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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  城ケ島  サビキ  北条湾  エイ  アカエイ  釣り納め  

【城ヶ島・三崎港・北条湾】ある意味北条湾らしい釣り納めでした(令和元年12月31日)

こんにちは。

今年は正月休みに入った後の釣行で、釣り納めに相応しい釣果が得られなかった事や、冬の北条湾のイワシの活性が上がる傾向が読み切れていないことなどから12/31の大晦日ではありますが、令和元年の釣り納めに行って来ました。

特に前回の記事でもお話し致しましたが、今年の冬のイワシ類の活性が上がるタイミングについては、確実な基準や条件などその傾向がほとんど分からず、今年で北条湾に毎週通い詰めて6年になる私も、勘を頼りに釣りに行っていたというのが正直なところです。

魚の活性が上がる要素はたくさんある上に、その魚種魚種によって何に一番影響されるのかも違い、中々簡単に解明し予測することは、やると意外と想像している以上に難しいものです。

どうしてこの暮れの押し迫った年末に、その傾向を読むために忙しなく釣りに行ったのかと申しますと、大潮、中潮、小潮、長潮、若潮の潮回りのサイクルは太陽、月、地球の位置関係によって10日から半月くらいのサイクルで回っており、キレイに一週間で翌週に同じ潮回りになることはありません。

仕事の都合上、私は一週間に1回程度釣りに行くのが限度であり、正月休みなどの連休でないと、1日2日の短い間隔で続けて釣りに行くことが難しいです。

海の魚の行動傾向を知る上で、この潮の動きを外して考えることは出来ず、根本的なところにまず潮(潮汐)の動きの影響があり、その上に暗い時間帯、明るい時間帯、薄暗い時間帯、海水温、潮通し、河川の有無(汽水域)、海底の地形等々が肉付けされ、更にそこに各々の魚の習性などが絡み魚種魚種の魚の動きが決まっていきます。

まずはとにもかくにも潮の動きが一番重要です。

そして、先にも申し上げました通り、潮回りのサイクルはキレイに一週間単位で回っておらず、通常は一週間後は全く異なる潮の動きになってしまいます。

つまり、短いスパンで、潮の動きが似通っている時に、明暗の違いや潮の動きが違うタイミングで、同じ道具で同じエサで、同じ場所で釣りをして魚の活性の上がり方を比較するしか、魚の活性が上がる傾向を読むことが出来ないのですが、仕事をしている都合上中々時間が許してくれません。

12/29と12/31jの潮汐の違い


上の画像は12/29と、釣り納めの12/31の潮見表を並べたものです。

一日を通して見ると、ほとんど同じ潮の動き方をしているのがお分かり頂けるかと思います。

赤丸の時間帯は、それぞれ実際に釣りをしていた時間帯です。

これが、一週間後と比較するとこんな感じになります。

12/29と1/5の潮見表


歴然と違うことがお分かり頂けると思います。

仮にこれで同じ時間帯に釣りに行ったとして、釣果に違いが出ても、その違いの根拠はなんだったのか…というのは中々断言出来る状況ではないと思います。

こういうことから、暮れの押し迫ったこのタイミングで忙しなく釣りに行き、何とか今シーズンの冬の北条湾のイワシ類の動きを読みたかったのですが、潮の動きが似通っていても、あまりの荒天に比較出来る状況ではありませんでした。



12/29の時点で潮云々ではなく、そもそも釣りに行けるのか…という雰囲気が出ていました。



12/30になると、ピンポイントで私が釣りに行こうと思っていた未明だけ風速2mと「おっ!釣りの神降臨?」という予報になります。

その後も、時間があれば天気予報を見ますが、風速が強くなっていたり弱まったりを繰り返し、結局風速は何mなんだ…と全く予想出来ない状況が続きます。

この日は先ほどの潮見表の赤丸の時間帯、3:30頃から釣りを始めようと思っていたので、午前1時半起床で自宅を出発します。

現地に着いて理解出来るのですが、自宅を出ると「荒天…?」の予報がウソのように風は全く無く無風。

おぉぉぉぉお!釣りの神が味方をしてくれたか…これならそれなりの釣り納めが出来るかな…と、期待に胸を膨らませ北条湾を目指します。

前回とは打って変わって大晦日の未明、「毎日、このくらい人がいなければ仕事も生活もし易いのにな…」と勝手なことを思うくらい人も車もいません。

保土ヶ谷バイパスも横浜横須賀道路も、三浦縦貫道も、R134も全く車がいない。

アホみたいにぶっ飛んだわけではありませんが、久しぶりに自宅から北条湾まで40分を切る勢いで軽快に走ります。

そして、R134と県道26号線がぶつかる交差点、「引橋」辺りに差し掛かると…

今まで無かった小枝や葉っぱ、ビニール袋などが道路に散乱しています。

ん??なんだ??風が強い??

北条湾到着直前に、釣りの神はお帰りになり、急に風が強くなり、良く見ると街路樹などの枝が大きく揺れているのが分かりました。

マジか…

木の揺れ方から見て、風速は4m~5mというレベルではない…

何となく車内の家内を見ると、いつもであればコックリコックリ船を漕いでいてもおかしくないのですが、目がガン開きで「まさか釣りするって言わないよな…」という無言の圧を感じます。

さすがの私も2日前に釣りに来ていることもあり、若干心が折れ掛かります。

とりあえず、ここまで来たので北条湾までは行ってみよう…と走り続け、北条湾に到着。

係留されている船が勢い良く岸にぶつかり軋む音、窓を閉めている車内でも聞こえる風切り音、飛び交うゴミ…

一応、様子見で北条湾を一周しますが、釣り人らしき人が3名ほどいましたが、釣りをしている…というより釣竿を持たされて何かの罰ゲームをしているような状況。

久しぶりに身の危険を感じるような強風でした。

車から降りて、なぜ自宅の内陸は風が無かったのかが分かります。



気温18度…南風だったんです。

関東圏は北風ですと、山から振り下ろされるようになるので、内陸であってもモロに風を受けますが、海から吹いて来る南風の場合、内陸だと風が弱まる傾向があります。

釣りの神も降臨し、天気予報は外れたかな…と思いましたが、そうは問屋が卸してくれませんでした。

「せっかく来たから少し釣りするか…」

間髪入れずに家内が…

「はぁ??釣りが出来る状況じゃないじゃん!」

普段釣りをしているような場所で釣りが出来る状況ではないので、この日は年末年始で帰港している大型船の真後ろに釣り座を構えます。

足場が悪いですが、少しでも風の影響を受けないことを優先しました。

道具もバケツとエサのアミコマセ以外出さずに、釣りを開始します。

そして、こんな日でも恒例の便意が…

私:お、お、おい、ちょっと、トイレ行って来るから竿持ってて。

家内:…

ブンむくれで飛ばされないように竿を掴みます。

トイレから戻ると…

「私は今日は釣りはやらん!!」

と、一言残し車の中へ消えて行きました。



まぁ、でも気持ちは分かります。

その後、一人荒れる海を眺めながら釣りをしますが、この日はさすがに海が荒れ過ぎ。

もう少し風速も弱く、北条湾のような湾の深部は波が穏やかであれば、海が荒れていることで静かな湾内に逃げ込んだ魚が釣れることはありますが、これだけ湾内が荒れるとまず風が弱まるまでは釣れません。



ただ、この日は大晦日で令和元年最終日、一応ダメ元でせっかく北条湾まで来た、気温が18度と高く寒くなかった…こんなことから、当初決めていた時間の6:40頃の日の出あたりまでは釣りをしてみようと思っていました。

悪条件下でも、やる事をやらなければそもそも釣れるものも釣れません。

ダメだと分かっていますが、サビキもチョイ投げも小まめにエサを付け替えます。

去年(2018年)の釣り納めは確か、天気も良くてそれなりに釣れたんだよな…

まぁ、自然相手で人間の思うようにならないとこがまた面白いんだけどな…

なんてことをボーッと考えていると…

チョイ投げの竿が大きく動きます。

どう考えても風の影響じゃない…これが魚なら結構デカイかも…と思いながら力いっぱい合わせます。

確実に何かがのり、小気味良い…とかいうレベルではなく、ずしりと重くグイグイ持って行きます。

後ほど貼る、ライブ配信動画①の方の「1:06:30」のタイムスタンプあたりでヒットするのですが、そもそも竿が釣り入門的に釣具店で売っている安い竿な上に、10年以上前に買った代物。

根元からいつ、バチコーンと折れてもおかしくない。

家内にタモを持って来てもらうのですが、竿が限界点を超えておりこれ以上曲がらないというところまで曲がっているので、傍から見ていると根掛かりしているように見え「本当に魚掛かってんの?根掛かり?」と言う始末。

しばらく格闘の後、ようやく魚が疲れてきて徐々に浮いてきます。

岸近くに来て、今度は必至に船の下に潜ろうとします。

しかし、ここで船の下に潜られれば私の負け。

限界点を超えた竿を労わりながら、大物と格闘し何とか足下まで手繰寄せ姿を見せた魚は…



北条湾名物、巨大なエイ(赤エイ)。

一応、こちらは画像ですが、北条湾は街灯があるので手元にライト類を置いていなかったので動画像共に見にくくてすみません。



タモに入らなかったので、リリースする前にこういう形で撮影しました。

私が常備しているタモ網の直系は60cmほどなのですが、ゆうにエイの横幅で60cmは超えており、恐らく横幅は80cm、頭から尾鰭で1mはあったんじゃないかと思います。

ちなみに、今回良く耐えてくれた釣り入門セットの竿はこちらです。

チョイ投げ用の竿


今シーズンはマダイやヘダイの釣果に貢献してくれました。

以前にお話ししたか記憶が曖昧なのですが、北条湾はエイがたくさんいます。

春、夏、秋などに北条湾に入ってくる大型魚を、サビキで釣れる青魚などの活餌で狙う場合は良くエイがヒットしてしまうのでご注意下さい。

また、梅雨前など、アナゴやマゴチ狙いで冷凍のキビナゴをエサにして、ぶっ込みで釣りをされる方がいらっしゃいますが、これは格好のエイの標的になります。

キビナゴを使うな…ということではなく、エイがいる事を留意し釣りをして下さい。

エイは非常にパワフルなので、ヒットすると竿を持っていかれることが多々あります。

ルアーなどにもエイは反応し食ってきますが、ご覧の通りの魚体なのでどうしても死んだ魚やイカ、タコなどの身、虫餌、小型魚の活餌などを使って釣りをする場合は特に留意して釣りをすることをお勧め致します。

エイと格闘している途中で、平べったい魚の引きだということは分かり、心の中で8割エイだ…と思いましたが、なんかの間違いでヒラメだったらな…いや、カレイでも良いや…などと思いながら手繰り寄せましたが、結果は予想通りエイでした。

食べられる魚をやはり釣りたかったですが、1m超えのエイを釣り入門の竿で仕留められたことや、エイとはいえ、あのエキサイティングな魚との格闘は楽しかったですし、良かったと思います。

