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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  城ケ島  サビキ  北条湾  夜釣り  ぶっ込み  胴付き  フグ  クサフグ  

【城ヶ島・三崎港・北条湾】いよいよサバっ子祭りは終了?(2021年7月25日)

こんにちは。

前々回の釣行時は、今シーズン盛大に開催されていたサバっ子祭りも好調で、その他にも大物を2度もバラすという失態ではありますが、釣行そのものとしてはエキサイティングな興奮する釣りが楽しめました。

数ヶ月続いたサバっ子祭りが、どこかで当たり前になっており、前回、二日前の釣行はサバっ子は釣れることが前提で、余裕をブチかまし過ぎて惨敗しました。

潮回りも良く、大きく潮が動くタイミングが何度かあったにも関わらず、海の状況を完全に無視し半ば闇雲に釣りに行ったことへの反省を中心に前回の釣行記は書かせて頂きましたが、実際に釣りをしていて、サバっ子祭りが盛大に開催されていた時とは違う違和感も実は感じておりました。

海での釣りは、釣り方や狙う魚で違いはあれど、海水温や潮汐の状況というのはとても大事です。

前回と今回の釣行で言いますと、以下のキャプチャー画像の赤丸の時間帯は非常に狙い目な時間帯です。

2021年7月25日 潮見表


仕事の都合上、日曜日の日の出以降での釣りが難しいため、今回もあまり潮が動かない時間帯での釣行となりましたが、青丸の時間帯がこの日私が釣りをしていた時間帯です。

潮汐の差は歴然だと思います。

ただ、この日は前回とは違い朝マヅメを釣行時間の予定の範囲内に入れ、少しでも魚の活性が上がり易い状況の中で釣りをしました。

この日は午前3時頃から釣りが始められるように北条湾へ向かいました。

さすが連休という感じで、密になるほどではありませんが、それなりに釣り人はおり、この日も前回(7/23)同様にダイブセンターの前に釣り座を構えました。



前回の釣行から二日しか経っていないので当たり前と言えば、当たり前なのですが状況的に大きな変化はなく、魚の気配を感じない非常に静かな北条湾で釣りを開始します。

到着時、風はほぼ無風で海面も完全にベタ凪でした。

活性は低くても、何がしかの群れが表層付近を泳いでいればすぐに分かるくらい波がありません。

しばらくすると、釣果を上げられない私をあざ笑うかのように、大きなボラが静かな北条湾の中でジャンプを繰り返し、バシャンバシャンという音だけが響き渡ります。



この日は、逆に前回の釣行から日が経っていないので、前回の釣行で気になったことを実践しました。

そもそも恐らくサバっ子は釣れないので活餌での釣りはしませんでした。(というか出来ませんでしたw)

サバっ子祭りが絶賛開催中の時は、釣れ過ぎるのでサビキ釣りは家内に任せていましたが、今回は通常通りに戻し三本の竿に違うサビキ仕掛けを付け、私もサビキ釣りメインで釣りをしました。

それ以外には、死にエサのぶっ込みを二本投げ込んでおきましたが、こちらは釣果は得られなかったものの、約三時間釣りをしていて数回アタリがあり、それなりに反応はありました。



釣りのスタイルを元に戻し、そもそもまず北条湾サビキ釣りで狙う青魚系の魚の群れがいるのか…ということを徹底的に探ろうと思いました。

前回の釣行時は、時間の制約があったため、釣りを止めるタイミングも中途半端で、北条湾内に魚がいないから釣れないのか、潮の動きなどの影響で活性が低過ぎて釣れないのかハッキリしませんでした。

現に前回の釣行時は何がしかの大型魚が北条湾内に入って来て、ナブラが出来ているのは目視で確認しました。

しかし、その後頻繁にナブラが出来ることはなく、直感的に魚の数が少ないのではないか…と思いました。

この日も釣り開始から目視で確認出来たのはボラのみです。

お呼びでない連中も全く食ってきません。



海を表面的に見て、魚が居ないように見えても、活性が低い時は当然ながら魚の動きもゆっくりですし、フィッシュイーターなどの大型魚が近くにいなければ、基本的にサビキ釣りで狙うような青魚の群れは表層付近は泳ぎません。

