと思いますが、非常に骨の配置が似ておりクロアナゴもこういった骨の構造になっていることを頭に入れて下さい。

リンクはコチラからどうぞ。

厳密に言いますと、頭の骨格の下顎の後ろにお腹周りの骨、腹骨が本来あるのですが、これは皆さんもご存じの通りで、魚を捌くことに慣れていない方が見落とし易い骨が、中骨から横に伸びている骨、これを「血合い骨」と言い、大小あれど一般的に「魚」に分類される動物には必ずあります。

先ほどのクロアナゴを捌いている動画で、捌いている時に「ボキ」という音が入っていると思いますが、これが腹骨と血合い骨を切っている音です。

この血合い骨が厄介で、体側の真ん中辺りに横一列にあり、魚が長ければ長いほど切って取り除くことが難しく、下手をすると食べる部分がほとんどなくなってしまいます。

そして、クロアナゴが嫌われ者になる一番の理由がこの血合い骨と言っても過言ではなく、イワシ類などは血合い骨があるのかないのか分からないレベルですが、クロアナゴはこの血合い骨がとても太く立派なんです。

恐らく、細長い身体で機敏に動き回り、身体を維持するためにとても重要な骨なんだと思います。

去年の晩秋に釣ったカンパチも同じ70cmほどでした。

長さは同じでも、クロアナゴとカンパチでは体高が全く異なります。

通常、カンパチなどの血合い骨は、三枚に卸した後、血合い骨の部分だけを、身ごと包丁で切り落とします。

カンパチなどは体高が高いので、血合い骨のある部位を包丁で切り落としても十分に食べる身は残ります。

しかし…

クロアナゴは…

体高が低いので血合い骨の部分を切り落としてしまうと、かなり食べる身は減ってしまいます。

そうなると、どうしても血合い骨は付けたまま何とかしようと誰しもが思うのですが、これで一番簡単なことが骨切りなんですが、クロアナゴのサイズが大きくなればなるほど、骨切りをしても思い切り骨が気になり、結論として取るしかない…となり、今度は毛抜きで抜いたり…1mサイズのクロアナゴの血合い骨を毛抜きで抜く…ハッキリ言ってやってられませんよね。

次にクロアナゴが釣れた際は、私が作るクロアナゴ料理をご紹介させて頂こうと思っていますが、ポイントは「腹」と「尾」で分けて考えることです。

嫌われ者だの、骨が太く堅いだの、今まではクロアナゴをボロカスに言ってきましたが、同じアナゴでも唯一クロアナゴの良い点は太く肉厚なところです。

腹と尾で分ける…

クロアナゴのお腹周りは、骨切りとかの骨を誤魔化す手法ではなく、物理的に骨を取り除くことをお勧め致します。

腹骨以降の尾側の部分は骨切りなどでも対処出来ます。

クロアナゴであってもやはり蒲焼が良い…という場合は、先述しました通り、腹身以降、尾側の身を丁寧に骨切りししっかりと下味を付けて弱めの火でじっくり焦げ目が付くくらい焼けば然程骨は気にならずに食べられます。

また、鮮度の良い魚は身に水分が多いこともさることながら、皮などを焼くと非常に縮みます。

特にクロアナゴの皮は厚く硬いので、通常の蒲焼よりも多めに串を刺し、しっかり皮を広げて焼いた方が皮もパリっとします。

個人的に尾側の身でお勧めな料理は天ぷらや唐揚げです。

骨切りをしっかりとし、幾分低めの温度の油でじっくり揚げることで、更に骨が気にならなくなります。

先ほど、兄妹猫のご飯の際の写真からもお分かり頂けると思いますが、クロアナゴの身はマアナゴに比べてやや硬いですが、基本的には白身で淡泊です。

油との相性も良いのでお勧めです。

腹側の身は、調理し易い大きさにブツ切りにし、血合い骨は少々面倒ですが毛抜きで抜き、腹骨は削ぎ落しアナゴ煮や天ぷら、唐揚げ、圧力鍋で煮込むのもありだと思います。

身が硬いので荷崩れしにくいです。

やはり血合い骨を抜くのは面倒だ…

と言う方は、白焼きがお勧めです。

先ほどの兄妹猫の食事のお話しの際の、クロアナゴのアラを焼いている動画からもお分かり頂けると思いますが、腹身の部分は特に脂がのっているので美味です。

ちなみに蒸しアナゴも白焼き同様にお勧めです。

シンプルに蒸しただけですが、蒲焼のタレを付けて食べても、個人的にはポン酢やワサビ醤油を付けて食べるのもお勧めです。

「焼き」や「蒸し」の場合は、最悪骨はそのまま調理し、食べる際に取り除いても宜しいかと思います。

クロアナゴはお刺身でも食べられますが、ここまでお話ししました通り、とにかく骨が問題になる魚ですので、刺身にするのはかなり難しいと思います。

魚の刺身が好きで、今まで本ブログでも釣った魚を散々刺身にしてきましたが、正直申し上げてクロアナゴは刺身にしようと思いません。w

今回のクロアナゴについては、まさに骨との闘いなんですが、骨の処理が面倒で上手くいかず、結果として食べた時に骨が気になり不味い…という印象を持ってしまっている方もいらっしゃると思います。