北条湾で大物を狙うと必ず付いて回る外道のエイ。

ある意味、北条湾名物で、少し違う北条湾らしい釣り納めとなりました。

そして、さすがに撤収する頃は釣り人はおろか、普段散歩をしている地元の方などもおらず、全く人がいない北条湾でした。



こちらはこの日のライブ配信動画です。

ライブ配信動画①の「1:06:30」のタイムスタンプあたりでエイがヒットします。

宜しければご覧下さい。

ライブ配信動画①


ライブ配信動画②


令和元年のこの年も、ブログTwitterをご覧頂きありがとうございました。

来年も、皆様の少しでもお役に立てる情報をお伝えしていきたいと思っております。

新春の北条湾での釣り始めは、いつ行くかは決めておりませんが、数日以内に行くと思います。

皆様、良いお年をお迎え下さい。

そして、来年もよろしくお願い申し上げます。

また、ご報告させて頂きます。

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トリックサビキでのサビキ釣りのやり方(動画)

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【城ヶ島・三崎港・北条湾】令和元年釣り納めのはずが…(令和元年12月29日)

こんには。

年の瀬も押し迫り、令和元年も残すところあと3日という12/29のこの日、いつものように北条湾サビキ釣りに行って来ました。

北条湾で真冬にサビキ釣りイワシが釣れるようになってから約6年ほどになります。

その年、その年で釣れ方や、魚のサイズの違い等、様々な変化があり、近年良く耳にする「地球温暖化」や「海水温の上昇」が、すぐ目の前の近いところでも起こっていることを実感しつつ、釣りだけで言いますと来年はどんな変化があるのかな…と楽しみの一つにもなっています。

特に令和元年の今年は、真冬に北条湾に居付くイワシを見続けて6年目でした。

年初より、サビキ釣りを楽しむ…というより、北条湾に居付くイワシの研究に近い状態で釣りを続けてきました。

ブログTwitterは、もちろんご覧頂いております皆様に有意義な情報をお伝えする意味もありますが、いつでも過去を振り返ることが出来るように、備忘録的な意味合いも大きくなっておりました。

そして、令和元年の釣り納め…と思い、私の冬休み初日の12/29に釣りに行くことにしました。

今年は北条湾で真冬にイワシが居付き越冬するようになってから、最も多く様々な変化があった年でした。

一番驚いたことは春先から子持ちのイワシがたくさん釣れたこと。

通常、イワシはお腹に卵を持ち、産卵間近の個体は暖かい沖の海域を目指し、産卵後にまた岸近くに戻って来ます。

これが卵を抱えたまま北条湾居座りました。

そして、更に驚いたのが、主なイワシ類のマイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシ(シコイワシ)の三種全てで確認出来たことです。

子持ちイワシの本ブログ記事の抜粋

近年、シラス漁が不漁というニュースを目にしますが、「そりゃ、獲れないよね…」という感じです。

そもそもの子持ちのイワシ類の回遊ルートが変わり、オマケに子持ちのイワシが岸から釣れてしまうわけですから。

他にもいろいろ例年との違いや、本来のイワシの習性に反することなど、小さいことまで挙げれば切りがありませんが、驚きの連続でした。

そして、近々で困っているのが、条件は整っているにも関わらず、イワシ類が食ってこない食いの渋さです。

これも、去年を始め例年には無かったことです。

冬場はどうしても、サビキでイワシ類が釣れると言っても、夏場と同じようにはいかず、厳しい状況になり易いのですが、ほぼ完璧…というような好条件の中でも食ってこないことが今シーズンの冬は多く見受けられます。

大型連休などでないと、私は仕事の都合上未明に釣りに行くいつもの時間帯を変えることが難しく、これですと朝マヅメ後から夕マヅメ前までの陽が出ている時間帯の状況が今まで分かりませんでした。

大人しく、いつもの時間帯に釣りに行って令和元年の釣り納めをしても良かったのですが、若干先ほど申し上げた研究心に火が付き、自分が釣りをほとんどしない時間帯の北条湾の様子とイワシの動きが見たい…と思い、最悪ボウズ覚悟でこの日は朝マヅメから日の出以降の時間帯で釣りをすることにしました。



釣りに行った12/29は天候は問題無いのですが、低い気温と若干強い風が気になりました。

この日の日の出は午前6:48。

1時間前から薄っすら空が明るくなり出すとして、少し余裕を見て現地に5時到着予定で釣りの準備をし自宅を出発します。

冬休みの初日、帰省ラッシュで東名は混むだろうけど、横浜横須賀道路は関係ないだろう…と、楽観視して車を走らせます。

自宅を出た直後の道、保土ヶ谷バイパスと普段の日曜日よりも更に静かな明け方に、車を軽快に飛ばします。

時折、年末お約束の酔っ払いが道路にいる程度で、非常に静かな明け方です。

そして、横浜横須賀道路に入ると、先ほどのガラガラの保土ヶ谷バイパスとは打って変わってサンデードライバーの嵐で非常に走りにくい…

そして、なぜかヤケに目に付く「わ」ナンバー。※

※レンタカーです。

「ん??なんで??こんなに車がいるの??」

家内も「やけに車が多いね…」と。

そんな中、走る続けていると、どうも私と同じ方角を目指している感じが…

降りるインターもほとんどの車が衣笠インターで降り、向かう先は三浦縦貫道。

なんで??同じ??

どう考えても釣りじゃないしな…と考えていると…

そうか!三崎港で朝一とかやってねぇか!

家内にネットで調べてもらうとやってました。

三崎まぐろ祭ビッグセール

いつもより私も釣りに行く時間を遅らせ午前5時北条湾着で予定を組み自宅を出発。

三崎まぐろ祭ビッグセールの開始時刻は午前5時から。

見事にドンピシャ。

そんな予想外のハプニングで走りにくい中北条湾に到着します。



願いも虚しく、北条湾は2m~3mほどの風が吹いており、気温は8度ですが体感温度は4度~5度くらいに感じます。

ただ、海水温はここ数週間安定しており前週と同じ17度。

地上がいくら寒かろうが、肝要なのは海水温です。

海水温が著しく下がっていなければ、問題は一つクリアです。

釣り人の数も、年末だからもう少し少ないかな…と思っていましたが、ここ数週間の日曜日の未明の釣り人の数より若干多い感じで、釣り座に関しては年末年始で大型船が帰港しているにも関わらず、お好きな所でどうぞ状態。

本当は、いわき丸さんの後方で釣りをしようと思っていたのですが、先に申し上げた大型船がいわき丸さんの後方に停泊していたので、この日はいわき丸さんの前に釣り座を構えます。

午前7:37の満潮の潮止まりまで、丁度あと2時間というタイミングで、釣りを始めた時は上げ潮で潮が動いている時間帯です。

海水温OK、潮OK、天気も問題なく晴れで予報でも雨が降る様子はありません。

この日は何となく私も年末年始の雰囲気を感じており、実際に冬休み初日でどこか気が緩む感じがあり、釣り自体も到着時に目立って釣れない要素が見当たらないことから、朝マヅメあたりでいくらか釣れるだろう…それで釣り納めで大丈夫だな…などと高を括っていました。

家内も今年最後の釣りだと思ってか、体感温度4度程度でも嫌な顔をすることもなく、自らどんどん釣りをしていました。

サビキ釣りの仕掛けを全ての竿にセットし、チョイ投げの竿のセッティングも終了。

撒き餌を作って撒くかどうしようか悩んでいたその時。

家内の竿に予定通りウルメイワシがヒットします。



よーし!でかした!

その調子で20匹くらい釣ったら帰ろう、今日は寒いし…と家内に告げると続けてウルメイワシを釣り上げます。

良いね!良いね!

一年の締めだからね、寒いから早く帰りたいけど、ある程度釣らないとね。

などと、心の中で思い、この後全く釣れなくなることなど私も家内も、この時点では予想しませんでした。

2匹目のウルメイワシ以降、少し時間を置きウミタナゴが釣れます。



そして、更に少し時間を置き、こんどはチョイ投げゴンズイ



このゴンズイを皮切りに悪夢の3時間がスタートします。

アタリは皆無、澄んだ海に魚は居ない、止まない風に上がらない気温、身体も心もただただ寒い…

ついて出る言葉は…

「おぉぉぉぉお、さみーな…」。

ゴンズイが釣れた後、少しずつ空が明るくなり夜が明けてきます。

徐々に海の様子もハッキリ見え始め、ウルメイワシどころか根魚の姿もなく魚の気配を全く感じない北条湾が目の前に現れます。

ゴンズイが釣れた後、20分ほどしてアタリがピタリと止まったことが分かり、急いで撒き餌を作り撒き続けましたが、魚が寄って来ることはありませんでした。

冒頭でお話し致しましたが、北条湾で真冬にイワシがサビキで釣れるようになり6年ほど経ちます。※

※6年より前にも、北条湾にイワシが居付くことは稀にあったようです。

そして、6年目の今年まで、真冬のシビアな状況の中、イワシ達が活性高く活発になる要素や基準が何であるかというのが毎年違います。

ある年は、昼夜問わず潮の動きであったり、ある年は潮の動きは関係なく昼は釣れず、夜間かマヅメ時に限られていたり、そして去年良く声高にお伝えしておりました、潮止まりの前後2時間説というのがありまして、去年は昼夜、潮の動きの干満は問わず「潮止まりを基準に前後2時間」の間に必ず1回入れ食いになるタイミングがあり、そもそも本来その日の潮汐で一番潮が大きく動くタイミングでは釣れない…という元来言われておりました、イワシの習性や釣りで釣れる潮の動きやタイミングというのを否定するかのような状況が去年でした。

今シーズンに関しては、結局年末のこの時期まで、皆様に「このタイミングです!」と断言出来ずにきてしまいました。

一応、同じ北条湾という釣り場で、同じ釣り方で、同じ魚を狙って釣りをしてきており、毎週北条湾に通い続けて6年になり、それなりの経験やデータを積み上げてきたつもりですが、今シーズンは未だ完全に解明出来ておりません。

上記は今シーズンずっと気になっていたことでしたが、この日は本当に大人しく釣り納めをして、年明けの休みで様々な時間帯で釣りをしてみて調べてみようと思っていましたが、粘って釣りをしていていくつか気付くことがあったので、釣れないことは分かっていましたが、しばらく釣りを続けました。

今シーズンの冬の傾向を解明出来たわけではないので、こうだからこう…という落し所があるわけではないのですが、この日気になった、気付いたことを順にお話しさせて頂きます。

この日は先にも申し上げた通り、風が2m~3mほどの風速で吹いており、海面にはさざ波が立っていました。

故、詳細に海面の状況を窺い知ることは出来なかったのですが、時折風で出来る波と違う不自然な波の動きが、北条湾中央部あたりで出来ていることに気付いていました。

ただ、この波が浮遊物や係留ロープなようなものなど、魚以外で出来ている可能性もあり何となく注視していました。

すると、その不自然な波が出来る数メートル離れた場所から海鵜がヒョッコリ海面に顔を出しました。

良く見ると、イワシに似た魚を咥え、その後も注視していると何度もイワシに似た魚を咥え海面に出ては飲み込み、また潜るを繰り返していました。

ほどなくして、海鵜の姿が見えなくなると、今度はカモメとトンビ。

急降下して足でやはりイワシに似た魚を掴んで飛び去りました。

少なくともこの日は、間違いなくある程度の規模のウルメイワシの群れが北条湾中央部に集結していました。

ウルメイワシの群れはなぜか岸近くに寄ることはなく、北条湾中央部をゆっくり比較的小さな範囲を回遊していたと思われます。

ただ残念なことに、エサを食ってくる様子はありませんでした。

こちらの動画をご覧頂きたいのですが、これは去年(2018年)の同じ時期に撮影したものです。



冬場は北条湾の中央部にイワシの群れが集まり、岸近くに寄らないことが多々あります。

この日、ウルメイワシと思われる群れが北条湾の中央部に集まっていたこと自体はおかしなことではなく、例年でも有り得たことなんです。

そして、例年ですとその年のイワシの行動で、エサを食ってくる条件が整っていれば、上の動画のようにトリックサビキをイワシの群れのそばにただ投げ入れ、ゆっくり巻いてくればサビキの針に反応し釣れていました。※

