【三崎港・北条湾】ウルメイワシ・カタクチイワシ・マサバ・ゴマサバ・マアジ・今シーズン初青魚で五目釣り!(2023年6月3日)
今回の釣行は以下の台風※と梅雨前線の動き次第でした。
※2023年6月台風2号
台風2号あす(金)にかけて沖縄に接近 暴風や高波・高潮に厳重警戒 西~東日本も土曜日にかけて大雨に 蒸し暑さにも注意(ウェザーマップ) https://t.co/oRl0yMTUqF
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) May 31, 2023
※時間が経つとツイート内のリンクが切れてることがあります。
良い感じで外海を荒らしてくれれば、台風一過の爆釣れ…もあり得る状況で、週中より台風と梅雨前線の動きを小まめにチェックしていました。
土曜日の午前中で雨は収まり、風についても午後3時以降は次第に弱くなっていく感じで、夕マヅメから日没を中心にそのタイミングを狙って釣りに行くことにしました。
日の出直後の明るい時間帯には釣りをしていますが、今シーズンはまだ日中から夕方、そして夕マヅメから日没のタイミングで一度も釣りをしていないので、昼間の青魚の動きをチェックする意味でもちょうど良いタイミングでした。
ちなみに台風の通過直後になぜ爆釣れすることがあるのかと言いますと、外海が荒れると普段はあまり入り江や湾などに入って来ない魚も、海が荒れているのが収まるまで一時的に比較的波の穏やかな内海や湾、入り江などに避難してくることがあります。
雨がたくさん降れば海水も濁り易いです。
海水が濁れば針掛かりし易くなり、著しい濁りは別として、魚を釣る上では好条件と言えます。
今の時期のように、北条湾に少しずつ青魚を始めとする小魚が集まり始めている時期は、普段北条湾内に出入りしている魚の群れにプラスαで、普段入って来ない魚の群れが入って来る可能性もあり、そうなると少し前まで何かと言われていました、魚達が北条湾内で所謂「密」の状態になり絶対数が増えることで更に魚が釣り易くなります。
運が良ければ思わぬ釣果も期待出来ます。
こういうことから、この日は日没の2時間前から釣りが出来るように北条湾を目指しました。
午後5時頃には北条湾に到着していたのですが、釣りの準備云々でツイートした時間はかなり遅くなってしまいましたが、当日の状況はこんな感じでした。
異例の土曜日の夕方ですが、釣りを開始してます。台風一過の万が一に賭けて来てみました。思いの外湾内に濁りはなく、海水温も20度あります。風は1m程度ですが、暑がりな私は汗かきまくりです。ちなみに気温さ22度です。日没後、様子を見て帰りたいと思います。 pic.twitter.com/GodKqiOQ5b
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 3, 2023
北条湾の深部には狭塚川(さつかがわ)という川が流れ込んでおり、かなりの量の雨が降ったので、川から流れ込む真水の影響で海水の温度が下がっていないか些か懸念しておりましたが、それほど影響は受けておらず海水温は20度ありました。
釣りを開始して、第一投目からアジがヒット。
今日はアジからスタートです。 pic.twitter.com/G3fRwM07mC
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 3, 2023
久しぶりにネンブツダイ以外の魚からスタート出来、気を良くしていると、入れ食いというほどではありませんが、コンスタントに次々に魚がヒットします。
アジに続いてムツっ子です。
ムツっ子です。 pic.twitter.com/PJSZeBPSb6
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この日はサビキ釣りの竿を4本出していたのですが、家内と二人で捌くのが精一杯で、出来るだけリアルタイムでツイートを…などと考えていたせいか、何の魚が釣れたのか記載せず動画だけツイートしていました。
ちなみにウルメイワシです。
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 3, 2023
続いてサバっ子です。
サバっ子です。 pic.twitter.com/SSkw2LYNLj
