Windows Azure で医療機関の画像を外部保存する
国内の医療機関では、画像診断装置のデジタル化や診療報酬の改定(電子画像管理加算)でフィルムレス化が進められているが、また、画像診断装置の高性能化や3次元画像解析の実用化で、1検査あたりの画像枚数も増加している。
医療機関に対しては、医療画像データの最低5年分保存が要請されていることから、医療画像データの管理・運営負担が経営課題のひとつとなっている。
一方で、2009年11月の厚生労働省「医療情報ネットワーク基盤検討会」における提言を受けて、2010年2月に「診療録等の保存を行う場所について」の一部が改正され、一定の条件下で医療情報の外部保存ができるようになり、医療機関は、自前の IT システムではなく、クラウドサービスなどを使い、外部システムに医療画像データを保存できるようになった。

学会研究会 jp では、2011年5月から、医療画像外部保存システムとして Dr. Cloud を提供してきたが、低コストで高品質のサービスを提供すべく、保険医療機関および保険医療養担当規則第9条に沿って、医療行為の完結日から3年以上経ち、法令による保存義務期間を過ぎた医療画像データを、個人を特定できない方式で Windows Azure に保存することを決定した。
早期導入事例として、2011年5月から Dr. Cloud を利用している彦根市立病院がある。
彦根市立病院では、2012年2月7日から Windows Azure による Dr. Cloud の運用を開始した。
利用規模は現時点で 10TB 以上あり、今後も増加の予定だ。
(インターネットコム)
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