※岸からトリックサビキの空針でシャクリで釣るのと同じ原理です。

この日も潮止まり直前とはいえ、上げ潮で潮が動いている状況、且つ動画と同じ日の出後に同じ方法で同じ仕掛けでトリックサビキを何度か投げてみましたが、食ってくることはありませんでした。

そして、この日もう一つ気になったのが、青魚、根魚等含めた北条湾にいる魚のほとんどが同じタイミングで活性が上がったり、下がったりしていること。

例年、特に去年ですとこのタイミングが合うことはあまりありませんでした。

青魚の方が活性が上がっている時間は短く、非常にシビアな状況で上がることが多かったです。

しかし、今シーズンはこのタイミングがまるで音に合わせて踊っているかのようにピタリと合うことが多いです。

現にこの日も、ウルメイワシ、ウミタナゴゴンズイが立て続けに釣れ、その後どの魚も全く反応が無くなりました。

根魚に至っては姿も消してしまいました。

一般的に釣りでは、根魚の活性が上がり易いタイミングや状況が、魚が釣れるタイミングと言われており、青魚に関してはこれとは違い若干読みにくい傾向にあります。

そして、この日私が釣りをしていた時間帯は以下の潮見表の時間帯です。

2019年12月29日 潮見表


キャプチャー画像の赤丸の時間帯です。

この潮見表で言いますと、白っぽく色が薄い時間帯が潮汐の変化も大きく、潮の動きが活発で一般的に魚の活性が上がり易い時間帯です。

これが、先ほどの根魚の活性が上がり易い時間帯で、北条湾では、青魚に関しては今まであまりこの時間帯に捉われることはありませんでした。

言い方を変えますと、潮の動きにあまり連動することが無かったので、釣れる、釣れないが読みにくかったのですが…

しかし、今年はこの根魚のタイミングに極めて合っているような気がしています。

少しおさらいになってしまいますが、客観的にこの日の海の状況を整理しますと、中潮で私が釣りに行ったタイミングは上げ潮の潮止まり前。

海水温も17度で、イワシ類は活発に動ける海水温です。

これだけ見ますと、なぜ釣れなかったのか分かりません。

そして、注目して頂きたいのが、先ほどのキャプチャー画像の赤丸の部分で、私が釣りを始めた時間帯です。

ちょうど、色が白っぽく薄くなっている時間が終了する直前に釣りを開始しました。

若干のズレはありますので、その終了直前で活性が下がる、切り替えのタイミングで最後に立て続けに釣り開始直後は釣れた…

こんな印象をこの日は持ちました。

タイトルにありますように、本来は釣り納めのつもりでしたが、12/31にこれらを踏まえて実験的な釣りに行き、それを令和元年の釣り納めにしたいと思っています。

ややいつもの時間帯になってしまいますが、以下のキャプチャー画像の赤丸の時間帯で釣りをしてみたいと思います。

2019年12月31日 潮見表


これでハッキリとするかは分かりませんが、何がしかの傾向は掴めると思います。

如何せん、自然相手ですので、寸分違わず毎回全く同じ状況はなく、これにより絞り込みに時間がいつも掛かってしまいます。

出来れば年明けに、同じ潮の動きの陽が出ている時間帯に釣りが出来れば、昼夜を踏まえた今シーズンのウルメイワシの行動の傾向が幾分明らかになるかもしれません。

釣果も冬の釣りは厳しくなりますが、実際に釣りをする人間も物理的に寒く厳しい状況で釣りをします。

少しでも効率的に釣果を得られるような情報を皆様にお伝え出来ればと思っています。

そして、文中からもお察し頂けると思いますが、惨憺たるこの日の釣果はこんな感じです。

2019年12月29日 釣果


撃沈…という言葉が良く似合う絵面です。

そして、説明は不要かもしれませんが、こちらはこの日釣れた魚種です。

2019年12月29日 釣れた魚種


上がウルメイワシ、下がウミタナゴです。

この日はTwitterのツイートにもありますように、釣りに行く時間がいつもよりも遅いため、必然的に帰りが遅くなるので釣りに出発する前に普段通りに我が家の兄妹猫には朝食をあげました。

釣った魚は朝おやつ的にあげたのですが、もしかするとあまりお腹が空いてないかな…と思ったのですが、ペロリとたいらげました。

たぶん、この日は人間用の魚料理よりも猫用の方が美味しかったかもしれません。

おやつの内容は、人間用にお刺身にしたウルメイワシのアラを焼いたものと、焼いたウミタナゴのほぐし身です。

兄妹猫の朝食は釣りたてのウルメイワシのアラを焼いたものと焼いたウミタナゴのほぐし身


ほぐし身にしてから、ウミタナゴは人間が食べれば良かったかな…と若干思いました。w



アッという間でした。

人間用はと言いますと、如何せんウルメイワシ2匹ですからね…

選択肢もあまりなく、海苔巻きにしました。

前回は三枚に卸した半身をそのまま巻きましたが、今回は若干ウルメイワシの身が少ないこともあり、タタキにしたものを巻きました。

まずは三枚に卸し、ネギと身を叩きます。

三枚に卸したウルメイワシの身とネギ


普通にタタキを作る要領でウルメイワシの身とネギを叩きます。

ウルメイワシのタタキ


叩いた身を、巻きす、ラップ、白米(酢飯)、具(ウルメイワシのタタキと今回は卵焼き)の順でのせ、しっかりと巻いていきます。

巻きすと海苔の間にラップを敷いて巻くと、切る時に海苔巻きが崩れにくいです。

ウルメイワシの海苔巻き


ウルメイワシの海苔巻きの完成です。

当初、ウルメイワシの身の量が少ないので卵焼きを一緒に巻こうと思ったのですが、何も味付けせずに焼いた卵焼きとウルメイワシのタタキ、醤油、ワサビのコラボが以外にマッチし非常に美味しかったです。

卵焼きに何も味を付けなかったことで、よりウルメイワシの甘さが際立った感じがしました。

そして、最後に前回の記事でウルメイワシの脂の色についてお話しをさせて頂きました。

サーモンピンクをしている個体が釣れることがあり、恐らく食べているエサが例年と違うかもしれない…と。

そのお話の中で、腹身がオレンジ色をしている個体がいる…とお話ししたのですが、前回釣れたウルメイワシにはたまたまオレンジ色の腹身の個体がいませんでした。

今回、2匹しか釣れなかったのですが、そのうちの1匹がやや腹身がオレンジ色掛かっていたので写真を撮っておきました。

オレンジ色をしたウルメイワシの腹身


もっとハッキリとオレンジ色をしている個体がいるので、それが釣れた際改めて撮影致しますが、ややオレンジ色をしているのがお分かり頂けますかね。

ウルメイワシの脂の色や食べているエサについてはこちらの記事をご覧下さい。

今シーズンは秋以降、中々思うようにイワシ類の数が釣れておりませんが、良い事と言えば釣れればウルメイワシはサイズが大きく、特に脂ののりが最高です。

次回、と言っても明後日ですが、令和元年を気持ちよく締めくくれるように頑張って釣りに行きたいと思います。

この日はライブ配信をしているデバイスの充電ミスから、ライブ配信動画が二つになってしまった上に、先にお伝えしましたように釣果は悲惨な状況なので釣れている映像はほとんどありません。

自分で言うのも何ですが、見ても面白くないかもしれません。

一応、この日の釣行の状況はご覧頂けると思いますので、念のため貼っておきます。

ライブ配信①


ライブ配信②


大晦日に皆様に良いご報告が出来るように頑張ります。

また、ご報告させて頂きます。

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【城ヶ島・三崎港・北条湾】若潮らしく食いは渋かったですが良型のウルメイワシが釣れました(2019年12月22日)

こんにちは。

この週は一庶民の私も、それなりに年末モードで忙しく、普段Twitterに投稿しておりますニュース記事のリンクなどもツイート出来ず、気が付けば週末を迎えていました。

早いもので令和元年の今年も残すところあと二週間を切りました。

2020年の来年、東京オリンピック開催が目前に迫っていますが、正直なところあまり実感がありません。

単に私が歳を取っただけなのかもしれませんが、ここ数年は特に一年が過ぎていくのが早く感じます。

そんな忙しない一週間でしたが、フッと気が付けば金曜日。

金曜日は私も家内も職場は違いますが、たまたま同じ日に職場の忘年会があり早朝よりバタバタしておりました。

ニュース記事のツイートはハッキリ言ってどうでも良いですが、潮回りや天候などの情報はいつも通りお知らせしたく手が空く時間を見て情報収集に走ります。

潮見表を見て思い出したのですが、「あぁぁ…そうだ、今週は土曜日が長潮、日曜日が若潮なんだ…」。

釣りでは一番釣れないと言われる潮回りです。

前々回の釣行が潮の動きに翻弄され、読みが外れまくり、ただただ寒いだけの悲惨な釣行、釣果だったことを思い出します。

前々回はまだ若潮ど真ん中ではなく、若潮から中潮に変わるタイミングでしたが、今回いつも通り釣りに行くとすれば、今回はドストライクで若潮ど真ん中。



取り急ぎ週末の状況をツイート。

若干面倒臭い忘年会もある中、前々回の悲惨な釣行がフラッシュバックし続け、軽く釣りをお休みする方向に傾きます。

その後も日曜日の未明、いつも釣りに行っている時間帯を中心に情報収集をしますが、午後からは雨、未明から風は3m~4m、気温こそ前々回よりは高いものの、若潮ど真ん中で釣りに行き、身体も心も釣果も寒い釣りになる可能性が濃厚なことが分かります。

忘年会は中華街で行われたのですが、濃厚なのは中華料理だけで良く、釣りに行くとしたら日にちと時間が選べないので悲惨な釣りになる可能性が極めて高くなります。

前回の釣行時にトドメを刺し、こじらせてしまった風邪が未だ回復しておらず、週末の疲れを引きずったまま身体も心も釣果も寒い釣りに行けば、風邪が悪化することも考えられます。

と…あれこれ理由を付けて悩んでいたのは金曜日の忘年会が終わり帰宅後就寝するまで。

土曜日になると、前日悩んでいたのはなんだったのか…と思うくらい、「条件や状況が厳しい時こそ燃えるのが釣りキチ…」と、掌を返したようにやる気満々に。

三度、潮回りを始め天候や風、気温をチェック。

特に大きな変化はありませんが、幸いなことに気温は高め。

多少風はあるものの、雨の心配などは無さそうなのでいつも通り午前1時起床で釣りに行くことにします。

ここ数週間で、完全に北条湾も冬の顔になり、湾内に入ってくる大型魚と言ってもボラやたまにシーバスといった感じになり、冬の陸釣りと言えばどんな釣りでも、概ね種類豊富に魚を狙う釣りより、狙う魚種や釣れる魚種が限られてきます。

