2023年最後の釣行ですが、気温や天気の状況などから、前回のクリスマスイヴの釣行を釣り納めとしてしまおうか悩んでいたのですが、やはり一年の締めということで2023年最後の釣りに出掛けることにしました。
今年の釣り納めは明日行こうと思っています。去年までの4~5年は年越しの時期も青物やカマスがいたので鼻息が荒かったですが、今年は儀式的に締めの釣りに行く感じです。気温こそ高いものの、天候的はイマイチなので雨次第で早く帰るかもしれませんが、釣りのお供達と遊んで来ようと思います。 pic.twitter.com/Z3UWsxJHm4
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雨の予報が出ている大晦日に、わざわざ釣りに来る人もいないだろう…兄妹猫のご飯分を釣ったら帰ろう…こんな感じで、天気予報や潮の動きなどから午前4時頃から2時間程度、午前6時頃まで釣りをするつもりで北条湾を目指しました。
釣りの神様も意地悪なもので、もうすぐ北条湾に到着する…という時に雨が降り出します。
来るには来たんですが、雨が降り出すのが予報より早く普通に雨降りです。w https://t.co/ysxgIw8qbT pic.twitter.com/T1ykGqCRcO
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帰ろうか悩んだのですが、せっかく釣り納めに来たので出来ることなら釣れなくても釣りをして帰りたい…
雨雲レーダーを確認すると、40分後くらいに一旦雨は止み、その後同じく40分ほど経過すると再び雨が降る感じでした。
雨が止むまで少し待つかな…とも思ったのですが、今降っている雨も雨量はそれほどでもなく、フッと外を見ると私達の車を見て寝床から出て来たのか、キジトラと茶トラの釣りのお供が私道をゆっくりと岸壁の方へ向かって歩いて行きました。
お前ら…釣りをしろってか…
雨の雨量もたいしたことなく、40分車内で時間を潰すのも時間が勿体ない…ちょうど潮も動いているタイミングだったので、カッパを着て釣りをすることにしました。
せっかく来たので兄妹猫のご飯だけでも釣って帰ろうかと。気温13度、天候は雨、風はほぼ無風、海水温は14度です。海水温が地味に下がってきてます。雨が降っているので分かりにくいですが、海面に波紋は出来ていません。当たり前ですが釣り人はゼロです。釣りのお供は待機中です。w pic.twitter.com/f9onC9jPdb
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釣りの準備を始めると、地味に無言の圧を掛けてきます。
茶トラのお供は車の下で待機中です。 pic.twitter.com/PiLoxrxSFr
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風はほとんど無かったのですが、雨粒が海面に当たり波紋が出来てしまうので、小魚達が作る波紋が出来ているのかは分かりませんでした。
なんだかヤケに静かで魚の気配を感じないけど…
この日の海水の温度は14度でした。
週を追う事に、地味に海水の温度が下がってきていますが、前回の釣行時に釣れたカタクチイワシやトウゴロウイワシが耐えられない海水の温度ではありません。
前回の釣行時は、海面を見るだけで北条湾を埋め尽くすように無数にいたカタクチイワシの群れ…
サビキ仕掛けにアミコマセを付けて海中に入れれば、ものの5分もしないでアタリがあり釣りを始めればすぐに釣れました。
釣り納めのこの日、今年最後の青魚を我が家の兄妹猫にも…などと思いながら釣りを始めますが、15分経ってもアタリ「ア」の字もありません。