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こちらも無記載ですが、カタクチイワシ(シコイワシ)です。
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 3, 2023
外道が混じらず気分良く釣りをしていたので、存在を忘れかけていましたが、ネンブツダイも混じり始めます。
やっぱりこの方もきました…ネンブツダイです。 pic.twitter.com/5LWfh547TF
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コンスタントに釣れ続けていたので、フグの動画なんかどうでも良いかな…とも思いましたが、やはり釣れた魚はどんな魚でもお伝えしようと思い、一応ツイートしました。
クサフグです。
お呼びでないクサフグです。 pic.twitter.com/7qnxwOKeUK
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 3, 2023
陽も暮れ始めた頃、少し気になったことが、ウルメイワシ、カタクチイワシがこれだけコンスタントに釣れるのであれば、それなりの群れの数で北条湾内に入って来ている可能性が高く、冒頭で申し上げました台風などの影響で一時的に北条湾内に逃げ込んで来たのではなく、今シーズンのウルメイワシ、カタクチイワシはこの時間帯に北条湾内に入って来るサイクルで動いているのではないか…
私が普段釣りに行く時間帯、暗い時間帯から朝マヅメ、日の出…この時間帯に釣れないということも考慮しますと、恐らく夕方から夕マヅメ、頑張って日没辺りまでで、暗くなると北条湾から出て行っているのではないか…
この日はこれをキチンと確認しようと思いました。
連投ですみません、五目釣りになっており、釣りに参加するためしばらくツイート出来ないと思います…
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 3, 2023
サビキ仕掛けも、出来るだけイワシ類に効果があり且つ実績もあるサビキ仕掛けに変更。
何時までイワシ類は釣れるのか…
コロナ禍以降、釣り人が急に増えたことや、狭い北条湾内にフィッシュイーター達が頻繁にやって来るようになり、イワシ類、サバ類は暗い時間帯に北条湾内に入って来ない傾向が非常に強いです。
魚達もバカではないので、日々いろいろ考えリスクを回避しつつ、自分達もご飯に有り付くためにどのタイミングで北条湾という餌場に行くのか…
こういったことから、毎年魚達の動きが地味に変わっていくのですが、コロナ禍以降は二極化している傾向があり、明から暗、つまり日中から夜、暗から明、未明から朝、どちらの時間帯にイワシ類、サバ類が北条湾へやって来るのかは毎年変わっています。
ただ、これも同じ種の魚でハッキリ分かれているわけではなく、現にこの日も明るい時間帯から夕マヅメまでサバは釣れていますが、数が圧倒的に朝の方が良く釣れます。
これから朝でも釣れるようにはなってくると思いますが、この日の釣行時点ではイワシ類に関してはまだ明け方に釣果は確認出来ていません。
仕事の都合等で私は未明から朝に掛けて釣りをすることが多いですが、自分でその時間帯に釣りに行っていて言うのもなんですが、私が釣りをしている時間帯が今シーズンは一番効率が悪いと思います。
この日の時点では、明け方に釣りをすると釣れる魚種も限られている上に、スレも酷く毎回釣りにくさを感じながら釣りをしています。
釣果優先であれば、午後4時くらいから午後8時くらいまでが一番魚種も豊富に良く釣れると思います。
この日は日没直前まで、青魚は釣れ続けメバルが釣れた後は、フェードアウトするように念仏+フグ祭りになっていきました。
メバルがきました。この子は20cm以下なので海へお帰り頂きました。 pic.twitter.com/01yy3dUq5n
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活餌も十分に確保出来ていたので、フィッシュイーターが入って来るのを少し待つことにしました。
サビキはだいぶネンブツダイ、フグの割合が高くなってきました。ここからは泳がせの様子次第で帰ります。今のところフィッシュイーターの気配はありません。