こういったこともあり、この日の釣りから若干釣り道具も減らしほぼやる釣りはサビキ釣りのみ…という感じにシフトしました。

そして、寝坊することなく午前1時起床で北条湾を目指します。

自宅を出る時は気温が5度くらいだったのですが、三浦縦貫道を降り城ケ島へ近付くにつれなんだか気温が高い気がしていました。

いつものことですが、冬の日曜日の未明。

走る車も少なく、スイスイと走り北条湾に到着します。

週を追う事に減る釣り人。

この日も前週よりも更に釣り人の数は少なく、私が到着した時は北条湾側には釣り人はゼロ。

様子見で製氷所の前をグルりと一周し、製氷所の前に数人の釣り人を確認しますが、この日は寂しさも感じるくらい釣り人がいませんでした。

敢えて言うのであれば、この日は風も若干あり潮回りも若潮ということもあったかもしれません。



そして、この日少し驚いたのが12月も末に近いこの日。

海水温が前週より1度上昇。

一度12月の初旬に15度まで海水温が下がります。

12月の初旬は雨がかなり降ったことからその影響もあったと思われますが、概ね15度~16度あたりで推移するのが通常です。

前回の本ブログ記事でもお話しさせて頂きましたが、海水温は地上の気温などの影響はほぼ受けず、暖かい海流の影響を一番受けます。

この12月下旬に17度台まで海水温が上がるということは、やはり城ケ島の周辺海域に未だに暖かい海流※が流れ込んでいると思われます。

※暖かい海流が流れ込んでいる理由やそれに伴う影響については前回の記事をご覧下さい。

12月に入り、潮回りの影響等々で釣行時にイワシ類の釣果が確認出来ず、今シーズンは北条湾イワシ類が越冬せず外海に出て行ってしまうかも…的なお話をしましたが、この日海水温が再び上昇に転じたことで、少なくとも城ケ島周辺には居付くと思われます。

ただ、12月に入ってから度々お話しさせて頂いておりますが、今シーズンは特にイワシ類が北条湾以外にも生活範囲を広げていると思われ、北条湾内に入ってくる群れの数が少なくなっていることは事実です。

こういうことから、例年のように真冬でも入れ食い、爆釣れ!という感じの釣れ方をするのは極めて少なくなると思います。

後ほど、詳しく触れますが、この日も3種類(3つのサイズの違うウルメイワシ)のウルメイワシが釣れましたが、サイズの違う、つまり生まれた年の違うウルメイワシが釣れるのに、全体的に北条湾にいるウルメイワシの数は非常に少ないです。

イワシ類は同じサイズ(同じ年に生まれた)で群れを作り回遊します。

サイズの違うイワシ類が釣れるのであれば、それに見合った数のイワシ類がいるのが通常ですが、違うサイズのイワシ類が釣れるのに全体的な数が少ないということは、周辺海域に同じ種類のイワシ類はいるのですが、ピンポイントで北条湾に入ってくる群れの数が少なく他の海域に散っていると考えるのが妥当かと思います。

何れにせよ、入れ食い、爆釣れ!30分の弾丸釣行!とはならずとも、来年の2月の初旬くらいまでは北条湾でサビキウルメイワシが釣れると思います。

若干話が逸れていましたが、この日の釣行の話に戻ります。

今一度、この日の状況を整理しますと若潮ど真ん中で、午前2:03の満潮の潮止まり後の下げ潮というタイミングで釣りを開始します。

潮位の変化も乏しく、若潮の下げ潮というタイミング。

これだけ見ますと、かなりアウトな状況です。

しかし、この日はテンションは下がらず鼻息荒くやる気満々。

と言いますのも、Twitterやブログをご覧頂いた方が、同じこの日に北条湾に釣りに来られるということで、負けないように頑張らねば!という気持ちもあり何とか結果を出したいと思っていました。



個人的にはアフィリエイト目的でTwitterやブログを書いているわけではないので、少しでもお役に立てているという実感があった時が私にとっては一番のご褒美だと思っています。

何時に釣りに来られるかは分からなかったので、まだ北条湾に来られていないようであれば、少しでも釣果に結び付く情報を発信出来れば…と釣り開始早々から奮起します。

しかし、私のやる気とは裏腹に、目の前には透き通るように澄んだキレイな海に泳ぐ魚はいません。

到着時は風もあり、さざ波が立っていたので海面の様子はをハッキリ窺い知ることは出来ませんが、魚の気配は感じません。

試しにアミコマセを一摘み撒いてみますが、着水したアミコマセがどの辺りでバラけ、どこへ流されるのかが街灯があるとは言え夜間なのにハッキリ肉眼で確認出来、それに群がる魚が全くいないことも分かります。

逸り焦る気持ちとは裏腹に釣れる気配がない…

何とか「今日はいける…釣れるぞ…」という根拠を必至に探すべく釣りを開始しますが、そのやる気を木っ端微塵に粉砕するヤツが現れます。



釣りのお供のアオサギが、「お前、どっかで見張ってて待ってただろ?」という見事なタイミングで登場。

まだ、全ての竿の準備が出来ていないにも関わらずお裾分けの待ちの体制に。

魚の気配を感じない海…

釣れない時にいつもそばでずっと待つアオサギ

そして、この時は若潮ど真ん中のドストライク…

釣れる気もしなければ、釣れる要素もない…

毎回アオサギが登場するとお話しさせて頂いていますが、アオサギは青魚などの小魚の活性が上がり、海面近くを泳ぐ魚を船の係留ロープや船上、海面に近い場所から狙い獲っています。

このアオサギが私、つまり人間を頼ってくる時は、魚の活性が低く海面近くを泳ぐ魚がいないため自ら獲ることが出来ないから寄って来ます。

アオサギが近くに来る時は、魚の活性が低いことを物語っているのです。

野鳥やアオサギは嫌いではありませんが、君とは仲良くしたくないんだよね…

そんな事を心の中で呟きながら釣りの準備をしていると…

家内が何やら釣り上げます。

おぉぉぉお!なんだ?何が釣れた?

何か根魚の類かな…と思いきや、ナント!ウルメイワシです、しかも良型。



アオサギも余程お腹が空いていたのか、一目散で奪いにかかりますが、さすがにまだ最初の1匹目。

お裾分けするわけにはいきません。

そして、この後、3匹目までは立て続けに釣れます。

調子にノリ、家内に「30匹釣ったらすぐ帰るぞ!」と強気な発言をしますが、そうは問屋が卸してくれません。

3匹目が釣れた後、一向にアタリがありません。



そして程なくすると、アタリは出始めるのですが、ツイートにあるようにまるでカワハギのアタリのようなアタリ方で中々針掛かりしません。

カワハギを釣った事がある方であればお分かり頂けると思いますが、カワハギ釣りに慣れていない方や、ビギナーの方ですと、アタリは分かるのですが、どのタイミングで合わせたら良いのか分からない微妙なアタり方をカワハギはします。

そして、サビキ釣りで青魚を狙う時にも、これに似通ったアタり方をする時があるのですが、こういう時は海が澄み過ぎていて魚からハッキリ針が見えてしまっている証拠なんです。

こういう時に言えることは…

①イワシ類(青魚)は回遊して来ている
サビキ仕掛けにスキンや疑似餌、ビーズや反射板など余計なものが付いていると食ってこない
サビキ仕掛けをなるべく深めのタナに落とす

大事なことは、こういう状況は決して魚の活性が低いわけではない…ということです。

完全にイワシ類の活性が低い場合は、アミコマセがあろうがサビキ仕掛けがあろうが、イワシ類達は完全に無視します。

サビキ仕掛け直前まで寄って来て、ハリスにぶつかったり、針を一瞬咥えたりするから小さなアタリが出るわけです。

違う言い方をしますと、イワシ類は食事をする気はある…ということです。

そして、お使いになるサビキ仕掛けを間違えると、アタリすらありません。

釣りに行かれる日の状況や条件が厳しい場合は、有効と思われるサビキ仕掛けをいくつか使ってみて、一番アタリが出るサビキ仕掛けで粘って下さい。

タナはなるべく深めにし、トリックサビキのサビキ仕掛けを小まめに10分くらいの間隔でアミコマセの中に潜らせて下さい。

そして、もう一つ重要になってくるのが、以前本ブログ記事でもまとめさせて頂きましたが、サビキ仕掛けを選ぶ場合や現地で釣りをする場合に「魚の習性を利用する」ことを意識してみて下さい。

詳細はリンク先をご覧頂きたく割愛しますが、状況や条件が厳しい時、イワシ類の活性が低く中々針を食ってこない時は、これを利用しないと釣れません。

反射的に反応してしまうイワシ類の習性を利用して釣るということです。

リンク先の本ブログ記事でもお話しさせて頂いておりますが、冬のサビキ釣りは「エサ釣り」より「ルアーや餌木」などによる疑似餌の釣りに近いということを頭の片隅にでも置いといて頂けると宜しいかと思います。

そして、この日のウルメイワシの群れの回遊頻度の間隔ですが、例年に比べるとやはり長かったです。



ツイート時点では、ツイート内の時間でしたが、全体的には短くて15分、長くて40分に1回くらいの頻度です。

若潮という、あまり潮が動かない潮回りということもありますが、この日の海水温は17度とイワシ類にとっては活動し易い海水温です。

そして、釣れたウルメイワシも10cm~12cmほどの今年産まれた1年目の個体、14cm~16cmほどの恐らく生後2年目で今年の2月以降に初めての産卵を控える個体、生後2年目以上の18cm~20cmオーバーの個体と3種類のウルメイワシが釣れました。

※イワシ類の寿命は概ね5年と言われています。

サイズの違う3種類のウルメイワシの群れが回遊しているということは、もう少し全体的なウルメイワシの数も居ておかしくないですし、回遊頻度も高くなってもおかしくありません。

これは先に申し上げた通り、恐らく今シーズンは海水温の上昇等により他にも生息範囲が広がったことで、北条湾へ回遊してくる群れの数が少なくなってきていると思われます。

この日、私はいわき丸さんの後方に釣り座を構えました。

ダイブセンターよりは北条湾の出口寄りですが、北条湾の入口からはそれなりに奥まった場所です。

回遊ルートなどは例年と変わりはありません。

そして、海水温が下がり始めた特に11月に入ってからは、毎回北条湾内にいる群れが異なる(入れ替わっている)と思っています。

12cmくらいのサイズを中心に今年産まれた個体しか釣れない時もあれば、この日のようにサイズに幅がある時もあり、20cmオーバーばかり釣れる時もありました。

例年ですと、海水温が15度近くまで下がると、ほとんどの群れが北条湾から出ずに越冬していました。

というよりは、北条湾の出口から先の海水温が湾内よりも下がり、再び上昇に転じることもほとんどないため物理的に出られなくなった…ということです。

しかし、今年は北条湾の出口より先も安定はしないものの、ある程度の海水温が保たれているため、第二、第三の餌場(生息場所)があると思っています。

そして、そこと北条湾を行ったり来たりしているものと思われます。

今シーズンの冬の北条湾内のウルメイワシのサイズや群れの数に著しい変化があること自体が、上記のように他に餌場があると推測しないと、今シーズンの北条湾の状況の説明がつきません。

他に餌場…というお話ですと、後ほど詳しくお話し致しますが、この日は釣れたウルメイワシからもそれを推察出来ることがありました。

何れにせよ、ウルメイワシは北条湾で越冬し、来年の2月くらいまでは釣れるということ、数を釣るのが難しいかもしれませんが、釣れると例年に無い良型が釣れるということは言えるのではないかと思います。

釣行のお話の最後に、疫病神的な存在の釣りのお供のアオサギくんですが、この日は釣り開始直後からやって来て撤収時までずっとそばで待ち続けていました。

バンバン釣れて釣果も申し分なければ、当然アオサギにバンバンウルメイワシをあげても良いのですが、大漁とは言い難い釣果にお裾分けせずにいましたが、健気にひたすら待ち続ける姿に根負け。