潮汐は中潮、一応上げ潮で潮が大きく動いているタイミング…連日連夜大雨が降っていたわけではなく、雨は今さっき降り出したばかり…海水の温度も特段気にするほど低くない…
雨粒で海面に波紋が出来てしまって、海の中の様子が良く見えません。
そこにきて私は目が悪いので尚のこと見えません。
家内に「海中でシコ(カタクチイワシ)らしき魚がキラキラ光ってないか?」とくまなく見てもらうと…
ん…動きはあまり激しくないけど、いることはいるね…
少しして、私も自分の目でカタクチイワシと思われる魚が光るのを確認しました。
しかし、アタリはなし…
サビキ釣りの場合は、どの魚でも同じことが言えるのですが、何がしかの要因で食いが渋い(浅い)時は、一旦咥えた釣り針をすぐに離してしまうことがあります。
基本的にサビキ釣りは、置き竿で向こう合わせ※の釣りですが、こういう場合は持ち竿で小魚が針を咥えた瞬間にこちらから合わせないと釣れないことがあります。
※向こう合わせ=魚が勝手に針を咥えて針掛かりすること
恐らくカタクチイワシの群れはいますが、サビキ仕掛けを食ってこない…
食いが渋い原因は分かりませんでしたが、家内に持ち竿で釣りをしてもらいました。
しかし反応は無し。
20分ほどして、ようやくカタクチイワシがヒットします。
カタクチイワシがきました。 pic.twitter.com/RD7oe6tzGZ
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続けてトウゴロウイワシもヒットします。
トウゴロウイワシがきました。 pic.twitter.com/TfPTuIIJrV
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立て続けに1匹ずつ釣れてから、この後再び全くアタリがなくなります。
マジか…
雨降りの大晦日に釣り納めだけでも寂しいのに、釣果も恐ろしく寂しくなるのか…全然笑えん…w
さっさと釣って帰りたいところですが、恐ろしく食いが渋いです。
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ナブラなどのフィッシュイーターの気配を感じさせる様子もなく、むしろカタクチイワシやトウゴロウイワシの気配すら感じないくらいの静けさの中、こういう状況になる原因…となると、何がしかのフィッシュイーターがいるか、カタクチイワシやトウゴロウイワシが戦々恐々となる何がしかの要因が北条湾内にあった…と考える方が自然なんですが、表面的にはストレートに雨音が耳に飛び込んでくるような状況で、とても静かで魚の気配を感じませんでした。
良い方向に無理矢理物事を解釈しよう…というわけではなく、不気味なまでの静けさ自体も、フィッシュイーターがいたが故…証拠となるものは何もなく、想像の域を出ないのですが、こう解釈することが一番腑に落ちる感じで自然です。
釣りを開始して40分ほど経過した頃、雨雲レーダーの予報通り雨が一時的に止みます。
くまなく海面を見て回り、カタクチイワシと思われる群れが確認出来ますが、カタクチイワシがお食事タイムの時に出来る波紋は一つも出来ておらず、むしろ普段よりも遅いスピードで泳いでおり、まるで何かと一定の距離を置き間合いを取っているかのような泳ぎ方をしていました。
この日は午前6時頃までは潮が大きく動く感じの潮の動きで、午前6時まで釣りを続けようか迷ったのですが、仮にフィッシュイーター説の私の予想が正しければ、潮が動いている以上フィッシュイーター自体の動きもそれなりに活発なはずで、それが故にカタクチイワシ、トウゴロウイワシが釣れなかったという確率が高く、言ってしまえば釣りをしても無駄…ということです。