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表面的にはフィッシュイーターの気配もなく、帰ろうか悩み始めた頃、ちょうど私が泳がせ釣りの仕掛けを投げ込んでいる辺りで、海中で何か大きな物体が動く時に出来る、盛り上がるような波が出来ます。
人でも潜っていなければ、魚が作る波でサイズからするとかなり大きな魚です。
その後、念のため活餌を付け替え、再び同じ場所に投入ししばらく様子を見ていました。
フィッシュイーターにロックオンされ、活餌が激しく暴れることもなく、そもそも盛り上がる波の出来方も非常にゆっくりで、フィッシュイーターの活性は恐ろしく低かったです。
盛り上がる波を見てから30分ほど様子を見ていましたが、その後2時間も3時間も待っていれば、何れはフィッシュイーターの活性も上がったかもしれませんが、いつ活性が上がるかも分からず、自宅で猫とウサギが待っているので、この日はここで納竿としました。
完全に陽が落ちました。一度だけ波が盛り上がり真下に大きな魚がいる波が出来ましたが、それ以降イーターの気配は感じられませんでした。この辺で納竿とします。台風のお陰で普段と違う時間帯に釣りをし、今シーズンの青魚の動きがだいぶ読めました。この辺は後ほどブログにまとめさせて頂きます。
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 3, 2023
この日の釣果はこんな感じになりました。

釣り自体は3時間ほどやっていましたが、後半の1時間は日没後にサビキ釣りで念仏祭りが開催されていたこともあり、泳がせ釣りに集中していました。
こちらはこの日釣れた魚種、且つ持ち帰ったものです。

左からマサバ、ゴマサバ、マアジ、ムツ、右にいってウルメイワシ、カタクチイワシ(シコイワシ)です。
マサバで15cmほど、ゴマサバが18cm、ウルメイワシは13cmくらいのものが主でした。
光の加減でゴマサバの体側の斑点が映っていませんが、ゴマサバです。w
サバはマサバ、ゴマサバ問わず成長の早い魚なんですが、今釣れているゴマサバはサイズが大きくなり過ぎて泳がせ釣りの活餌には厳しい感じになってきました。
今シーズンは北条湾内のプランクトンが豊富なようで、本当に成長が早く良く太っており、例年ですと夏頃からサバっ子の群れは北条湾を離れ始めるのですが、このままいくと25cm、30cmクラスに迫る個体も釣れるかもしれません。
好調なサバっ子に対して、ムツっ子の成長は例年通りに見受けられますが、本来雨が多くなってくる今の時期にはもっと釣れてもおかしくないのですが、イマイチ数が釣れません。
寄っている群れの数が少ないんだと思われます。
サバ類とイワシ類に関しては先述した通りなのですが、今シーズンのアジはムツっ子とは対照的にかなりの数の群れが寄っていると思われます。
北条湾で釣れるアジは、比較的マメアジや小アジのサイズのものはあまり釣れず、数釣りは難しいですが15cm~25cmくらいのアジが釣れることが多いです。
今シーズンはアジに関しては過去にあまり記憶がないくらい、サイズこそ小さいですが数釣りが出来ています。
そして、なぜかネンブツダイとセットになって釣れることが多く、正直申し上げてネンブツダイが鬱陶しいですが昼夜を問わずに釣れています。
日中もそれなりに釣れていますので、夜間や未明などの釣りがしにくい暗い時間帯ではなく、お子様連れでの釣行の場合は日中の釣行をお勧め致します。
仮に今回の釣果の中で、骨格が柔らかい魚をランキングしますと…
1位:ムツ
2位:アジ
3位:ウルメイワシ
4位:カタクチイワシ
5位:サバ
こんな感じです。
魚で一番硬い部位と言えば、やはり頭(顔)なんですが、あまり魚料理に慣れていらっしゃらない方は、サビキ釣りで釣れる魚はサイズが小さいこともあり、どうしても魚を捌く過程でどんどん魚の身(可食部)が少なくなってしまうと思います。
今釣れているアジとムツ※であれば、腸(内臓)だけ取り除き、頭から丸ごと市販の唐揚げ粉ではなく、片栗粉だけまぶして少し高めの温度の油で揚げてみて下さい。
※頑張ってウルメイワシ。
片栗粉は丁寧に良くまぶして下さい。
片栗粉であれば焦げにくく油跳ねもしにくいです。
揚げたあと、そのままですと魚の身の味しかしないので、塩を振っても良し、醤油でも良し、意外と何のソース、調味料でも合いますが、個人的には岩塩などがお勧めです。