寒空の中、お腹も空いているのでは可哀そうかな…と思い、撤収する少し前に立てて続けに釣れたウルメイワシを数匹お裾分けしました。

気休め程度にはお腹を満たしてくれたかなと思います。

そして、この日の釣果はウルメイワシのみとなりました。

2019年12月22日 釣果


ウルメイワシしか釣れなかったので、魚種的ないつもの写真を撮らなかったのですが、違うサイズのウルメイワシを並べれば良かった…と後から思いました。

申し訳ありませんが、ウルメイワシのサイズの違いは釣果の写真等を拡大してご確認下さい。

釣果がウルメイワシのみなので、選択肢も無くこの日の我が家の兄妹猫の朝食はウルメイワシのアラを焼いてあげました。

兄妹猫の朝食は釣りたてのウルメイワシのアラを焼いたもの


アラであっても、今の時期のウルメイワシは脂ものっているので美味いと思います。



あっと言う間にたいらげました。

そして、人間用はといいますと、サイズの違う3種類のウルメイワシが釣れたので、生後1年目(今年産まれたウルメイワシ)のウルメイワシはフライにしました。

ウルメイワシを背開きで三枚に卸します。

背開きにしたウルメイワシ


これに衣を付けて油で揚げます。

中骨も取り除いてあるので、強火で衣の色が変わる程度にサッと揚げれば大丈夫です。

ウルメイワシを1匹丸ごとフライにしたり、中骨を残した状態でフライや唐揚げにする際は、骨に火を通さないといけないので中火である程度揚げないといけませんが、中骨を取り除いてある場合は逆にあまり火を通し過ぎない方がホクホクジューシーな感じに仕上がります。

ウルメイワシのフライ


写真にはタルタルソースを添えてありますが、岩塩で頂くとよりウルメイワシの風味が味わえると思います。

そして、生後2年目の中くらいのサイズのウルメイワシはナメロウにしました。

ウルメイワシを三枚に卸し、ネギと味噌と一緒に叩きます。

ウルメイワシのナメロウ


叩く具合はお好みで調節して下さい。

ネギトロのようにミンチ状になっている方が好きな方はしっかりと叩いて下さい。

今回は少しウルメイワシの身が分かる程度にしました。

ウルメイワシのナメロウ


このままでも当然美味しいのですが、今回はこれを温かいご飯の上にのせてウルメイワシのナメロウ丼に。

ウルメイワシのナメロウ丼


お好みでただの白米を酢飯にしたり、少し醤油を垂らして食べても美味しいです。

これがまた絶品です。

小鉢に盛り付けて、チビチビ食べながらビールを飲むと酒が進みます。

そして、MAX20cmオーバーの3年目以降のウルメイワシはやはりお刺身が最高です。

三枚に卸していても手に付く脂が濃いことが良く分かりました。

ウルメイワシのお刺身


お皿に盛り付け、オーソドックスにワサビ醤油で頂きましたが、これを食べると夜中に眠い目を擦りながら、寒さに耐え釣りに行って来た甲斐があるな…といつも思います。

ウルメイワシのお刺身


非常に甘くて美味しいです。

本当に、今の時期のウルメイワシは絶品です。

そして、この日の北条湾定食はこんな感じになりました。

2019年12月22日 北条湾定食


最後に、先ほどお話ししました、ウルメイワシの餌場に関しての続きですが、まず以下の写真をご覧下さい。

ウルメイワシのお脂ののり方


これは、生後3年目以降のウルメイワシの身を接写で撮った写真です。

そして、こちらは赤丸の部位にご注目下さい。

ウルメイワシの脂ののり方から分かる食べているエサ


薄くピンク色になっている部分は所謂脂肪なんですが、白ではなくサーモンピンクになっているのがお分かり頂けると思います。

この時期に釣れるウルメイワシで、且つ20cmほどの個体であればこういった脂の付き方をしていておかしくはないのですが、問題はその付いている脂の色。

今の時期の北条湾で釣れるウルメイワシの脂がのっている…とは言っても、やはりスーパーで売っているイワシの脂ののり方には敵いませんし、そもそもサイズが違います。

スーパーで売っているイワシの脂の色を見て頂くとお分かり頂けると思いますが、通常は白、もしくはクリーム色に近い色をしています。

今年釣ったウルメイワシで初めて見て、以前本ブログ記事でもお話しさせて頂いたことがありますが、ウルメイワシを捌くと腸周辺や腹身がオレンジ色をしている個体が何匹も釣れました。

今回、いよいよ身に溜まった脂がピンク色していました。

これから推測出来るのは、良く食べているエサがエビなどの甲殻類をたくさん食べている可能性があります。

近年は、北条湾周辺で冬でもサビキ釣りでイワシ類が釣れることが広く知られ、数年前よりも今の時期も多くの人がサビキ釣りをしに来るようになりました。

釣りをする人が増え、たくさんのアミコマセが撒かれることから、そういった類のエビ類をたくさん食べて身に付く脂の色が変化した…という可能性もゼロではありませんが、広大な海の中のたくさんいるウルメイワシの多くに影響を与えるほどではないと考えるのが無難な受け止め方であり見識かと思います。

そうなると、先ほどお話ししました、第二、第三の餌場というのが、まず存在するということはほぼ間違いなく、且つそこが岸近くの湾内や入り江ではなく、ある程度離れた外海であるのではないかと思います。

自然発生的に岸近くで大量のエビ類が居れば目立ちますし、そこに一気にイワシ類などが集中するため釣り人の間でも間違いなく話題に上がります。

そういった様子も伺えないということは、ある程度の外海にエビなどの甲殻類を捕食出来る餌場があるか、または甲殻類を捕食した小魚の群れが集まる場所があり、その小魚を捕食しているのではないか…と推測出来ます。

この辺はあくまで、私の勝手は憶測で仮定の話です。

ただ、一つ言えるのは例年とは違うエサを食べていることはほぼ間違いないと思います。

実際、生後3年目以上の個体は特に目立ちますが、例年より太っており脂ののり方も今までで一番のっていると思います。

魚を良く捌く方ですとお分かりになると思いますが、手に付く脂の感触が全く違います。

このようなことからも、例年よりは釣りにくくなってしまっていますが、釣れるとサイズも大きく脂ののりも最高のウルメイワシが釣れています。

中々上手くいかないもので、入れ食い、爆釣れ!で30分の弾丸釣行が出来た時も良かったですが、確かにこの時爆釣れしていたマイワシは非常に痩せていました。

釣れた瞬間はサッパと勘違いするくらいです。

それが海水温が年々上昇し、今年で言えば初めて子持ちのウルメイワシの個体を釣ったり、冬になれば丸々太っている個体が釣れますが、今度は海水温の上昇で生息範囲が広がり数釣りが難しくなってしまった…

まぁ、自然相手で人間の思うようにならないからこそ、いろいろ試行錯誤する楽しみがあるとも言えますが…

いよいよ冬休みの時期になります。

比較的暖かい日の日中などに、ご家族でサビキ釣りに出掛けてみては如何でしょう。

釣れればサイズも大きく、脂ののったウルメイワシが北条湾では釣れています。

こちらはこの日のライブ配信動画です。

釣れている間隔などがご覧頂けると思います。

宜しければご覧下さい。



次回から私は冬休みに突入します。

今年の釣り納めはいつにするか考え中です。

なるべく潮回りも良く、天候も穏やかな日にしたいと思います。

また、仕事や休みの兼ね合いから、私は毎回未明の釣りになってしまっていますが、冬休み中は日中に釣りに行き北条湾の状況をレポート出来ればと思っております。

また、ご報告させて頂きます。

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【城ヶ島・三崎港・北条湾】ウルメイワシの釣果は確認出来ましたがリベンジはならず(2019年12月15日)

こんにちは。

そろそろ、年末の挨拶回りや忘年会などの予定もあり、いよいよ師走を実感する週に入るかと思います。

この週は、気象庁から年末年始を含む一ヶ月予報も発表されました。



年末年始は、あまり嬉しくありませんが、寒気が南下する予報となっています。

皆様におかれましては、風邪などひいていませんでしょうか?

私はこの週の頭から若干風邪気味だったのですが、この日の釣行の寒空と強風で身体が芯から冷え、風邪にトドメを刺してしまったようです。

ブログを書いている今も、喉が痛い上に軽く熱っぽいです。

この週は毎夜晩酌をしても酒が美味く感じず、朝起きると軽く喉が痛い状態が続き、週末は気温が高く風も穏やかになることを切に願いましたが、残念ながら願いを聞いてもらうことは出来ませんでした。



ここ数週間、釣果に問題も無く順調な釣りが続けられていれば無理をすることもなかったと思いますが、前回の釣果が惨憺たる結果に終わったために、多少無理をしてでもこの日はどうしても釣りに行こうと思っていました。

前回の釣行で釣れなかった理由は本当に読み通りだったのか…

現在の北条湾の様子は…

今シーズンはどのくらいイワシ類が北条湾で越冬しそうか…

前回釣れなかった理由が、読み通りであれば多かれ少なかれイワシ類は北条湾で越冬し、2月の初旬くらいまではサビキ釣りが楽しめると思います。

しかしそうでないとなると…

この辺りをキチンと確かめたく、風邪を押してでも釣りに行って来ました。

釣りに行ったこの日の海や天気の状況は、先のツイートにもありますように、風が強いことを除けば魚達の活性が上がりそうな潮回りと天気です。

午前0:30の干潮の潮止まり以降の、上げ潮のタイミングを狙ってこの日も午前1時起床で釣りに行くことにしました。

午前7:43の満潮まで、この日は潮位に変化もあり良く潮も動き、潮の動きだけで言えばかなり期待が持てます。

体調がイマイチなことから、この日はテンションのアップダウンはほぼ無く、淡々と釣りの準備をし北条湾を目指します。

予報でも風が強いことは分かっていましたが、横浜横須賀道路などを走っていても、車が煽られる上に木々の小枝や葉っぱが道路で舞っており、体感で風がかなり強いことが分かります。

風が弱まることが無いのは分かっていても、北条湾に着いたら無風…だったら良いな…心の片隅で小さな期待を持ち車を飛ばします。

北条湾に近付き道を走っていると淡い小さな希望を、木っ端微塵に叩き潰すかの如く、夜間にも関わらず木々が風で揺れているのが分かるくらいの強風。

風がダメなら、せめて釣り開始直後から爆釣れ…とかなって、今日は早めに帰りたいな…と、こんな事を考えながら走ること40分強、いよいよ北条湾に到着します。

毎回申し上げておりますが、週を追う事に釣り人の数も少なくなり、この日は気温はそこまで低くありませんでしたが、強風の影響か「ん??釣りしてる人いないの?」と一瞬思うくらい釣り人も少なく、北条湾到着時は製氷所の周辺に疎らに10人程度いるだけでした。

そしてこの日少し気になったのが、この日は特に他県ナンバーの車ばかり。

手前味噌的な言い回しで恐縮なんですが、ここ数週間私が釣りに行って釣果が思わしくないから、県内の釣り人達は来ないのかな?…と思ってしまうくらい他県ナンバーばかり。

まぁ、仮にそうだとしたら、その為にリアルタイムな情報を発信させて頂いているので、個人的には本望なのですが。

釣り人も少ないので、当然釣り座に関してもお好きな所でどうぞ状態なのですが、この日はお気に入りのいわき丸さんの前の釣り座に、ヨットが係留されており釣りが出来なかったので、ダイブセンターの斜め前に釣り座を構えます。