こういうことから、午前5時半の時点で釣り納めの釣りは納竿としました。
2023年釣り納め。撤収します。釣りの傾向としては一番最悪な方向に向いているかもしれません。1時間半釣りをして釣果は5匹、兄妹猫のご飯にもならないので釣りのお供にお裾分けをしました。年明けからはサバっ子が釣れ出すまで、まともな魚は釣れないかもしれません。皆様、良いお年をお迎え下さい。 pic.twitter.com/oYOYlOd7Fr
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11月頃から顕著だったのですが、未明の時間帯に当初はトウゴロウイワシが中々釣れなかったので、ネンブツダイを泳がせ釣りの活餌にすると、キレイに頭だけ残る状態でネンブツダイが齧られ、なぞのフィッシュイーターが現れるようになりました。
今シーズンは青物もカマスも北条湾から離れるのが早く、泳がせ釣りではたいした釣果を挙げられませんでしたが、青物、カマスが寄らなくなってから現れ、何とか仕留めるべく試行錯誤を繰り返しているのですが、未だに結果が出せていません。
恐らくカタクチイワシ、トウゴロウイワシの数は前回の釣行時とあまり変わってはいないと思います。
そして、ネンブツダイが齧られる事象、この日のような小魚達の動き、魚種の特定までは難しいですが、仮にこの日もフィッシュイーターがいたとすれば、恐らく単独、もしくは群れでいても数匹、泳ぎがあまり得意ではない、こういった特徴を持つフィッシュイーターなのではないか…と想像しています。
ちなみに、間違いなくイカの類ではありません。
年明け以降、釣果的には厳しい釣りが続くと思いますが、この辺を注視しながら釣りをしていこうと思っています。
釣り納めとしては、少々寂しいですが、2023年の釣り納めの釣行はこんな感じでした。
・2023年12月31日午前6時頃の北条湾岸壁周辺の様子
・2023年12月31日午前6時頃の花暮岸壁周辺の様子
さて、今年はここ10年くらいで一番北条湾に寄る魚が激変した年…と言っても過言ではない1年でした。
サビキ釣り然り、泳がせ釣り然り、驚き桃の木山椒の木状態になるような、今まででは考えられない魚が釣れた年でもありました。
カマスや青魚など、インパクトのある魚が釣りにくかったので、何だかパッとしない印象を持っていますが、地味にいろんな魚が釣れました。
2023年の釣り始めですが、去年(2022年)から今年(2023年)に掛けての冬は、かなり寒さが厳しかった印象があり、改めて振り返っても寒さも釣果も厳しい感じでした。
■2023年釣り始め(2023年1月9日)
そして1月の下旬、カタクチイワシが順調に釣れ続け、トウゴロウイワシがほとんど釣れなくなり、何とかカタクチイワシを活餌に泳がせ釣りをしていました。
そんな中、思い切りカタクチイワシだと思ってバケツに入れましたが、自宅に帰って改めて釣果を確認すると、1匹でしたがキビナゴが釣れていました。
キビナゴは暖かい海水を好み、一般的には東海以南で釣れる魚と言われ、関東ではメジャーな魚ではなく私も40年超えの釣り人生の中で初めてサビキでキビナゴを釣りました。
■カタクチイワシ絶好調!関東では釣れないはずのあの魚まで釣れちゃった!?(2023年1月29日)
2月の下旬、いよいよ本格的に釣果が厳しくなり、我が家の兄妹猫の一食分の釣果も怪しい状況になっていきました。
そんな中、帰りたくなるくらい外道だらけの泳がせ釣りの釣果…
アカエイに続き、ダイナンウミヘビ…
寒いしロクな魚が釣れないし帰りたい…
心が折れ掛かっている時に、再び泳がせ釣りの竿に大きなアタリが…
本来なら鼻息荒く興奮するのですが…
エイときて、ウミヘビ…
今度はなに??