時間が経つと、当たり前ですが魚も成長してしまいます。
アジ、ムツの成長の度合いにもよりますが、6月中であれば上記の方法で調理して頭から丸ごと食べられると思います。
釣りは釣った魚を食べるまでが釣り…個人的にはこう思っているのですが、釣りでの困りごとの一つが実は魚料理であるとも言えます。
お子様と釣りに行かれた際には是非お試し下さい。
この日の我が家の兄妹猫の食事ですが、釣りに行ったのが夕方から夜間に掛けてだったので、釣りに行った日の夕食と翌日の朝食時に釣った魚を焼いてあげました。
昨夜の兄妹猫の夕食はアジとサバを焼いてあげました。昨日はマサバも釣れたので成長が早いゴマサバは人間が頂き、比較的小さいマサバを兄妹猫にお裾分けしました。今シーズンのサバっ子はエサが豊富なんだと思いますが、本当に良く太っており焼くと一丁前に脂跳ねします。美味かったと思います。 pic.twitter.com/iCun2RKOwB
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 3, 2023
いつも釣りに行く時間帯ではない時間に釣りをしたので、次回から…というわけにはいかないかもしれませんが、この日の釣行でウルメイワシとカタクチイワシ(シコイワシ)が北条湾周辺に寄っていることは確認出来ました。
もう少しすれば、サバ、アジがメインの今の兄妹猫の食事に、イワシ類も追加してあげられると思います。
昨夜の夕食はサバとアジを焼いてあげました。兄猫は「チラ見」ではなく「ガン見」で減っていく妹猫のご飯を見つめていました。何も残らず大人しくフレームアウトしたかと見せかけ、再び登場し残っていないことを確認するとシレッと追加を待ち始めたのでここで終了しました。whttps://t.co/NJTqjmUsIj pic.twitter.com/i4OgCZM9mr
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 3, 2023
翌日の兄妹猫の朝食ですが、ラッキーなのかアンラッキーなのか分かりませんが、人間用の魚料理を調理し終わった後、猫用の魚を選別していると本来人間用に調理しようと思っていたウルメイワシが1匹だけ残っているのが発見されました。
本当は兄妹猫の朝食はサバのみにする予定でしたが、人間用の料理は作り終えてしまっていたのでたった1匹ですが、兄妹猫にお裾分けしました。
緑色のお皿の真ん中に1匹だけいる細い魚がウルメイワシです。
兄妹猫の本日の朝食は昨日釣ったサバと、調理し忘れ後々発見されたウルメイワシ1匹です。緑色のお皿の真ん中の少々小さい魚がウルメイワシです。動画はアップしませんが、あと一食分サバっ子が残っている感じです。サイズアップが著しく、そろそろ血眼になって数を釣らなくても良くなってきました。 pic.twitter.com/vpjCQY4tfB
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 4, 2023
ほぐし身を作っていて感じるのは、今の段階ですとサバの方が食べていて断然美味しいと思います。
まだウルメイワシはサイズが小さ過ぎて脂感がなくパサパサなんですよね。
焼きでも生でもサバの身を触ると手に脂が付きます。
兄猫があまりに妹猫のご飯を見るので妹猫の怒りに触れガンを飛ばされていました。兄猫は妹猫に怒られるので協力動かずハシビロコウ状態に。めげずにひたすら待ち続けましたが待った甲斐もなく何も残りませんでした。最後は私と家内に追加を目で訴えかけながフレームアウト。whttps://t.co/0MXJcWrzrV pic.twitter.com/wd95aJnnpy
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 4, 2023
人間用の魚料理は、ここのところ作る魚料理が被っていて恐縮ですが、アジとムツは南蛮漬け、ウルメイワシとカタクチイワシ(シコイワシ)はフライ、サバ(ゴマサバ)は押し寿司にしてみました。

アジとムツの南蛮漬け


ウルメイワシとカタクチイワシのフライ


ゴマサバの押し寿司

南蛮漬けに関しましては、先述の片栗粉で作るアジの唐揚げと作る工程は途中まで同じです。