と言うものの、この日はお気に入りの釣り座が空いていても、この日釣りをしたダイブセンターの前で釣りをしようと最初から実は決めていました。

前回前々回といわき丸さんの船の周辺で釣りをしたのですが、釣りをしている最中に海の様子を観察するため歩いていると、この日釣りをしたダイブセンターの前に小魚の群れやシーバスが寄っていました。

このダイブセンターの前は排水口がいくつかあり、状況によっては魚が集まり易い場所なんです。

工業用排水が流れ込んでいるわけではないので、毎回暖かい水が流れ込んでいるわけではありませんが、状況によっては海水より暖かい水が流れ込んでいたり、小魚のエサになるようなものが流れ込んでいたりします。

これに小魚が集まり、その小魚を狙ってシーバスなども寄って来ます。

過去に何度かサビキでセイゴを釣っているのですが、釣った場所は何れもこの日釣りをしたダイブセンターの前のこの場所です。

シーバスやボラは汽水域でも問題無い魚ですが、イワシ類は暖かい海水は好みますが塩分濃度が薄い場所は嫌いますので、極端に排水口から流れてくる真水が多い場合は逆に寄り付きません。

前回前々回の釣行時は何れも当日、直近で雨が降っておらず、排水口から流れ込む水の量は多くありませんでした。

そんなことから、この日は少しでも魚が集まり易い場所で釣りをしよう…ということでこの場所を選びました。

北条湾に到着し、釣りの準備をしようと車から降りますが…

風が強い…

寒い…

家内と二人、無言で荷物を降ろし淡々と釣りの準備を開始します。



釣りの準備をしながら海の様子を伺いますが、如何せん風が強く海面にさざ波が立っているのでイマイチ様子が掴み切れません。

そんな状況であっても、大型魚が居ないことや活性高くイワシ類が活発に泳いでいないことは分かります。

実際に釣りを開始した時刻は、上記ツイート内の潮見表のタイムスタンプとほぼ同時刻です。

中潮で潮の動きも大きい潮汐のタイミングで、且つ上げ潮です。

一般的に釣りでは魚が一番活発に動く時間帯です。

しかし、この日も嫌な違和感を感じながら釣りを開始しました。

私が良く言う「合点がいかない」…

まさにこの状況で、事前収集したデータと実際の北条湾の状況に開きがあり過ぎることが今シーズンの冬は多いです。

そして、海の釣りの場合、潮が動く、潮が止まる、陽が昇る、陽が沈むなどのポイントで、突然状況が変化することが多々あるのですが、今シーズンはこういったポイントでも状況が変化することなく、終始データと状況に開きがあるまま釣りを終了することが多いです。

この日、体長不良を押してまで釣りに行ったのは、①この日の天候や潮の状況はバッチリで釣れる状況だった②前回の釣行で釣れなかった考察の仕上げ…これを意識して今の冬の北条湾のイワシ達の動きを見極めたかったからです。

例えボウズだとしても、納得いくまで仕掛けや道具、エサなども惜しみなく使い、やれることは全てやってやろうと思っていました。

そして、冬の北条湾でのサビキ釣りで重要になってくるのが海水温。

概ね冬の北条湾の海水温は近年は15度~16度あたりで落ち着いています。

大量の冷たい雨や、猛烈な寒気がやってきてしばらく停滞する…などなければ上記温度で安定しています。

これが15度を下回ると、イワシ類達青魚にとっては生活出来る海水温の下限を超えてしまうので、物理的に北条湾から出て行ってしまいます。

15度くらいの海水温ですと、彼らにとっては活発に活動するレベルの海水温ではないので、どうしても針への食い付きが渋くなります。

そこで、先日本ブログ記事でお話しさせて頂きました「魚の習性や反射を利用したサビキ釣りについて」が重要になってきます。

この日の海水温は16度でした。

イワシ類を狙うサビキ釣りという観点では、大型魚も北条湾内におらず、海水温も16度、潮回りは中潮、釣りをするタイミングは潮汐の変化も大きく且つ上げ潮という状況です。

この条件だけを見れば釣れないことはありません。

ただ、マイワシは暗い時(未明や夜間帯)でも食ってきますが、ウルメイワシに関しては食ってこないわけではありませんが、通年を通して比較的マヅメ時や日中の方が食いは良いです。

そして、この日は釣り開始直後からバンバン撒き餌を撒いてみました。

当然イワシ類はもちろんのこと、根魚も含め明け方までにどんな魚が集まってくるか…

釣り開始早々、カタクチイワシシコイワシ)が釣れます。



今年産まれた個体で、シラス※から成魚の形になったばかりの個体かと思います。

※一般的に売られているシラスはツイート内の成魚の形になる前のカタクチイワシシコイワシ)の稚魚です。

かなり小さく、思い切りリリースサイズなんですが、釣れてしまうとリリースしても死んでしまうので持ち帰りました。

サイズ的にはイマイチ過ぎますが、これが釣れたことでイワシ類が北条湾内で生活出来る海水温であることは証明されました。

そして、然程時間を置かず、今度はチョイ投げでマダイチャリコ・稚鯛)が釣れます。



マダイに限らず、鯛系の魚は意外に神経質で、潮の動きに敏感な魚です。

大潮、中潮は問題ないですが、小潮以下の潮回りですと非常に食いが渋くなり釣りにくくなります。

こういったことからも、この時点で魚の活性は著しく高くは無くとも、少なくても低くはないということが分かりました。

そして、しばらく時間を置いて、ようやくウルメイワシがヒットします。



サイズも20cmクラスと申し分ありません。

しかし、この後が続きません。

魚影も確認出来ず、アタリも皆無な時間が延々と続きます。

止まない強風に体温を奪われ、体長もイマイチなことからこのあたりで家内と車に避難し40分ほど仮眠を取ります。

朝マヅメ前に釣りに復帰しますが、北条湾の様子は全く変わっていません。

風も弱まる気配も無く、とうとう釣りのお供のアオサギがやって来ます。



以前からお話ししておりますように、この釣りのお供のアオサギが私達人間を頼ってくる時は、北条湾内の少なくとも表層付近にはイワシ類を始め小魚の群れが全くおらず、イワシ類の活性が高くないことを物語っています。

この日は前回に続き非常に海が澄んでいました。

未明にも関わらず、街灯の明かりだけで海底の障害物が薄っすら見えるくらいです。



そういったこともあってだと思いますが、サビキで釣れる魚は全てタナがかなり深めで底スレスレくらいでした。

期待した朝マヅメにも、イワシ類が湧くことはなく、とうとう日の出を迎えます。



そして、釣りのお供のアオサギもかれこれ1時間以上私達の横で待っていましたが、この日はお裾分けをすることは出来ませんでした。



アオサギと言えば、湿地帯や川などで虫も食べるイメージがあったので、最後の手段でチョイ投げ用のアオイソメをあげたのですが、「はぁ?なに?その変な動いてるやつは?」みたいな顔で後ずさりをされ食べてくれませんでした。

そして、とうとうこの日はイワシ類の群れを目視で確認することは出来ませんでした。

最後に片付けに入った時に、釣れたことで余計に寂しさと疲れがドッと出ましたがハゼ(サビハゼ)が釣れます。



上手くいかないもので、これはアオサギにあげても良かったのですが、この時は既に寝床へ帰ってしまっていました。

そして、この日は前回オンパレードだった根魚の姿もありませんでした。



しかし、このツイート後に気付いたのですが、釣り開始直後から撒き餌を撒き続けたことで、底近くにボラの群れが集まっていました。

根魚が姿を現さなかったのは、このボラの影響だと思われます。

そして、前回の釣行を踏まえての考察と今後の予想なんですが、前回イワシ類が釣れなかったのは「潮」の動きの影響で間違いないと思います。

数は悲惨な数ですが、今回の釣行で20cmクラスのウルメイワシの釣果は確認出来ました。

今回ウルメイワシが数釣れなかったのは、やはり今シーズンは北条湾周辺にイワシ類が別に餌場としている場所があると思われます。※

※一言で言うと、釣れない時は食いが渋いのではなく、北条湾内にイワシ類の群れが居ないということ。

海水温なり、エサの問題なり、何がしかの理由でイワシ類が一度その場所を離れる(外海に出る)と年明けの産卵以降でないと同じ場所に戻って来ません。

秋以降、釣れたり釣れなかったりを繰り返している今の状況は、イワシ類は完全に北条湾から離れてはいません。

潮の影響であったり、釣りに行った日は別の場所に行っていたりとタイミングが合わないことで釣果に結び付いていないと思われます。

実際、前回の釣行時は物凄い数の群れが、海面のあちこちに波紋を作りながら何度か北条湾内を大きく回遊していました。

しかし、この日は逆にその群れを確認することは出来ませんでした。

小さな群れが時折回遊して来て、今回はそのタイミングで釣れたのだと思います。

去年あたりまでは、海水温が下がって来ると、イワシ類の群れの大半は北条湾から出ずに越冬していました。

故、釣堀や生け簀でサビキ釣りをしているような状況が続き、いつどんなタイミングで釣りに行ってもある程度は釣れていました。

しかし、今年は城ケ島近海の全体的な海水温が高いんだと思われ、イワシ類の行動範囲が広がっていると思われます。

中々仕事中なので、写真や動画を撮れていないのですが、近年見た事がない現象の一つとして、12月に入ってから横浜港、川崎港周辺で青潮が発生しているのを何度か目撃しています。

青潮はヘドロなどの中に沈殿しているプランクトンや微生物の死骸が、強風などで海が煽られるとヘドロと共に海中に巻き上げられ一気に分解が進み硫化水素が発生する際に、海がエメラルドグリーンのような緑色になる現象です。

青潮は基本的に東京湾でしか発生せず、海水温の高い夏場の風が強い日に良く発生します。

横浜港や川崎港周辺で特に明け方に、海から吹いてくる風がトイレ臭いと感じたことってありませんかね?

