Twitter YouTube TikTok

猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  サバ  アジ  ウルメイワシ  カタクチイワシ  ムツ  青魚  

【三崎港・北条湾】ウルメイワシ・カタクチイワシ・マサバ・ゴマサバ・マアジ・今シーズン初青魚で五目釣り!(2023年6月3日)

こんにちは。

今回の釣行は以下の台風※と梅雨前線の動き次第でした。

※2023年6月台風2号



※時間が経つとツイート内のリンクが切れてることがあります。

良い感じで外海を荒らしてくれれば、台風一過の爆釣れ…もあり得る状況で、週中より台風と梅雨前線の動きを小まめにチェックしていました。

土曜日の午前中で雨は収まり、風についても午後3時以降は次第に弱くなっていく感じで、夕マヅメから日没を中心にそのタイミングを狙って釣りに行くことにしました。

日の出直後の明るい時間帯には釣りをしていますが、今シーズンはまだ日中から夕方、そして夕マヅメから日没のタイミングで一度も釣りをしていないので、昼間の青魚の動きをチェックする意味でもちょうど良いタイミングでした。

ちなみに台風の通過直後になぜ爆釣れすることがあるのかと言いますと、外海が荒れると普段はあまり入り江や湾などに入って来ない魚も、海が荒れているのが収まるまで一時的に比較的波の穏やかな内海や湾、入り江などに避難してくることがあります。

雨がたくさん降れば海水も濁り易いです。

海水が濁れば針掛かりし易くなり、著しい濁りは別として、魚を釣る上では好条件と言えます。

今の時期のように、北条湾に少しずつ青魚を始めとする小魚が集まり始めている時期は、普段北条湾内に出入りしている魚の群れにプラスαで、普段入って来ない魚の群れが入って来る可能性もあり、そうなると少し前まで何かと言われていました、魚達が北条湾内で所謂「密」の状態になり絶対数が増えることで更に魚が釣り易くなります。

運が良ければ思わぬ釣果も期待出来ます。

こういうことから、この日は日没の2時間前から釣りが出来るように北条湾を目指しました。

午後5時頃には北条湾に到着していたのですが、釣りの準備云々でツイートした時間はかなり遅くなってしまいましたが、当日の状況はこんな感じでした。



北条湾の深部には狭塚川(さつかがわ)という川が流れ込んでおり、かなりの量の雨が降ったので、川から流れ込む真水の影響で海水の温度が下がっていないか些か懸念しておりましたが、それほど影響は受けておらず海水温は20度ありました。

釣りを開始して、第一投目からアジがヒット。



久しぶりにネンブツダイ以外の魚からスタート出来、気を良くしていると、入れ食いというほどではありませんが、コンスタントに次々に魚がヒットします。

アジに続いてムツっ子です。



この日はサビキ釣りの竿を4本出していたのですが、家内と二人で捌くのが精一杯で、出来るだけリアルタイムでツイートを…などと考えていたせいか、何の魚が釣れたのか記載せず動画だけツイートしていました。

ちなみにウルメイワシです。



続いてサバっ子です。



こちらも無記載ですが、カタクチイワシ(シコイワシ)です。



外道が混じらず気分良く釣りをしていたので、存在を忘れかけていましたが、ネンブツダイも混じり始めます。



コンスタントに釣れ続けていたので、フグの動画なんかどうでも良いかな…とも思いましたが、やはり釣れた魚はどんな魚でもお伝えしようと思い、一応ツイートしました。

クサフグです。



陽も暮れ始めた頃、少し気になったことが、ウルメイワシカタクチイワシがこれだけコンスタントに釣れるのであれば、それなりの群れの数で北条湾内に入って来ている可能性が高く、冒頭で申し上げました台風などの影響で一時的に北条湾内に逃げ込んで来たのではなく、今シーズンのウルメイワシカタクチイワシはこの時間帯に北条湾内に入って来るサイクルで動いているのではないか…