先述のアジの唐揚げを作った後、醤油:大さじ3、酢:250cc、砂糖:大さじ6、水:大さじ4くらいの割合でタレを作り、細切りにしたピーマンやニンジンなどと一緒に30分ほど油で揚げたアジを漬け込んでおけばOKです。
各調味料の割合はあくまで目安で、塩気を強くするのであれば醤油を多め、酸味を弱くするのであれば酢は少なめなど、味見をしながら作ってみて下さい。
酸っぱい料理自体があまり子供受けしないこともあり、唐揚げをご紹介させて頂いただけですので、お子様の好みに合わせて作って頂ければと思います。
余談ですが、「酢」は骨を柔らかくする効果がありますので、唐揚げよりも南蛮漬けにした方が、幾分骨は柔らかくなります。
ウルメイワシとカタクチイワシのフライですが、今シーズン初のウルメイワシのフライを作りました。
私はこれが好物で、ビールに良く合い酒が進んでしまいます。
サイズ的に油で揚げても頭は気になるサイズでしたので、頭は切り落とし腸を取り除いて小麦粉⇒溶き卵⇒パン粉を付けて油で揚げただけです。
元々青魚とサラダ油の相性は良いと言われますが、今釣れるウルメイワシは所謂若魚で脂感が少なく身は火を通すとフワフワになり、骨まで柔らかくある意味今しか食べられない食感です。
どこぞのスイーツではありませんが、外はサクサク、中はフワフワ…みたいな感じです。
衣を付けて揚げるのが少々手間ですが、魚自体の下処理は然程面倒ではありません。
南蛮漬けとは逆に、イワシ類のフライはお子様には一番喜ばれる魚料理かと思います。
最後にゴマサバの押し寿司ですが、サバを生食する場合は自己責任でお願いします。
サバの生食を奨励しているものではなく、前回の記事でサバの生食については詳しくお話しさせて頂きました。
宜しければご一読下さい。
※前回の釣行記事。(記事下部魚料理についてお話ししている辺りです)
この押し寿司1本を作るのに使ったゴマサバは18cmくらいのサイズのものを4匹使いました。
ゴマサバを三枚に卸し、腹骨を削ぎ落し、酢飯の上に大葉とゴマサバの身をのせて、型で押し付けるだけです。
これから夏になり気温が高くなる季節ですが、これはサバに限ったお話しではなく青魚全般に言えることで、青魚は種類によって若干の違いはあるものの、他の魚に比べて非常に足が早い※です。
※腐り易い
青魚…や、白身魚…などの呼び方は学術分類ではなく、見た目などからある意味勝手に分類し呼んでいる呼び名です。
その青魚と呼ばれる魚種に共通していることが筋肉が多い魚なんです。
筋肉=血合いの部分が多く、魚が死ぬと内臓は元より筋肉も1分1秒を争う勢いで腐敗が始まります。
故、ブログでしつこいくらいに鮮度の保ち方を毎年気温が上がってくるとご説明させて頂いています。
ある程度のサイズの青魚が釣れれば、やはり釣りをする人であれば一度は自分で釣った魚を刺身で食べてみたい…こう思うと思います。
しかし、青魚が一番釣り易い時期はどうしても気温が高い時期です。
極論を言えば、釣った瞬間から鮮度を意識して保管し持ち帰らないと、折角の釣りたての青魚がスーパーで買って来た青魚より鮮度も味も落ちてしまいます。
Twitterでのライブ配信などを良くご覧頂く方はお分かりかもしれませんが、ここ1ヶ月ほどは釣りをしているメインが家内で私は頻繁にバケツの海水を取り換えているのがお分かり頂けると思います。
現在は泳がせ釣りも同時並行して行っているので、活餌を元気に生かしておく…という理由もありますが、活餌に使わない青魚の鮮度を保つためでもあるんです。
バケツの中の海水の温度を上げず、なるべく釣った青魚を活かしておくことが一番鮮度が保てるわけですが、水族館の水槽ではないのでどうしても力尽きてしまいます。
では、釣った瞬間に全てクーラーボックスに入れれば良いのか…
気温の高い時期にそんなことをしていたんでは、そもそもクーラーボックスの意味がなく、クーラーボックスの中は常温になり、氷や保冷剤などもすぐに溶けてしまいます。
では、どうすれば良いのか…
出来るだけクーラーボックスを開ける回数は減らします。
そのためにバケツの海水を小まめに替え、出来るだけ釣った魚を生かしておきます。
バケツに釣った青魚がある程度溜まったら、そこで一気にバケツからクーラーボックスに魚を移します。
クーラーボックスにはロックアイスなどの氷を敷き詰め、氷の頭が少し出るくらい海水を入れておきます。
なぜロックアイスなのか…
なぜ氷を敷き詰めるのか…