70cmオーバーのクロアナゴでした。
北条湾の海底の地形的に、マアナゴ然りクロアナゴもいてもおかしなことではないのですが、北条湾内は潮通しが悪いので、アナゴやヒラメ、コチなどの魚は今まではあまり入って来ませんでした。
恐らく潮通しよりも豊富なエサを優先したんだと思います。
過去に、製氷所の前や花暮岸壁、城ケ島の冷凍倉庫前など、城ケ島と本土の間の船道に面した釣り場で投げ釣りをした時に、マアナゴを何度か釣ったことがありますが、それらの釣り場を含め北条湾でクロアナゴを釣ったのは初めてでした。
■活餌の確保に難ありでしたが何とか70cmのクロアナゴをGET!(2023年2月23日)
釣れない冬の時期…2月までくらいはまだマシな方で、本当に何の魚をどういった釣りで釣るのか…真剣に頭を悩ませるのが、実は暖かくなり始めたから釣れるだろうと考えがちな3月、4月なんです。
1月~4月辺りまでは、私は釣りに行く日の前回の釣行の状況如何によっては、虫餌(アオイソメ)で北条湾内でチョイ投げの釣りをたまにします。
違うエサを使った釣り方を増やす…
単純にパイが増えれば、何がしかの魚が釣れる確率が上がる…というだけの話ですが…w
そして、4月の始めにチョイ投げにヒットしたのがガザミ(ワタリガニ)でした。
以下の釣行記事のリンク内で、ガザミとタイワンガザミ、ワタリガニの違いなどについて詳しく解説しています。
宜しければ、ご一読下さい。
■サビキ釣りのシーズンインならず…サンマの切り身でガザミをGET!(2023年4月2日)
4月の下旬、ようやくサバっ子の釣果が確認出来て、本格的なサビキ釣りのシーズンインとなります。
■サビキ釣りシーズンイン!ようやくサバっ子の釣果を確認!(2023年4月23日)
これも今年は非常に印象に残っていますが、北条湾では夏前の早い時期にあまりアジが釣れることはありませんでした。
所謂マメアジくらいのサイズのアジより、夏場から秋に掛けて15cm~20cmくらいのアジが釣れる傾向が強く、かつてこの時期にマメアジがこんなに釣れた記憶はなく、今年はこのアジの群れが成長を続けながらしばらく北条湾周辺に居付いていました。
■GW第四弾!小アジ・サバっ子好調&GWの釣行の総括(2023年5月7日)
ウニによる食害の磯焼けが、だいぶ改善されたことを実感する年でもありました。
数年前、北条湾岸壁の縁にもビッシリとウニが張り付いていた時期があり、その年から次第に所謂根魚が全く釣れなくなり、北条湾内で虫餌でチョイ投げをすると、稀に釣れていたマダイやヘダイなど、鯛系の魚も釣れなくなり磯焼けの進行の早さに驚いた記憶があります。
ところが、今年に入りウミタナゴ、メバル、カサゴ、メジナなど、磯焼け以前に北条湾では当たり前のように釣れていた根魚達が再び釣れ出し、この時は35cmオーバーのメジナがサビキにヒットしました。
■サビキで五目釣り・久しぶりに手応えのあるメジナをGET!(2023年5月21日)
これは外道なので、魚的にはどうでも良いのですが、今まで北条湾では釣ったことがない魚…という点でリンクを貼っておきます。
キスやカレイなど、一般的な投げ釣りの外道としてはお馴染みのヒイラギですが、北条湾周辺ではかつて釣ったことがなく、少々驚きました。
タイトルに「泳がせ釣りの原点」と書いてありますが、私が初めて泳がせ釣りをしたのは、もう四十数年前、小学校低学年の頃、江ノ島の片瀬川の河口が近い、岩屋という磯でヒイラギを背掛けにして泳がせ釣りでスズキを釣ったことが始まりです。
どうでも良い余談ですが、当時小学校2年生くらいで60cmくらいのスズキを釣りましたが、クーラーボックスに入らないので隣で釣りをしていたおじさんが血抜きをしてくれ、ポリ袋に入れて背負って帰りました。
電車釣行な上に、当時のポリ袋は真っ黒なヤツです。
電車内でジロジロ見られ恥ずかしかった思い出があります。w
当然ヒイラギは現地でサビキ釣りで釣るスタイルで、今北条湾で活餌を現地調達で泳がせ釣りをしているスタイルと全く変わりません。