私が普段釣りに行く時間帯、暗い時間帯から朝マヅメ、日の出…この時間帯に釣れないということも考慮しますと、恐らく夕方から夕マヅメ、頑張って日没辺りまでで、暗くなると北条湾から出て行っているのではないか…

この日はこれをキチンと確認しようと思いました。



サビキ仕掛けも、出来るだけイワシ類に効果があり且つ実績もあるサビキ仕掛けに変更。

何時までイワシ類は釣れるのか…

コロナ禍以降、釣り人が急に増えたことや、狭い北条湾内にフィッシュイーター達が頻繁にやって来るようになり、イワシ類、サバ類は暗い時間帯に北条湾内に入って来ない傾向が非常に強いです。

魚達もバカではないので、日々いろいろ考えリスクを回避しつつ、自分達もご飯に有り付くためにどのタイミングで北条湾という餌場に行くのか…

こういったことから、毎年魚達の動きが地味に変わっていくのですが、コロナ禍以降は二極化している傾向があり、明から暗、つまり日中から夜、暗から明、未明から朝、どちらの時間帯にイワシ類、サバ類が北条湾へやって来るのかは毎年変わっています。

ただ、これも同じ種の魚でハッキリ分かれているわけではなく、現にこの日も明るい時間帯から夕マヅメまでサバは釣れていますが、数が圧倒的に朝の方が良く釣れます。

これから朝でも釣れるようにはなってくると思いますが、この日の釣行時点ではイワシ類に関してはまだ明け方に釣果は確認出来ていません。

仕事の都合等で私は未明から朝に掛けて釣りをすることが多いですが、自分でその時間帯に釣りに行っていて言うのもなんですが、私が釣りをしている時間帯が今シーズンは一番効率が悪いと思います。

この日の時点では、明け方に釣りをすると釣れる魚種も限られている上に、スレも酷く毎回釣りにくさを感じながら釣りをしています。

釣果優先であれば、午後4時くらいから午後8時くらいまでが一番魚種も豊富に良く釣れると思います。

この日は日没直前まで、青魚は釣れ続けメバルが釣れた後は、フェードアウトするように念仏+フグ祭りになっていきました。



活餌も十分に確保出来ていたので、フィッシュイーターが入って来るのを少し待つことにしました。



表面的にはフィッシュイーターの気配もなく、帰ろうか悩み始めた頃、ちょうど私が泳がせ釣りの仕掛けを投げ込んでいる辺りで、海中で何か大きな物体が動く時に出来る、盛り上がるような波が出来ます。

人でも潜っていなければ、魚が作る波でサイズからするとかなり大きな魚です。

その後、念のため活餌を付け替え、再び同じ場所に投入ししばらく様子を見ていました。

フィッシュイーターにロックオンされ、活餌が激しく暴れることもなく、そもそも盛り上がる波の出来方も非常にゆっくりで、フィッシュイーターの活性は恐ろしく低かったです。

盛り上がる波を見てから30分ほど様子を見ていましたが、その後2時間も3時間も待っていれば、何れはフィッシュイーターの活性も上がったかもしれませんが、いつ活性が上がるかも分からず、自宅で猫とウサギが待っているので、この日はここで納竿としました。



この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年6月4日 北条湾釣行 釣果


釣り自体は3時間ほどやっていましたが、後半の1時間は日没後にサビキ釣りで念仏祭りが開催されていたこともあり、泳がせ釣りに集中していました。

こちらはこの日釣れた魚種、且つ持ち帰ったものです。

2023年6月4日 北条湾釣行 釣れた魚種


左からマサバ、ゴマサバ、マアジムツ、右にいってウルメイワシカタクチイワシ(シコイワシ)です。

マサバで15cmほど、ゴマサバが18cm、ウルメイワシは13cmくらいのものが主でした。

光の加減でゴマサバの体側の斑点が映っていませんが、ゴマサバです。w

サバはマサバ、ゴマサバ問わず成長の早い魚なんですが、今釣れているゴマサバはサイズが大きくなり過ぎて泳がせ釣りの活餌には厳しい感じになってきました。

今シーズンは北条湾内のプランクトンが豊富なようで、本当に成長が早く良く太っており、例年ですと夏頃からサバっ子の群れは北条湾を離れ始めるのですが、このままいくと25cm、30cmクラスに迫る個体も釣れるかもしれません。