保冷剤や大きな氷の塊を数個入れ、クーラーボックスの中で保冷剤や氷に遊びがある状態ですと、車などで移動する際に氷の塊や保冷剤で釣った魚が潰れてしまうためです。
更に言えば、釣った魚を入れるために回数は最小限に抑えたとしても、クーラーボックスは必ず開けなければならず、クーラーボックスの中の海水の温度にムラが出来てしまうんです。
ちなみにクーラーボックスに氷だけを入れて、そこへ釣れた魚を入れるのはNGです。
魚を直接氷に付けてしまうと、氷焼けを起こし白っぽく変色したり魚の身が水っぽくなってしまいます。
凍らせた豆腐が一番分かり易いんですが、魚に限らず食品を凍らせると氷の結晶が出来ます。
この水が氷る時に出来る結晶が、食品の細胞などを破壊し、解凍する際に凍って固体になった水が液体に戻る際に結晶で破壊された空間に水が入り込み、最近はドリップなどと言われたりしますが、旨味や出汁の成分が水と一緒に外に出てしまうため美味しくない…つまり旨味が足らない…という風に感じてしまいます。
こういうことから、氷に直接魚を付けてしまい、一部分、且つ一時的にでも凍った状態に近くしてしまうと、上記と同じ現象が起きて旨味を感じなくなります。
これが氷焼けです。
余談ですが、最近では庶民の味ではなく、高級魚になってしまったサンマ。
サンマにはその年に獲れた新サンマと前年度獲れたサンマを冷凍しておく解凍サンマがあります。
冷凍…と言いますが、カチンコチンに氷のように冷凍するのではなく、海水に近い成分にした特殊な水をシャーベット状にした状態で保存しています。
海水に近い成分にするのは、色落ちしないようにするためで、シャーベット状で保存するのは先述しました通り、結晶を作らせないギリギリの低温で保存し味を落とさないためです。
このように青魚の保存は非常に繊細で、手を抜くとすぐに鮮度も落ち味も落ちてしまいます。
水道水(真水)を入れるのもNGで、海水が一番冷え易く魚の色落ちもしません。
どうしても夏場など気温が非常に高い時は、気を使ってもどんどん氷は溶けてしまいます。
私は勝手に「追い氷」とか呼んでいますが、氷が溶けてしまったり、今の時期は釣りから帰る際に帰路で一番近いコンビニでロックアイスをクーラーボックスに追加して帰っています。
概ね、北条湾から自宅まで40分ほどですが、この移動の時間も気を使わないと、鮮度がどんどん落ちてしまいます。
鮮度、鮮度と言いますが、釣った魚を常温で放置しそれを持ち帰ったような場合は別ですが、多少でもクーラーボックスで冷やしてあれば自宅に帰った時点で既に釣った魚が腐っていて食べられなかった…というようなことは、まず有り得ませんが、なぜここまでサビキ釣りで釣った青魚に限ってはしつこく鮮度と言い続けるのか…
魚を捌くことに不慣れな方は特にそうですが、鮮度が落ちてくると青魚は身が緩く※なり魚を捌きにくくなるからです。
※腐敗が進行している現れです
魚はサイズが大きければ大きいほど捌き易く、魚を捌くことに不慣れな方でも何とか形には出来ます。
しかし、サビキ釣りで釣れる魚のサイズは然程大きくないので、身が緩くなると非常に捌きにくくなり、上手く捌けずぐグチャグチャになってしまい、最終的に釣った魚の数の割りには食べられる身がほとんど取れなかった…ということにもなり得ます。
記事中でも申し上げましたが、今は日中でもそれなりに青魚が北条湾では釣れています。
北条湾は足場も良く非常に釣りがし易い釣り場です。
お子様と釣りに行かれる際は特にだと思いますが、出来るだけ釣った魚は食べさせてあげたいと思うと思います。
そこで、重要になってくるのが、魚を釣ることはもちろんなんですが、釣った魚を如何に鮮度が良い状態で持ち帰るか…
これは魚を釣ることと同様に非常に重要なことです。
釣った魚を美味しく食べるために、改めて意識を持って頂ければと思います。
次回は潮回りが小潮、天気は雨…
記事執筆前日に関東の梅雨入りが発表されたので、しばらくは雨の釣行も覚悟しなければなりませんが、雨だけならともかく追い打ちを掛けるように潮回りが小潮…何となくテンションが上がらない釣行になるかもしれません。
とは言え、釣りに行かなければ釣れるものも釣れません。
また、ご報告させて頂きます。
・2023年6月3日午後9時頃の北条湾岸壁周辺の様子
・2023年6月3日午後9時頃の花暮岸壁周辺の様子

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