前回の釣行時に完治したと思っていた風邪がぶり返し、微熱続きの一週間を過ごしておりましたが、釣行直前の金曜日にとうとう熱が38度まで上昇。
仕事以外では身体を動かさず、食事は消化し易い物、身体を温めなるべく眠る…など、風邪対策の基本に徹するように過ごし、何とか釣行当日には風邪の症状を落ち着かせ釣りに行って来ました。
風邪が完治していなかったのか、前回の釣行後から再び風邪がぶり返してしまいました。今は1週間もすると劇的に海の状況が変わってしまう時期でもあるので、釣りはしなくともせめて現地の様子だけでも見に行きたいのですが…どうにも熱が下がりません。トホホ…な状況ですが、最近は歳を感じます。w
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) March 18, 2023
安定的に釣果が得られている時は、ここまでしなくても良いのですが、一週間もすれば劇的に海の状況が変わってしまうかもしれない今の時期は、仮に釣りはしなくとも海の様子は見に行きたい…こんな思いで時間を絞ってピンポイントで釣りをして来ました。
午前4時過ぎの満潮の時刻辺りから、日の出辺りまで約2時間釣りをしてみました。
釣りを開始します。気温8度、天候は曇り、風は2m?3mほど、海水温は14度です。濁りもなく海水温の著しい低下もなく昨日の雨の影響はなさそうです。釣り人がそれなりにおり、思うように釣り座を確保出来ませんでしたが、日の出辺りまでやってみます。 pic.twitter.com/fxGYCC9dFW
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) March 18, 2023
前夜まで雨が降っており、ところどころまだ路面が濡れているような状況、且つ気温が低めの状況にも関わらず思いの外釣り人は多く、北条湾到着時に釣り座を選べる状況ではありませんでした。
いわき丸さんの後方に釣り座を構え、早速釣りの準備に取り掛かります。
体調も完璧とは言えず、短時間の調査的な釣行ということもあり、この日はサビキ釣りのみだけ行い様子を見ることにしました。
この子(猫)は、恐らく私達の車を覚えていて、どこかで見ているのだと思いますが、車を停め最初の釣り道具を車から降ろした途端に現れ、一緒に釣り座まで付いて来ました。
野良的にもエサの確保が厳しいんですかね…車を停めた途端にやって来ました。 pic.twitter.com/29iudrA6kN
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) March 18, 2023
気持ち的にはたくさん釣って魚をお裾分けしてあげたいのですが、その気持ちとは裏腹に海を見るだけで前回の釣行時と同じ匂いがし、不気味なくらいに静かな北条湾が目の前にあり、全く魚の気配を感じません。
すまんな…
たぶん、今日も釣れないと思うんだ…
願いも虚しく予想通り全くアタリはありません。
今日もあげる魚が釣れません… pic.twitter.com/7GmV168p1i
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) March 18, 2023
大半の状況が予想通りでしたが、唯一予想に反していたのが海水温でした。
前日、それなりの雨量の雨が降り、三崎周辺の雨量、気温も小まめにチェックしており、最悪の場合は北条湾内の海水の温度は12度くらいに下がってしまうかな…下がってしまうと更にサバっ子、ムツっ子が入って来る(北条湾内に)のが遅くなるかもな…と思っていました。
先のツイート内にもありますが、実際に北条湾で海水の温度を計ってみると、前週よりも1度高い14度でした。
これは、恐らく城ケ島と本土の間の船道の海域に、それなりの暖かい海水が流れ込んで来ていると思われ、その影響があったと思います。
ここからは、私の妄想且つ想像上でのお話しなので、必ずそうなると確約は出来ず確証もありませんので、話半分で読み進めて下さい。
雨が降っても海水温が下がらなかった…
これは、実は物凄く良い状況で、雨が降り真水が北条湾内に流れ込むと、川からの水は有機物をたくさん運んでくれます。
これに植物プランクトンが集まり大量に発生(増殖)します。
その植物プランクトンを求めて、今度は動物プランクトンが集まります。
更にその動物プランクトンを求めて、イワシ類やサバの稚魚、アジ、ムツの稚魚などの小魚がたくさんやって来ます。
ただ、この魚達が集まるというサイクルは海の水よりも冷たい川の水が流れ込んでも著しく海水の温度が下がらないことが条件となります。
今の時期はこういった、全体的なバランスが取りにくい状況で、どれか一つが欠けていたりして、予想通りの展開にならないことが多いです。
青魚は稚魚であれば尚更のことですが、海水の温度変化、広義で言えば自分達がいる環境の変化が多い海域を嫌います。
人間でも同じことが言えると思いますが、経験値がなければ環境の変化が著しいことはストレスになると思います。
今週(3/19~3/26)は、本記事を執筆時点で3/21以降ずっと雨の予報が出ています。
恐らく天気予報自体は幾分変わると思いますが、雨が多い週になると思われます。
今後の展開の鍵を握るのは、この雨と北条湾内の海水温がどのくらい変化するか…ここがポイントになると思います。
サバっ子、ムツっ子の群れは勝手な予想では近い海域まで来ていると思っています。
小魚達にとって、北条湾の最大の魅力は湾の深部に川が流れ込んでいることから、有機物が多く運ばれ他の海域より圧倒的にプランクトンが豊富なことなんです。
北条湾は対岸との距離も近く、小魚達にとっては天敵となるフィッシュイーター達にも追い込まれ易い地形でリスクもかなり高い場所です。
それでも、毎年北条湾にイワシ類を始めとする青魚などが集結するのは、圧倒的にエサが豊富だからなんです。
今週(3/19~3/26)は、予報通りになりますと、ほぼ一週間雨続きになる可能性もあります。
かなりの雨量になることも予想され、あまりに多く川の水が流れ込むと先に申し上げましたように、北条湾内全体の海水の温度が下がり過ぎてしまい、サバっ子、ムツっ子が入って来ない可能性もありますが、これだけ雨が降れば相当数プランクトンは発生しますので、一度サバっ子、ムツっ子が北条湾内に入って来れば今シーズンのサビキ釣りのスタートと言って良いと思います。
暗い時間帯に北条湾に行き、北条湾内の海面にポツポツと小さな波紋が出来ていれば、ほぼ間違いなくサバっ子、ムツっ子、もしくは違う何がしかの魚の群れがたくさん入って来ていると見て間違いありません。
植物プランクトンは光合成をする必要があり、光を求めて海の表層(海面)付近に集まる習性があります。
夏場の未明に、サビキ釣りをしていて、製氷所の前や花暮岸壁では釣果が思わしくないのに、北条湾内では青魚が釣れるのは常夜灯の位置の問題で、常夜灯と海面が近いことからこの常夜灯の光に植物プランクトンが寄って来るため、北条湾内ではサビキ釣りが好調なことがあります。
当然、植物プランクトンを求めて集まる動物プランクトンも自ずと表層付近に集まり、それを食べるサバっ子、ムツっ子などの小魚も表層付近に集まりプランクトンを食べる際に出来るのが、あの海面に出来る小さな波紋です。
更に言えば、小魚達がプランクトンを食べるために表層付近に集まっているので、フィッシュイーターが近付いて来た時の水圧で出来る波が立ち易く、北条湾では海面を注視していると、どこにどんな魚が泳いでいるのかが分かるんです。
もっと言ってしまえば、大型の肉食魚の場合、どの方向からアタックしていて何の魚なのかも粗方分かります。
外海に面した海域などではなく、内海の湾内で波や海流が穏やかな場所だから分かると言えます。
こういったことから、泳がせ釣りなどでも、どの方向のどの辺りに活餌を泳がせておけば、フィッシュイーターの通り道に当たるのかが分かることからヒット率を上げることも出来ます。
語弊のある物言いになってしまいますが、今の時期のように小魚がいない北条湾でルアーや餌木を投げても釣れないことと同じです。
ターゲットとする魚の特性を知り、何をどうやって捕食し、仮に北条湾であれば何の小魚を狙ってフィッシュイーター達がやって来るのかを知らなければ釣れるはずがありません。
ルアーや餌木の色、北条湾には常夜灯がありますが、その光りに反射した時にどういう色の反射光が出るのか…動かし方、匂い、気象の状況、海水の濁り…と言い出すと切りがありませんが、最低でもターゲットが捕食しているエサがいるのかいないのかくらいは確認しませんと、まず釣れることはありません。
ここ数年は毎年魚の動きがコロコロ変わってしまうので、断言は出来ませんが、サバっ子、ムツっ子などの小魚が北条湾内に入って来れば、それに伴ってフィッシュイーター達も入って来る可能性は高いです。
今週(3/19~3/26)は、雨量と海水温は要チェックで、一つのターニングポイントになると思っています。
こちらは本記事執筆時の海水温の状況です。