好調なサバっ子に対して、ムツっ子の成長は例年通りに見受けられますが、本来雨が多くなってくる今の時期にはもっと釣れてもおかしくないのですが、イマイチ数が釣れません。

寄っている群れの数が少ないんだと思われます。

サバ類とイワシ類に関しては先述した通りなのですが、今シーズンのアジムツっ子とは対照的にかなりの数の群れが寄っていると思われます。

北条湾で釣れるアジは、比較的マメアジや小アジのサイズのものはあまり釣れず、数釣りは難しいですが15cm~25cmくらいのアジが釣れることが多いです。

今シーズンはアジに関しては過去にあまり記憶がないくらい、サイズこそ小さいですが数釣りが出来ています。

そして、なぜかネンブツダイとセットになって釣れることが多く、正直申し上げてネンブツダイが鬱陶しいですが昼夜を問わずに釣れています。

日中もそれなりに釣れていますので、夜間や未明などの釣りがしにくい暗い時間帯ではなく、お子様連れでの釣行の場合は日中の釣行をお勧め致します。

仮に今回の釣果の中で、骨格が柔らかい魚をランキングしますと…

1位:ムツ
2位:アジ
3位:ウルメイワシ
4位:カタクチイワシ
5位:サバ

こんな感じです。

魚で一番硬い部位と言えば、やはり頭(顔)なんですが、あまり魚料理に慣れていらっしゃらない方は、サビキ釣りで釣れる魚はサイズが小さいこともあり、どうしても魚を捌く過程でどんどん魚の身(可食部)が少なくなってしまうと思います。

今釣れているアジとムツ※であれば、腸(内臓)だけ取り除き、頭から丸ごと市販の唐揚げ粉ではなく、片栗粉だけまぶして少し高めの温度の油で揚げてみて下さい。

※頑張ってウルメイワシ。

片栗粉は丁寧に良くまぶして下さい。

片栗粉であれば焦げにくく油跳ねもしにくいです。

揚げたあと、そのままですと魚の身の味しかしないので、塩を振っても良し、醤油でも良し、意外と何のソース、調味料でも合いますが、個人的には岩塩などがお勧めです。

時間が経つと、当たり前ですが魚も成長してしまいます。

アジ、ムツの成長の度合いにもよりますが、6月中であれば上記の方法で調理して頭から丸ごと食べられると思います。

釣りは釣った魚を食べるまでが釣り…個人的にはこう思っているのですが、釣りでの困りごとの一つが実は魚料理であるとも言えます。

お子様と釣りに行かれた際には是非お試し下さい。

この日の我が家の兄妹猫の食事ですが、釣りに行ったのが夕方から夜間に掛けてだったので、釣りに行った日の夕食と翌日の朝食時に釣った魚を焼いてあげました。



いつも釣りに行く時間帯ではない時間に釣りをしたので、次回から…というわけにはいかないかもしれませんが、この日の釣行でウルメイワシとカタクチイワシ(シコイワシ)が北条湾周辺に寄っていることは確認出来ました。

もう少しすれば、サバ、アジがメインの今の兄妹猫の食事に、イワシ類も追加してあげられると思います。



翌日の兄妹猫の朝食ですが、ラッキーなのかアンラッキーなのか分かりませんが、人間用の魚料理を調理し終わった後、猫用の魚を選別していると本来人間用に調理しようと思っていたウルメイワシが1匹だけ残っているのが発見されました。