■サビキで五目ならぬ七目釣り・泳がせ釣りの原点のあの魚もGET!(2023年6月18日)
これも魚的には外道なので、どうでも良いのですが、北条湾では初ということとキュウセンベラが釣れる…ということは、根魚然りかなり磯焼けが回復している証だと思います。
キュウセンベラは記事内でもお話ししておりますが、人間のように陽が沈むと砂の中に潜り眠る魚なんです。
海藻が多い砂地を好むことからも、キュウセンベラがいるということは、海底にそれなりに海藻が生えている証拠です。
■アジを筆頭に多魚種に渡り絶好調!北条湾では初のあの魚も…(2023年7月2日)
コノシロはここ数年で北条湾周辺でも良く釣れるようになりましたが、今年は特にコノシロは好調でしばらく北条湾周辺に居付いていました。
引きも強く釣る分には楽しい魚なんですが、如何せん小骨が多く調理が面倒臭いので、個人的には大手を振って喜べる魚ではないです。w
■久しぶりに日中の北条湾釣行・30cmオーバーのコノシロをGET!(2023年7月15日)
今年の夏はとにかく異常な暑さでした。
通常、海水の温度は地上の気温等の影響はほとんど受けないのですが、北条湾は潮通しが悪く潮の流れがほとんどないのでさすがに海水が暖められ、かつてない異常な海水の温度にもなりました。
■依然海水温が高く厳しい状況の中なんとかギンガメアジ(メッキ)をGET!(2023年8月27日)
メッキも今年はかなり長い間、北条湾周辺に居付いていました。
そして、9月の第一週に今年最初の青物がヒットします。
例年の流れからいくと、今年はかなり長い間青物のフィッシュイーターを狙えるのではないか…
この時は相当期待しました。
■明け方にメッキ入れ食い&今シーズン初の青物をGET!(2023年9月3日)
泳がせ釣りで青物狙い…
この期待を更に高ぶらせたのが、二週続けてショゴを釣ったことでした。
この頃は、ほぼ日の出の時刻に青物の群れが派手なナブラを作りながら北条湾内に入って来ていました。
まさか、あんな短期間で尻すぼみに終わるとは微塵にも思いませんでしたね。
■前週に続きメッキ入れ食い&2週連続でショゴをGET!(2023年9月10日)
今年は、9月早々にショゴ連発で青物釣りに相当期待していたこともあり、シルバーウィークに調子に乗って釣りに行き過ぎ、ブログの更新が追い付かず結果的に4釣行まとめて記事にしたのですが、その中の2023/9/18の釣行でメアジが釣れました。
これも暖かい海域を好むアジの仲間で、北条湾では初めて釣りました。
■2023年度シルバーウィーク4回の釣行まとめ(2023年9月17日・18日・23日・24日)
当初は、ショゴの釣果があった時点で、しばらくは泳がせで青物釣りを楽しめると信じて疑わなかったので気付きませんでした、今思えばこの辺りからすでに例年と違う異変が起きていました。
以下のリンクの釣行時は、泳がせ釣りでオオモンハタが釣れるのですが、オオモンハタ自体は北条湾でも過去にも釣ったことがありますが、青物以外のフィッシュイーターしか釣れなくなっていきます。
■サビキ釣りで青魚…泳がせ釣りで青物のはずが…(2023年10月8日)
サビキ釣りでのウルメイワシは、全体的な数は少ないものの例年とは比べ物にならないサイズのウルメイワシが釣れました。
今までも、子持ちのウルメイワシが釣れたことは何度もありましたが、概ね子持ちになると北条湾から離れてしまい産卵後に戻って来る群れと戻らない群れがおり、産卵をする場所はそれなりに遠い海域で産卵をしていたと思われます。
ところが、この大サイズのウルメイワシは数は釣れずとも、この後しばらく釣果があるのですが同サイズで次第に卵と白子を持つ個体が釣れ出します。
つまり、産卵の準備に入り12月に入っても釣れ続け、卵を持っている期間的にも産卵をしている群れがいてもおかしくありません。
もしかすると、産卵場が以前より北条湾に近い海域に変わってきたのかもしれません。