アンモニア臭に近い臭いというか…

日中で車などがたくさん行き交ってしまうと、感じにくくなってしまうのですが、車などが少ない未明や明け方に臭いがすることがあります。

こういう時は、概ね激しい青潮ではなくても、軽い青潮が発生していることが多いです。

12月に入ってから青潮が発生するということから言えるのは、一つの原因として海水温が高いということです。

東京湾の入口に城ケ島があり、東京湾は入口が狭い湾です。

その深部に当たる横浜港や川崎港で青潮が発生するということは、それだけ暖かい海流が城ケ島周辺に押し寄せ、東京湾の中にも入って行っているということです。

東京湾内の海水が自発的に暖かくなることはなく、大なり小なり海流の影響を受けて湾内の海水温は変化します。

こういったことからも、今年の城ケ島近海は例年より海水温が高く、イワシ類の行動範囲が広がっていてもおかしくはありません。

サビキ釣り…という観点からしますと、釣りにくくなる要因でもあるので大手を振って喜べませんが、城ケ島周辺は様々な魚が集まり易い位置でもあるので、思いがけない魚に巡り合う可能性もゼロではありません。

総括としましては、去年までは北条湾内にはイワシ類の群れが常にいる…という前提でサビキ釣りが出来ましたが、今年の冬はまず北条湾内にイワシ類の群れが入って来ているか…というところからの釣りになってきたと言えると思います。

現実に冬の北条湾でイワシ類の群れを見る週と見ない週があるのは、今年に入ってからのことです。

ただ、一つ言えるのは、今年の冬の北条湾はイワシ類の群れが離れたからもう釣れない…ということはなく、北条湾周辺には未だにイワシ類の群れはおり、タイミングが合えばまた真冬にサビキでイワシ類が釣れるということだけは言えると思います。

まぁ、確かに冷静に考えれば、ここ数年の冬の北条湾は異常だったかな…と思います。

4~5年ほど前から、真冬に北条湾でマイワシが入れ食い…という状況が続き、釣りに行って竿を出し即爆釣れで30分で帰る弾丸釣行…なんてことをブログに書いていましたが、これは確かに異常です。

しかも、毎週釣れるわけですから。

そこに狙う魚がいるかいないか…というところから始めるのが本来の釣りのような気がします。

釣堀ではないですからね。w

そして、この日の最後、そろそろ撤収するかな…と思っていた時ですが、ふざけたカラスが一羽飛んで来て中々笑わせてくれました。



この前に、私達の近くに飛んで来て、鳥のくせに歩いて近寄って来ました。

怖がる様子もなく、かなりの至近距離から「ちょっとそこの君。君だよ君。何か食べ物は無いのかね?」とでも言われているかのような様子で、私の顔を見ながら荷物や釣竿周辺を物色。

そして、コマセを見付けると歩いてコマセの所まで行きツイートの状況です。

遠慮という言葉は彼の辞書には無いようで、良くそんだけ咥えたな?という感じで持って行きました。

そして、この日の釣果こんな感じになりました。

2019年12月15日 釣果


何とも、釣れた魚より氷の方が目立つという悲しい釣果です。

しかも、カタクチイワシに至っては画像を拡大しないと分からないという…w

そして、こちらはこの日釣れた魚種です。

2019年12月15日 釣れた魚種


上からウルメイワシ、マダイチャリコ・稚鯛)、カタクチイワシシコイワシ)、サビハゼ(ハゼ)です。

ウルメイワシはサイズは申し分ないのですが、如何せん数が釣れませんでした。

この日の我が家の兄妹猫の朝食は、猫用的な魚が釣れなかったので、お刺身にしたウルメイワシのアラを焼いてあげました。

兄妹猫の朝食は釣りたてのウルメイワシのアラを焼いたもの


トウゴロウイワシやネンブツダイよりはやはり美味いんだと思います。



食い付きや食べる早さが違います。w

そして、肝心の人間用はと言いますと…

チョイ投げでマダイが釣れてくれて良かったです。

マダイのお蔭で何とか形に出来た感じです。

そのマダイは、ここ最近炊き込みご飯ばかりだったので、久しぶりに開きにして焼いてみました。

開いたマダイの裏


鱗を剥ぎ背ビレに沿って包丁を入れ開いていきます。

開いたマダイの表


開いたら腸を取り除きます。

焼く時は皮側ではなく身側から焼いて下さい。

釣りたてで身や皮にも締まりがある上、魚が大きくないので皮から焼くと魚が反ってしまいますので。

焼き上がりはこんな感じです。

マダイの開き


ヘダイ(平鯛)の開きを作った時にもお話し致しましたが、開いた状態で一夜干しにしてから焼くと、旨みも凝縮してより美味しく食べられます。

釣りたての水分が多い状態で焼きますと、身がしっとりし柔らかいですがその分旨みは感じにくいです。

今の冬の時期は空気も乾燥していますので、一夜干しには最適です。

そして、探すのが大変なくらいのカタクチイワシとサビハゼですが、少々無理矢理ですがかき揚げにしてみました。

カタクチイワシとサビハゼのかき揚げ


思った以上に、カタクチイワシとサビハゼの風味がありそれなりに美味かったです。

最後はウルメイワシのお刺身。

ウルメイワシのお刺身


毎回、同じコメントで恐縮ですが、今の冬の時期のウルメイワシはやはり絶品ですね。

数が釣れず、たったこれだけですが、寒空の中頑張って釣った甲斐がありました。

そして、少々強引ですが、この日の北条湾定食はこんな感じになりました。

2019年12月15日 北条湾定食


魚種は豊富に釣れなくて、ウルメイワシ尽くしでも良いので、やはりウルメイワシ、マイワシを数釣りたいです。

来週は、悪夢の長潮、若潮です。

週末に忘年会等々、年末の行事も若干あるため、もしかしたら釣りはお休みするかもしれません。

でも、ここまでくると毎週状況を見に行きたい気持ちもあります。

やる気が無いわけではありませんが、釣果は期待出来ないかもしれません。

とかなんとか言っていても、結局釣りに行ってしまうのが釣りキチ。

たぶん行きます。w

潮回りが潮回りなので釣果は期待しないでTwitterやブログをご覧頂ければと思います。

こちらはこの日のライブ配信動画です。



寒さに耐える映像がほとんどで、これと言うものはありません。

敢えて言うなら、最後のふざけたカラスが飛んで来たところから見ることが出来るかもしれません。

宜しければ、ご覧下さい。

また、ご報告させて頂きます。

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  城ケ島  サビキ  北条湾  メバル  ウミタナゴ  ネンブツダイ  

【城ヶ島・三崎港・北条湾】あまり見た事がない冬の北条湾…その理由とは?(2019年12月8日)

こんにちは。

この日はタイトルの通り、今まであまり見たことがない状況の北条湾釣りをしてきました。

サビキに限らず、冬場の釣りは寒さとの闘いであったり、海の状況であったり、狙う魚の状況であったりといろいろ厳しい条件下の中での釣りになることが多いですが、そんな中でもこの日は近年稀に見る厳しい釣行となりました。

どんなに潮や天候などの条件が良くとも、夏場のサビキ釣りのようにはいかないのが冬のサビキ釣りです。

少しでも皆様に釣果を得て頂ければと、釣り前日に冬場のサビキ釣りのポイントをまとめた記事を書かせて頂いた後の釣行だっただけに、是が非でも結果を出したかったのですが、そうは問屋が卸さないのが自然相手の釣り。



ブログを書いている今でも、何とも言えない悔しさが込み上げてくる感じです。

悔しさもさることながら、何とも腑に落ちない…というか、合点がいかないことが多く、一年前の12月に本ブログに投稿した記事を読み返してみました。

しかし、海水温等の条件的なものなどを比較してみても、この日の惨憺たる釣果の原因であろう違いはほぼありませんでした。

この日の潮の状況は中潮で、未明の潮止まりは午前2:40の満潮の潮止まり。

この潮止まり以降から朝マヅメあたりまでを狙い、普段と同じ午前1時起床で釣りに行きます。

事前の天気予報で気温はそれほど低くないものの、風が強い予報となっていたのでいつもより防寒対策に念を入れて釣りの準備をします。



淡々と準備をし釣り道具を車に積み込もうと玄関を出ると…

天気予報では未明の午前3時に気温が7度くらいとなっていましたが、どう考えても体感で感じる気温が7度じゃない…

車の屋根の水滴が「これ、明け方凍るでしょ?」という状態になっていました。

これで風が強いのか…

体感で感じる寒さに一瞬怯み、恐らくこの日が長潮や若潮の潮回りだったらこの時点で釣りを中止していたかもしれません。

しかし、この日の潮回りは中潮な上に、前日に冬のサビキ釣りのポイントをお伝えする記事も書いていたことから、何とか釣りに行って最低でも現地の様子をお伝え出来ればと一念発起し気合いを入れ直し自宅を出発します。

午前2時過ぎに自宅を出発。

冬の真夜中…という感じで、いつも通り走っている車は商用車ばかりで、スイスイと走り北条湾へ到着します。

現地に着くと、前週よりもやや釣り人が少ない感じで、こちらも週を追う事に少しずつ釣り人が減っている感じです。

というより、このくらいの時期になってきますと、現地に到着した時に停まっている車に見覚えがあり、私のように釣りキチで猛者の勢いの方がほとんどかもしれません。

「あっ、あの車先週も停まってた…」みたいな感じで気付くことが多々あります。

釣り座も空きまくりで、この日はお気に入りのいわき丸さんの前の釣り座が空いていたので、そこに釣り座を構えます。

車から降りると、この日は天気予報が外れまくり。



強風の予報だった風はほぼ無風、逆に7度くらいの予報だった気温はナント!3度。

7度で強風も寒いけど、3度で無風も寒いよね…

寒いことに変わりはなく、まぁ風が無いだけ天気予報は外れて良しとするか…と釣りの準備を開始します。

釣りの準備をしながら海の様子を伺っていると、非常に動きは鈍いものの魚の群れらしき波紋が海面に時折出来、何がしかの群れがいることは分かりました。

この時はこの後、地獄のような寒さとの闘いが待っているとも知らずに、群れを確認し安堵し楽観的にこの日の釣果を予想し始めます。

到着時に大型魚のような魚は確認出来ず、風もほぼ無いことからベタ凪の北条湾の海面がまるで沼のようで、何とも言えない雰囲気を醸し出していました。

20分、30分と時間が過ぎていくと、時間が経つにつれて露骨に気温が下がっていきます。

釣り人も少なく、風もほぼ無いことから、対岸を走る車のロードノイズがやけに大きく聞こえる状況で、その静けさが余計に寒さを感じさせます。

釣り開始から1時間ほど、到着当初いた魚の群れの波紋は完全に無くなり、アタリも無い中気温同様にテンションがグングン下がっていきます。

嫌な予感がし始め、ボウズの「ボ」の字くらいが頭をチラつき始めた頃に、ボラと思われる魚が湾内に入って来て勢い良くジャンプし始めます。



この日も非常に海は澄んでおり、投入するサビキ仕掛けが夜間にも関わらずだいぶ深くまで見えるほどでした。

そんな中、海面の魚の群れの波紋が消え、全く魚の気配を感じない北条湾に、例えボラであっても魚が居ることを示してくれる状況は凍りそうな心にほんの少しだけ火をともしてくれましたが、ほどなくしてボラも北条湾内から出て行きボラが居なくなった後は私には珍しく心が折れ掛かりました。