本当は兄妹猫の朝食はサバのみにする予定でしたが、人間用の料理は作り終えてしまっていたのでたった1匹ですが、兄妹猫にお裾分けしました。

緑色のお皿の真ん中に1匹だけいる細い魚がウルメイワシです。



ほぐし身を作っていて感じるのは、今の段階ですとサバの方が食べていて断然美味しいと思います。

まだウルメイワシはサイズが小さ過ぎて脂感がなくパサパサなんですよね。

焼きでも生でもサバの身を触ると手に脂が付きます。



人間用の魚料理は、ここのところ作る魚料理が被っていて恐縮ですが、アジとムツは南蛮漬け、ウルメイワシとカタクチイワシ(シコイワシ)はフライ、サバ(ゴマサバ)は押し寿司にしてみました。

アジとムツの南蛮漬け

アジとムツの南蛮漬け

アジとムツの南蛮漬け

ウルメイワシとカタクチイワシのフライ

ウルメイワシとカタクチイワシのフライ

230604-003835.jpg

ゴマサバの押し寿司

ゴマサバの押し寿司

ゴマサバの押し寿司


南蛮漬けに関しましては、先述の片栗粉で作るアジの唐揚げと作る工程は途中まで同じです。

先述のアジの唐揚げを作った後、醤油:大さじ3、酢:250cc、砂糖:大さじ6、水:大さじ4くらいの割合でタレを作り、細切りにしたピーマンやニンジンなどと一緒に30分ほど油で揚げたアジを漬け込んでおけばOKです。

各調味料の割合はあくまで目安で、塩気を強くするのであれば醤油を多め、酸味を弱くするのであれば酢は少なめなど、味見をしながら作ってみて下さい。

酸っぱい料理自体があまり子供受けしないこともあり、唐揚げをご紹介させて頂いただけですので、お子様の好みに合わせて作って頂ければと思います。

余談ですが、「酢」は骨を柔らかくする効果がありますので、唐揚げよりも南蛮漬けにした方が、幾分骨は柔らかくなります。

ウルメイワシとカタクチイワシのフライですが、今シーズン初のウルメイワシのフライを作りました。

私はこれが好物で、ビールに良く合い酒が進んでしまいます。

サイズ的に油で揚げても頭は気になるサイズでしたので、頭は切り落とし腸を取り除いて小麦粉⇒溶き卵⇒パン粉を付けて油で揚げただけです。

元々青魚とサラダ油の相性は良いと言われますが、今釣れるウルメイワシは所謂若魚で脂感が少なく身は火を通すとフワフワになり、骨まで柔らかくある意味今しか食べられない食感です。

どこぞのスイーツではありませんが、外はサクサク、中はフワフワ…みたいな感じです。

衣を付けて揚げるのが少々手間ですが、魚自体の下処理は然程面倒ではありません。

南蛮漬けとは逆に、イワシ類のフライはお子様には一番喜ばれる魚料理かと思います。

最後にゴマサバの押し寿司ですが、サバを生食する場合は自己責任でお願いします。

サバの生食を奨励しているものではなく、前回の記事でサバの生食については詳しくお話しさせて頂きました。

宜しければご一読下さい。

前回の釣行記事。(記事下部魚料理についてお話ししている辺りです)

この押し寿司1本を作るのに使ったゴマサバは18cmくらいのサイズのものを4匹使いました。

ゴマサバを三枚に卸し、腹骨を削ぎ落し、酢飯の上に大葉とゴマサバの身をのせて、型で押し付けるだけです。

これから夏になり気温が高くなる季節ですが、これはサバに限ったお話しではなく青魚全般に言えることで、青魚は種類によって若干の違いはあるものの、他の魚に比べて非常に足が早い※です。