クロアナゴの名誉のためにも、決して不味い魚ではないので、クロアナゴが釣れた際は覚悟を決めて調理し、美味しく召し上がって頂ければと思います。

この日のクロアナゴはカタクチイワシを活餌に、泳がせ釣りで釣れましたが、虫餌でもクロアナゴは簡単に釣れます。

基本的に夜行性なので、日中釣れることは稀で、釣りをする時間は夜間や未明の方が有利ですが、先述しました通りこの日釣れたクロアナゴは白子を持っていました。

一般的に言われているクロアナゴの産卵期よりだいぶ早いのですが、恐らく産卵のために浅瀬にやってきて爆食いをしているのではないか…と見ています。

脂ののり方からなどからも、産卵に向けての準備と考える方が自然です。

虫餌での投げ釣りの場合は、流線型、もしくはウナギ針などの釣り針の胴の部分が長い針に虫餌(イソメなど)を1匹掛けにすると食いが良くなります。

クロアナゴの食事の仕方はアバウトで、口に入るものは丸飲みにします。



虫餌の垂らしの部分を敢えて長くすることで、クロアナゴへのアピールにもなります。

また、針のチモトに緑色の蛍光色を発するビーズなどを付けると食いが良くなります。

これは、イソメ系の虫餌は体液が蛍光の緑色に発色する物質が含まれているため、暗がりですと露骨に緑色に光るためです。

クロアナゴの場合、マヅメ時はあまり関係無く、暗い時且つ干満問わず潮が動いている時に活発にエサを探します。

大潮の日などの日中でも、潮が動いている時に釣れることがあります。

釣りのスタイルは探る必要はあまり無く、所謂「ぶっ込み」で待ちのスタイルで釣りをします。

目安は30分に1回程度エサの状況を確認しながら、投げては待つ…を繰り返します。

クロアナゴに限らず、アナゴ類、ウナギ類は潮回り(潮汐)の影響をモロに受け、大潮、中潮の日が断然食いが良くなります。

この日も潮回り(潮汐)は中潮、釣れたタイミングも潮が良く動いている時間帯でした。

クロアナゴが釣れたタイミング


そして、クロアナゴに限らずですが、アナゴ類は潮通しの良い場所を好みます。

北条湾で言えば製氷所の前などが狙い目なのですが、現在は大型の漁船が停泊していることや、今シーズンは城ケ島大橋周辺から製氷所の前、北条湾の入口付近で潮目が出来ておりその日その日で違いはありますが、極端に潮の流れが速い時がありあまり投げ釣り、泳がせ釣りに向きません。

花暮岸壁での釣りが無難かと思います。

青物などのようにエキサイティングなファイトもせず、ずしりと重いだけで調理も面倒臭い…

何かと嫌われてしまう要素が多いクロアナゴですが、釣れた際には是非参考にしてみて下さい。

繰り返しになりますが、この日釣れたクロアナゴは白子を持っていたことや、この日の釣りをしていて感じたことなどから、もしかすると今シーズンはあと1匹くらいアナゴ系が釣れるかな…という気もしています。

今度アナゴ系が釣れた際は、お勧めの調理法で、お勧めの魚料理をご紹介させて頂きます。

と、申し上げておきながら、次回は小潮とアナゴ系を狙うには少々厳しい潮回りですが、魚種の判別までは出来ませんでしたが、イカではない魚のフィッシュイーターもこの日はいたと思われます。

この日はサビキ釣りが厳しかったので、そもそも活餌が上手いこと用意出来ず苦戦しましたが、次回もサビキ釣りから気合いを入れて、新たなフィッシュイーターを皆様にお見せ出来るように頑張ります。

また、ご報告させて頂きます。

2023年2月23日午前6時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年2月23日午前6時頃の花暮岸壁周辺の様子

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本ブログの著者について

Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する50代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

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北条湾ではこんな魚が釣れます
GIF画像のリンク先は釣果があった時の動画(ブログ記事)です。各釣行の詳細は動画内のリンクよりご覧下さい。
サビキ釣りを楽しもう!(猫とウサギと釣りのブログ)

サビキ釣りでワカシ(ブリの幼魚)

サビキ釣りでアカネキントキ(稚魚)

サビキ釣りでボラ(トド)

サビキ釣りでチカメキントキ(稚魚)

チョイ投げでタイワンガザミ

サビキ釣りでギンガメアジ(メッキ)

チョイ投げでヘダイ(シロチヌ)

チョイ投げでイイダコ

サビキ釣りで釣った小魚をエサにイナダ(ブリの幼魚)

サンマの切り身をエサにウキ釣りでカマス(アカカマス)

サビキ釣りで釣った小魚をエサにマゴチ

チョイ投げでマハゼ(落ちハゼ)

サビキ釣りでメバル

サビキ釣りでオオモンハタ(幼魚)

サビキ釣りでイサキ(稚魚)

サビキ釣りでカタボシイワシ

サビキ釣りでメジナ(グレ・幼魚)

サビキ釣りでムツ

サビキ釣りでセイゴ(スズキの幼魚)

サビキ釣りでウミタナゴ

チョイ投げでマダイ(幼魚)

サビキ釣りで釣った魚を活餌にヒラスズキ

サビキ釣りで釣った魚を活餌にカンパチ

サビキ釣りでコノシロ

サビキ釣りで釣った魚を活餌にクロアナゴ

サビキ釣りでミナミハタンポ

サビキ釣りでメアジ

サビキ釣りで釣った魚を活餌にショゴ(カンパチの幼魚)

サビキ釣りで釣った魚を活餌にイトヒキアジ(イトヒキダイ)

サビキ釣りにまさかの「歳なし」のクロダイ

サビキに掛かったネンブツダイにマルイカ

【番外編】サビキ釣りで釣った魚をエサにアカエイ 北条湾では死にエサや活餌でも活餌が弱ってくるとエイの格好の餌食になります。

青魚(アジ・サバ・イワシ)、毒魚、頻繁に釣れる外道扱いの魚種は掲載しておりません。
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