この時点で午前4:30くらいなんですが、気温7度で強風の方が良かったくらい一気に気温が下がっていきます。

アタリは皆無でピクリとも動かない竿。

透明度は抜群で透き通るようなキレイな海に魚は一匹もいない…

気付けば、先ほどまで製氷所の周辺にいた釣り人の方達も、大半の方が車へ避難し仮眠を取っている方も中にはいました。

折れ掛かり、垂れ下がった心にいよいよヒビが入った時に…



いつもの釣りのお供の茶トラ猫とは違う、新参者のニャンが登場。

この日の海水温は15度で、この海水温は非常にイワシ類の動きは鈍くなりますが、生息出来ないレベルの低さではなく、渋くとも食ってくる時は食ってくる海水温です。

潮もちょうど下げ潮ながら潮が動いているタイミングです。

冬場はイワシ類が食ってくる時間が長い時間続かず、短いと5分~10分で終わってしまうこともあります。

まさにその時なんですが、その時を逃すまいと家内は車に避難させていましたが、私はいつくるか分からないその時のために釣りを続けていました。

新参者のニャン登場で、ヒビが入った心をなんとか保ち、せめてニャンが食べられる魚を釣ってやろうと一念発起。

全ての竿のサビキ仕掛けのアミコマセを付け替え、軽く撒き餌も撒き「よ~し!もう少し待ってな…」と振り返ると…

「なんだ…お前も釣れんのか…使えんのう…」と言われているような背中を見せながら、テクテクと寝床で向かうニャンの姿が…

これがトドメでヒビが入った心が一気に「ボキッ」と折れます。

私も車の中へ避難ししばし仮眠。

そして最後のチャンスのマヅメ時に賭けます。

仮眠後、トイレに行き釣りを再開しますが、状況は何一つ変わっておらず相変わらず北条湾から魚の気配を感じません。

このあたりで完全にボウズを意識し始めます。

久しぶりにボウズか…

身体も完全に芯まで冷え、たかが魚釣りですが、狙った魚が釣れるというだけで如何に興奮し身体や心が温まるのか良く分かりました。

すると、家内の竿に何かが掛かります。



スズメダイです。

形式的に一応ボウズは免れましたが、嬉しくもなく悲しくもなく何とも言えない気持ちです。

そして、続いてまた家内の竿に何かが掛かります。



今度はネンブツダイです。

もう寒さもあって感情もリアクションも「無」です。

しかし、この後ネンブツダイが続けて釣れます。

まともな魚も釣れず、明け方の一番気温が下がる時間帯で思考も停止しそうでしたが…

「ん?もしや鈍いなりに魚の活性が幾分上がってきたか?」

この時はちょうどマヅメ時に入った頃で、状況的には魚の活性が上がってもおかしくないタイミングです。



このツイート後、北条湾の入口の方から海面に波紋が出来始め、どんどん湾の奥へ入っていきます。

波紋が出来る範囲から言って、決して小さくない群れです。

タイミング的にも潮が動いているマヅメ時ということもあって、この日一番テンションが上がります。

寒さで硬くなった身体にムチを打ち、何とか群れの主を釣り上げようと奔走します。

するとガツン!一気に引き込む大きなアタリが。



釣れたのは残念ながらウミタナゴ

根魚が寄ってしまったな…と思うものの、針を食ってくるということは悪いことではありません。

渋いなりにやはり魚の活性は上がっている証拠です。

そして、続いてメバルがヒットします。



この後、ウミタナゴメバル共に数匹続けて釣れますが、短時間で食いが止まります。

そして、その食いが止まるのとほぼ同時に、北条湾内に入って来た波紋の主達もいなくなります。

結局、この日は午前7:46の干潮の潮止まりあたりまで粘りましたが、この後ウミタナゴメバルを始め、他の魚も釣れることはありませんでした。

そして、この日の釣行の考察なんですが、ここからはあくまで私一個人の想像であり仮定のお話ですので、ご理解の上ご了承願います。

少し要点をまとめますと、この日の潮回りは「中潮」でした。

潮回りには、大潮※、中潮、小潮、長潮、若潮とあります。

※通年を通して太陽、月、地球の位置関係上大潮の無い周期もあります。また、潮回りは潮位の変化の大小で決まりますので若潮の後、中潮から始まり大潮になり小潮になるパターンもあります。

大潮の一番潮位に変化があり、釣りでは釣れると言われる潮回りから始まり、順次潮位の変化が少ない潮回りとなり、それに比例して魚の活性も上がらない海の状況になっていきます。

長潮は小潮の末期で小潮以上に更に潮の動きが鈍くなり、潮位の変化が乏しい割りにはダラダラと長く潮が動くことから長潮と言われます。

一方、若潮は潮の動きが鈍い潮回りから潮位の変化が大きい潮回りに変わるタイミング、潮が若返るという意味合いから若潮と言われます。

この二つの潮回りの日は釣りに向かず釣れない…と良く言われます。

以前、本ブログにも何度か書かせて頂きましたが、小学生から釣りを始めなんだかんだほぼ40年釣りをしています。

長潮、若潮は釣れない…と定説のように子供の頃から言われたり、様々な釣りの本などを読んでもそう書いてあることが多くありました。

そいういう印象を持ったから余計に覚えているのですが、長潮、若潮の時に大物を釣ったり爆釣れした記憶が何度か鮮明に残っています。

潮の満ち引きというのは、太陽と月、地球の引力と位置関係で起こる自然現象です。

このサイクルは24h365dの時間にドンピシャで当てはまるものではなく、軽い調整を加えながら言ってしまえば半ば無理矢理24h365dに当てはめていると言えます。

魚達は潮回りだけが全てではありませんが、食事などをするタイミングは太陽と月、地球の引力と位置関係で起こる潮汐の影響を受けて生活のサイクルが出来上がっています。

この週末がちょうど小潮から長潮、若潮、そして潮位の変化が大きい中潮に戻るタイミングでした。

ここで下図をご覧頂きたいのですが、これは12/5の小潮から12/8の中潮までの潮見表を並べたものです。

小潮から中潮までの潮見表


12/8(日)の午後14:12の下げ潮まではほとんど同じような潮位の変化で大差はないと思います。

潮見表の時間割で見ますと、12/8(日)は中潮となっていますが、実際の太陽と月、地球の引力と位置関係で起こる海の中の状況は、12/8(日)の午後14:12の下げ潮までは若潮のままということです。

午前0時をお知らせします…チーン…という具合にいきなり潮の動きが変わり、それに伴って魚の動きも変わることはあり得ず、12/8(日)中に若潮から中潮に変わりますよ…ということです。

実際にその時間に北条湾で釣りをしていないので、いい加減な事も言えませんが、図の青丸の時間帯は私がこの日釣りをした時間帯。

図の赤丸の時間帯に釣りをすれば、それなりイワシ類の活性も上がり釣れたのではないかと思います。

この日、青魚の釣果が得られなかった理由を端的に言えば、潮の動きが鈍かったから…ということになります。

そして、これは逆のことも言え、例えば〇月〇日〇曜日は若潮です…となっていても、未明の潮汐で実際の海の中の若潮は終わっており、日の出以降の海の中の潮の動きは大潮の動きでした…ということもあります。

こういったことから、若潮だと思って期待しないで釣りに行ったら爆釣れ!や思いがけない大物GET!となることもあるわけです。

この日は北条湾に到着し、先にも申し上げた通りまずイワシ類っぽい魚の群れを発見します。

しかし、その後待てど暮らせどアタリは一向にありません。

午前4時頃、潮も動き始めて1時間半ほど経ち、中潮の割りに潮位の変化が乏しいことに気付きます。

私も当初、中潮ということしか見ておりませんでしたが、「なんで?」と思い、改めて細かく潮見表を見直しました。

そこで、上記お話ししたことに気付き、正直この時点でこの日は釣れないことにも気付きます。

故、私には珍しく仮眠も取りました。

釣り開始直後は、海水温15度=OK、北条湾内に群れが居る=OK、潮回りは中潮=OKくらいしか見ておらず、次第に様子がおかしいことに気付きました。

一つ一つなぜなぜをし紐解いていき、冷静に観察すると長潮、若潮の時のイワシ類の動きにドンピシャ。

この動きの特徴というのが…

①泳ぐスピードが遅い
②群れが岸近くにあまり寄り付かない
③海面で呼吸をするかのような波紋を作る
④あまり北条湾の深部には行かず湾を出たり入ったりを繰り返す

大まかにこんな特徴があります。

イメージとしては、まるで犬などの芸で、ご飯を食べるのを「待て」と言われているような状態で、ご飯はあってチラ見はするけど食べると怒られるから我慢している…こんな印象を受ける回遊の仕方をします。

根魚達は純粋にマヅメ時で且つ、若干でも潮の動きがあったので食ってきたと思われます。

ただ、根魚達も足元にたくさん集まっている割には食いが渋く、針を食ってくる時間も非常に短かったです。

来週は潮回りの周期的に大潮から中潮に変わるタイミングが週末に当たります。

この仮定通りならば、数はともかくとしても何がしかの青魚は釣れると思います。

仮定はウソでした…全然釣れませんでした…と顔から火を噴く事を含め、いろんな意味で次回の釣行をご期待頂ければと思います。

そして、ビックリするくらいサビキ釣りの釣果っぽくないこの日の釣果はこんな感じになりました。

2019年12月8日 釣果


ここ数ヶ月、トウゴロウイワシとウルメイワシしか食べていなかった我が家の兄妹猫達は、久しぶりの違う魚で喜んでくれたかもしれませんが、改めて見ても残念な釣果です。

2019年12月8日 釣れた魚種


こちらは釣れた魚種ですが、上からメバルウミタナゴネンブツダイです。

正直、我が家の猫のために粘って根魚を釣ったような釣行でした。

その我が家の兄妹猫の朝食は、贅沢に三魚種、丸のネンブツダイを焼いたものと、メバルウミタナゴのほぐし身です。

我が家の兄妹猫の朝食は根魚三魚種を焼いたもの


食べようと思えば、全然人間でもいけると思いますので、猫的には贅沢な朝食になったかと。



釣りたての柔らかい魚の身のほぐし身はさすがに食べやすく美味しかったようです。

やはりトウゴロウイワシとは食べっぷりが違いました。

そして、半ば強引な感じもしますが、人間用はメバルご飯に、ウミタナゴのほぐし身を具にしたおにぎりを作ってみました。

研いだお米にメバルをのせます


まずは鱗を剥ぎ腸を取り除いたメバルを研いだお米の上にのせ、お米だけ炊く時よりも多めの水で炊いていきます。

炊き上がりはこちら。

炊き上がったメバルご飯


私が個人的に炊き込みご飯が好きということもありますが、メバルも定番の煮付けも良いですが、焼きやこの炊き込みご飯も美味しいです。

サイズが中途半端な場合、出汁も良く出て身も無駄にならずに食べられます。

メバルの身をほぐしお米と混ぜ合わせます


そしてメバルの身をほぐし、お米と混ぜ合わせます。

次にウミタナゴを焼きます。

焼いたウミタナゴ


焼けたら、身をほぐします。

ほぐした身に、お好みで醤油や柚子胡椒など、軽いアクセントになるものを混ぜると、よりメバルやウミタナゴの身の味が映えると思います。

ウミタナゴのほぐし身


そして、メバルご飯でおにぎりを作り、ウミタナゴの身を具にします。

今回はウミタナゴのほぐし身に軽く醤油を掛け、大葉(青じそ)を海苔と一緒に巻いてみました。

メバルご飯とウミタナゴのおにぎり


残念ながら、青魚の釣果は得られませんでしたが、久しぶりのメバルとウミタナゴも美味しかったです。

この日は全て写真を撮りツイート出来ませんでしたが、新参者のニャンしかり、釣りのお供のアオサギも頻繁に近くに飛んできました。

アオサギに至っては、自ら魚を捕まえられない状況、つまり北条湾内にあまりイワシ類の群れが入って来なかったことを物語っていると思います。

こちらは、この日のライブ配信動画です。



記事文中でもお話し致しましたが、釣果も惨憺たる状況な上、途中で仮眠もしており誰も居ない、何も釣れてない北条湾だけが映し出されている部分もあり、ハッキリ言って面白くも何ともないと思います。

明け方根魚を釣っている時は活発に動いています。

宜しければ、ご覧下さい。

来週こそは、期待出来る潮回りです。

北条湾からイワシ類の群れが離れたわけではなく、海水温等、海の状況的にはまだ青魚を狙える状況です。

来週はまたいつもの青魚の釣果をご報告出来るよう頑張ります。

また、ご報告させて頂きます。

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本ブログの著者について

Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する40代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■本当は船釣りをしたいのに船酔いが激しく断念。自分に与えられたフィールドは陸しかないと神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります■下記Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております

※猫についてはTV等に出演した先代猫は亡くなり、現在は二代目となっております
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