※腐り易い

青魚…や、白身魚…などの呼び方は学術分類ではなく、見た目などからある意味勝手に分類し呼んでいる呼び名です。

その青魚と呼ばれる魚種に共通していることが筋肉が多い魚なんです。

筋肉=血合いの部分が多く、魚が死ぬと内臓は元より筋肉も1分1秒を争う勢いで腐敗が始まります。

故、ブログでしつこいくらいに鮮度の保ち方を毎年気温が上がってくるとご説明させて頂いています。

ある程度のサイズの青魚が釣れれば、やはり釣りをする人であれば一度は自分で釣った魚を刺身で食べてみたい…こう思うと思います。

しかし、青魚が一番釣り易い時期はどうしても気温が高い時期です。

極論を言えば、釣った瞬間から鮮度を意識して保管し持ち帰らないと、折角の釣りたての青魚がスーパーで買って来た青魚より鮮度も味も落ちてしまいます。

Twitterでのライブ配信などを良くご覧頂く方はお分かりかもしれませんが、ここ1ヶ月ほどは釣りをしているメインが家内で私は頻繁にバケツの海水を取り換えているのがお分かり頂けると思います。

現在は泳がせ釣りも同時並行して行っているので、活餌を元気に生かしておく…という理由もありますが、活餌に使わない青魚の鮮度を保つためでもあるんです。

バケツの中の海水の温度を上げず、なるべく釣った青魚を活かしておくことが一番鮮度が保てるわけですが、水族館の水槽ではないのでどうしても力尽きてしまいます。

では、釣った瞬間に全てクーラーボックスに入れれば良いのか…

気温の高い時期にそんなことをしていたんでは、そもそもクーラーボックスの意味がなく、クーラーボックスの中は常温になり、氷や保冷剤などもすぐに溶けてしまいます。

では、どうすれば良いのか…

出来るだけクーラーボックスを開ける回数は減らします。

そのためにバケツの海水を小まめに替え、出来るだけ釣った魚を生かしておきます。

バケツに釣った青魚がある程度溜まったら、そこで一気にバケツからクーラーボックスに魚を移します。

クーラーボックスにはロックアイスなどの氷を敷き詰め、氷の頭が少し出るくらい海水を入れておきます。

なぜロックアイスなのか…

なぜ氷を敷き詰めるのか…

保冷剤や大きな氷の塊を数個入れ、クーラーボックスの中で保冷剤や氷に遊びがある状態ですと、車などで移動する際に氷の塊や保冷剤で釣った魚が潰れてしまうためです。

更に言えば、釣った魚を入れるために回数は最小限に抑えたとしても、クーラーボックスは必ず開けなければならず、クーラーボックスの中の海水の温度にムラが出来てしまうんです。

ちなみにクーラーボックスに氷だけを入れて、そこへ釣れた魚を入れるのはNGです。

魚を直接氷に付けてしまうと、氷焼けを起こし白っぽく変色したり魚の身が水っぽくなってしまいます。

凍らせた豆腐が一番分かり易いんですが、魚に限らず食品を凍らせると氷の結晶が出来ます。

この水が氷る時に出来る結晶が、食品の細胞などを破壊し、解凍する際に凍って固体になった水が液体に戻る際に結晶で破壊された空間に水が入り込み、最近はドリップなどと言われたりしますが、旨味や出汁の成分が水と一緒に外に出てしまうため美味しくない…つまり旨味が足らない…という風に感じてしまいます。

こういうことから、氷に直接魚を付けてしまい、一部分、且つ一時的にでも凍った状態に近くしてしまうと、上記と同じ現象が起きて旨味を感じなくなります。

これが氷焼けです。

余談ですが、最近では庶民の味ではなく、高級魚になってしまったサンマ。

サンマにはその年に獲れた新サンマと前年度獲れたサンマを冷凍しておく解凍サンマがあります。

冷凍…と言いますが、カチンコチンに氷のように冷凍するのではなく、海水に近い成分にした特殊な水をシャーベット状にした状態で保存しています。

海水に近い成分にするのは、色落ちしないようにするためで、シャーベット状で保存するのは先述しました通り、結晶を作らせないギリギリの低温で保存し味を落とさないためです。