仮にそうであるとすれば、海水の温度如何によっては1年中北条湾周辺でウルメイワシが釣れるようになる可能性もゼロではありません。
この辺は今後注視していきたいと思います。
■かつて記憶にない巨大なウルメイワシが釣れるの巻(2023年10月22日)
ハコフグも可愛かったのですが、久しぶりにマゴチがヒットしました。
マゴチはエサの捕食の仕方がアバウトと言いますか、下手くそで一気に丸飲みではなくかぶり付くように捕食します。
故、マゴチを泳がせ釣りで狙う時は、活餌の釣り針の掛け方は背掛け、死にエサで狙う場合は孫針が付いた仕掛けなどで釣りをしますが、このマゴチが釣れた頃は活餌が相当齧られ、結果として今年釣れたマゴチはこの1匹だけでしたが、かなりの数のマゴチが一時期は北条湾内に入って来ていたと思われます。
■さかなクンにプレゼントしたい巨大なハコフグ&泳がせ釣りでマゴチをGET!(2023年11月3日・5日)
そして、これが今年の泳がせ釣りの釣果の締めとなりましたが、これもビックリしましたが本来であれば暖かい海域を好む魚で過去に伊豆に釣りに行った時に釣ったことがありますが、見た目的にも亜熱帯を想像させるフォルムで北条湾では当然初めて釣りました。
それがイトヒキアジ(イトヒキダイ)です。
長いヒレがある個体は幼魚で、成長と共に短くなり魚体も細長くなっていきます。
この時釣れたのは幼魚で、キレイな長いヒレがありました。
アジの仲間である証のゼイゴも、尾鰭の付け根にしっかりとありました。
■北条湾では初!泳がせ釣りでイトヒキアジ(イトヒキダイ)をGET!(2023年11月23日)
私はカタクチイワシ、マイワシ、ウルメイワシのことを勝手に「イワシ御三家」と呼んでいるのですが、このイワシ御三家が釣れるのは毎年概ね秋に揃って釣れることが多いのですが、今年は揃って釣れたのがナント!12月に入ってからでした。
■極太のウルメイワシ・マイワシ・カタクチイワシ・イワシ御三家揃い踏み(2023年12月3日)
海水温の上昇が声高に叫ばれるようになってから、北条湾では毎年かつては釣れなかった何がしかの魚が釣れることが1度や2度はありましたが、今年のようにキビナゴに始まり、クロアナゴ、メアジ、イトヒキアジ(イトヒキダイ)など関東圏で釣れる魚だけど、北条湾では釣れなかった…暖かい海域を好む魚が北条湾で釣れた…こういうことがたくさんあった年も初めてかと思います。
我々釣り人が想像している以上のスピードで、海の中では変化が起こっており、かつて定説的に言われていた釣りをそのままやっていても釣れなくて当たり前になってきているように感じています。
これはこれで、何が釣れるか分からない楽しみがあると同時に、去年あそこの場所でこの魚が、こんなエサで、こんな釣り方で釣れていたから、今年も一丁狙ってみるか…は、もう通用しないと思います。
特に今年はそれで急に釣り人が増えた、たくさん青魚を含めた小魚が集まる釣り場の北条湾…でしたが、その魚達も集まり過ぎて逆に魚が釣れない弊害が出るなど、想像もしない状況になってきているように見受けられます。
ある意味、地上もそういう状況になりつつあるのかもしれませんが、海の中にはもう既に四季は存在していないような気すらします。
釣りを生業としているわけではないので、そう小難しく考える必要もないと思いますが、釣りをする以上魚が釣れた方が良いことは間違いありません。
この釣り場にこの魚はいないよ…
こういった定説的に決め付けた考えは改め、来年は多角的に北条湾という釣り場を見て、いろんな釣り方で魚を釣ることにチャレンジしていければと思っています。
2023年もブログを始め、Xなどもご覧頂きありがとうございました。
来年も、少しでも皆様のお役に立つ情報を発信出来ればと考えております。
良いお年をお迎えください。
来年も本年同様に、よろしくお願い致します。
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