このまま少しずつ上昇に転じてくれれば尚良しです。
また、今の時期は鳥達の動きも一つの判断材料になります。
こちらは今シーズンまだ北条湾周辺にカタクチイワシとトウゴロウイワシの群れがいた頃の海鵜の大群です。
こちらはこの日撮影したものですが、北条湾の深部に集まっていたカモの群れです。
カモは海鵜と食性が違うので、必ずしも魚を捕っていたとは言い切れませんが、今日は北条湾の深部にカモが集結していました。 pic.twitter.com/z9uPt8HPbT
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) March 19, 2023
ツイートにもありますが、海鵜は海中に潜って魚を追い駆け捕食し、主に魚を食べていますが、カモは海鵜とは違い雑食性、且つ海鵜のように海中で機敏に泳げませんので、魚を食べていたわけではないかもしれませんが、何がしかの小魚がいた可能性はあります。
釣れ出すとあっという間に1年が過ぎていき、先手で対策をしているつもりが実は後手に回っていたりと、毎年今の時期は後手にならないように前年度の釣行を振り返りつつ今後の予想をしているのですが、今年ももうすぐシーズンインかと思うと待ち遠しくなります。
次回は明後日、2023/3/21に釣行を予定しております。
今週(3/19~3/26)は動きがあるのではないか…
かなりの角度で期待しておりますので、体調を万全にし臨みたいと思います。
最後になりますが、前回の釣行記事やTwitterでご紹介させて頂きました、三浦縦貫道路での「ワンストップ型ETC」の社会実験についてですが、私は2023/3/13に会員登録をし今回は通行出来るものと思っていましたが、通行出来ませんでした。
三浦縦貫道のETCについてですが、ETCを導入することが決定しているわけではなく、あくまで導入の方向での社会実験の段階なのでETCを使用する場合は登録が必要です。詳細は以下のリンク先でご確認下さい。
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) March 13, 2023
【https://t.co/jUIINM21tn】https://t.co/wiPZaAbpzD
そして、こんなものを渡されました。

料金所の料金の収受員の手元に、既にこんな案内が大量にあること自体どうなんだ…
いくら実験とは言っても、鼻から上手くいかないことが前提なのか…
事前に検証とかやらないのか…
これらを含めて、またご報告させて頂きます。
・2023年3月19日午前6時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
・2023年3月19日午前6時半頃の花暮岸壁周辺の様子

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