このように青魚の保存は非常に繊細で、手を抜くとすぐに鮮度も落ち味も落ちてしまいます。

水道水(真水)を入れるのもNGで、海水が一番冷え易く魚の色落ちもしません。

どうしても夏場など気温が非常に高い時は、気を使ってもどんどん氷は溶けてしまいます。

私は勝手に「追い氷」とか呼んでいますが、氷が溶けてしまったり、今の時期は釣りから帰る際に帰路で一番近いコンビニでロックアイスをクーラーボックスに追加して帰っています。

概ね、北条湾から自宅まで40分ほどですが、この移動の時間も気を使わないと、鮮度がどんどん落ちてしまいます。

鮮度、鮮度と言いますが、釣った魚を常温で放置しそれを持ち帰ったような場合は別ですが、多少でもクーラーボックスで冷やしてあれば自宅に帰った時点で既に釣った魚が腐っていて食べられなかった…というようなことは、まず有り得ませんが、なぜここまでサビキ釣りで釣った青魚に限ってはしつこく鮮度と言い続けるのか…

魚を捌くことに不慣れな方は特にそうですが、鮮度が落ちてくると青魚は身が緩く※なり魚を捌きにくくなるからです。

※腐敗が進行している現れです

魚はサイズが大きければ大きいほど捌き易く、魚を捌くことに不慣れな方でも何とか形には出来ます。

しかし、サビキ釣りで釣れる魚のサイズは然程大きくないので、身が緩くなると非常に捌きにくくなり、上手く捌けずぐグチャグチャになってしまい、最終的に釣った魚の数の割りには食べられる身がほとんど取れなかった…ということにもなり得ます。

記事中でも申し上げましたが、今は日中でもそれなりに青魚が北条湾では釣れています。

北条湾は足場も良く非常に釣りがし易い釣り場です。

お子様と釣りに行かれる際は特にだと思いますが、出来るだけ釣った魚は食べさせてあげたいと思うと思います。

そこで、重要になってくるのが、魚を釣ることはもちろんなんですが、釣った魚を如何に鮮度が良い状態で持ち帰るか…

これは魚を釣ることと同様に非常に重要なことです。

釣った魚を美味しく食べるために、改めて意識を持って頂ければと思います。

次回は潮回りが小潮、天気は雨…

記事執筆前日に関東の梅雨入りが発表されたので、しばらくは雨の釣行も覚悟しなければなりませんが、雨だけならともかく追い打ちを掛けるように潮回りが小潮…何となくテンションが上がらない釣行になるかもしれません。

とは言え、釣りに行かなければ釣れるものも釣れません。

また、ご報告させて頂きます。

2023年6月3日午後9時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年6月3日午後9時頃の花暮岸壁周辺の様子

QRコード
この記事をスマホ・タブレットでご覧頂く場合はこちらからどうぞ。

釣行時リアルタイムで更新・釣り専用Twitterアカウント(ライブ配信も行っております)

トリックサビキでのサビキ釣りのやり方(動画)

ツイート内の釣り場につきまして

コメントの投稿につきまして

釣り場のゴミと北条湾にいる動物について

釣行時のライブ配信につきまして

他の釣り場との違い・北条湾という釣り場の特徴




釣りブログを検索
にほんブログ村 釣りブログ 神奈川釣行記へ


関連記事

テーマ : 釣り    ジャンル : 趣味・実用


LEAVE
'A'
COMMENT






10-2023
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

09   11

本ブログの著者について

Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する40代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

※猫についてはTV等に出演した先代猫は亡くなり、現在は二代目(兄妹猫)となっております
【猫とウサギ】お礼とお知らせ
【ウサギの家族】ママウサギ永眠

※当ブログはリンクフリーです。釣りのみの記事をご要望の場合「釣りの記事のみのRSS」をご利用下さい。ブログ記事内に掲載してあります、TwitterInstagramYouTubeTikTokのリンクにつきましてもリンクフリーです。ブログ内の写真につきましては転載不可となっております。ご利用をご希望される場合は、メールフォームよりお問い合わせ下さい。

■猫とウサギと釣りに関して端的に動画像を投稿しています
Instagram

■猫とウサギと釣りに関する動画を投稿しています
猫とウサギと釣りの動画(YouTube)

■釣行時の状況をデータを踏まえてリアルタイム配信しています(宜しければフォローをお願い致します・釣行時ライブ配信も行っております)
@kic_iwashi Koichi Otsuka on Twitter(釣り専用)

■我が家の猫が「TBSテレビ・トコトン掘り下げ隊!生き物にサンキュー!!」に出演しました(先代猫)
猫の夏ちゃんの動画がTV番組で紹介されました

■我が家のウサギの親子が「うさぎの時間」というウサギ専門誌に掲載されました
うさぎの時間に掲載されました

■50歳を目前にしたオッサンが何を血迷ったかTikTokを始めました
Koichi Otsuka on TikTok

ご質問・お問い合わせはこちらからどうぞ(WEB上には表示されません)

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログの更新通知を受け取れます

更新通知を受け取れます

全ての記事のリンク
投稿順で全ての記事のリンクが表示されます
スマホ・タブレットでご覧頂く場合はこちらから
QR
最新記事
【三崎港・北条湾】2023年度シルバーウィーク4回の釣行まとめ(2023年9月17日・18日・23日・24日) Sep 30, 2023
【三崎港・北条湾】前週に続きメッキ入れ食い&2週連続でショゴをGET!(2023年9月10日) Sep 14, 2023
【三崎港・北条湾】明け方にメッキ入れ食い&今シーズン初の青物をGET!(2023年9月3日) Sep 07, 2023
【三崎港・北条湾】依然海水温が高く厳しい状況の中なんとかギンガメアジ(メッキ)をGET!(2023年8月27日) Aug 31, 2023
【三崎港・北条湾】依然高い海水温の悪影響が続いていますが新たな兆しも…(2023年8月20日) Aug 23, 2023
ブログ内画像一覧
人気記事
コメント
リンク
北条湾ではこんなのも釣れます
GIF画像のリンク先は釣果があった時の動画(ブログ記事)です。各釣行の詳細は動画内のリンクよりご覧下さい。
サビキ釣りを楽しもう!(猫とウサギと釣りのブログ)

サビキ釣りでワカシ(ブリの幼魚)

サビキ釣りでアカネキントキ(稚魚)

サビキ釣りでボラ(トド)

サビキ釣りでチカメキントキ(稚魚)

チョイ投げでタイワンガザミ

サビキ釣りでギンガメアジ(メッキ)

チョイ投げでヘダイ(シロチヌ)

チョイ投げでイイダコ

サビキ釣りで釣った小魚をエサにイナダ(ブリの幼魚)

サンマの切り身をエサにウキ釣りでカマス(アカカマス)

サビキ釣りで釣った小魚をエサにマゴチ

チョイ投げでマハゼ(落ちハゼ)

サビキ釣りでメバル

サビキ釣りでオオモンハタ(幼魚)

サビキ釣りでイサキ(稚魚)

サビキ釣りでカタボシイワシ

サビキ釣りでメジナ(グレ・幼魚)

サビキ釣りでムツ

サビキ釣りでセイゴ(スズキの幼魚)

サビキ釣りでウミタナゴ

チョイ投げでマダイ(幼魚)

サビキ釣りで釣った魚を活餌にヒラスズキ

サビキ釣りで釣った魚を活餌にカンパチ

サビキ釣りでコノシロ

サビキ釣りで釣った魚を活餌にクロアナゴ

サビキ釣りでミナミハタンポ

【番外編】サビキ釣りで釣った魚をエサにアカエイ 北条湾では死にエサや活餌でも活餌が弱ってくるとエイの格好の餌食になります。

青魚(アジ・サバ・イワシ)、毒魚、頻繁に釣れる外道扱いの魚種は掲載しておりません。
月別アーカイブ
釣り専用Twitterアカウント
リアルタイムな釣行・釣果情報をお伝えします。