夜間や未明の暗い時間帯は、中々その群れが泳いでいるのを目視で確認することは難しいです。

そういった時に、青魚の群れがいるのかいないのかを確認する一つのバロメーターとなるのが、トリックサビキでのサビキ仕掛けの針のエサ(アミコマセ)の付き方(残り方)なんです。

サビキ仕掛けの針に付いたアミコマセ


この写真はトリックサビキのサビキ仕掛けを通常通りアミコマセのブロックの中を潜らせ、海中に10分ほど沈めておいて上げた後に撮影したものです。

サビキ仕掛けを海中に投入する時、引き上げる時の水の圧力でもエサ(アミコマセ)の大半は落ちてしまいます。

仮に青魚の群れの活性が低く、サビキ仕掛けを食ってこなくとも、サビキ仕掛けのそばを青魚が回遊していれば、ほぼサビキ仕掛けのエサ(アミコマセ)は海中でキレイに落ちてしまいます。

つまり、海中からサビキ仕掛けを引き上げた時には、キレイにサビキ仕掛けを洗い流した後のような状態になります。

写真のように海中にアミコマセを付けたサビキ仕掛けを10分沈めておいて、アミコマセが残った状態で上がってくるということは、サビキ仕掛けのそばに魚が居なかった…ということです。

この日は、私が釣りをしていた時間帯は、この日の中では潮の動きがあまりない時間帯でしたが、全体的にみれば大潮でしかも満月寄りの大潮なので、活性が低くてもそれなりに食ってくる…もしくはアミコマセの臭いには反応しサビキ仕掛けのそばを青魚の群れが回遊することが多いんです。

こちらは前回の釣行時に投稿させて頂いた月の動画です。



こちらはこの日投稿させて頂いた月の画像です。



どちらもビールを飲むと美味く感じるようなキレイなお月様です。

月齢と潮汐は、潮汐が概ね二週間、月齢が概ね一ヶ月※1で一周しており、必ず満月寄りの大潮(各潮回り※2)、新月寄りの大潮(各潮回り※2)が存在します。

※1:厳密には二週間と一ヶ月ではないのでズレが生じます。

※2:大潮⇒中潮⇒小潮⇒長潮⇒若潮

海の生物だけではありませんが、地球上の多くの生物が満月寄りの大潮の日は活動が活発になります。

釣り…というか、海…で言ってもサンゴの産卵も満月の大潮の日、アオイソメやゴカイなどの虫餌のバチ抜けも満月の大潮の日に行われます。

こういうことからも、実はこのオリンピックに絡んだ4連休は魚の活性が非常に上がり易い、むしろ上がらないわけがない…というような状況でした。

残念ながら、私は何れの日も上記の潮見表での一番潮が大きく動く時間帯に釣りをすることが出来ませんでしたが、潮が大きく動く時間帯に釣りをしていればもう少し釣果はあったかもしれません。

そして、そのお恥ずかしい…釣果はこの方一匹のみです。



笑って下さい。w

そして、結論ですが、恐らくサバっ子の群れは北条湾を出た…もしくは私が釣りをしていた時は出ていたと思われます。

去年、一昨年の夏の傾向ですと、朝マヅメ以降、陽が昇るとどこからかウルメイワシの群れが北条湾に押し寄せて来て、夜間帯や未明はほぼ釣れない…ということがありました。

毎年、毎年何がしかの変化があるのですが、今シーズンは異常?急速?な変化が起こっており、次回の釣行はいよいよ8月になろうという夏に、イワシ類が全く釣れず、とうとうサバっ子もいなくなり、サビキ仕掛けで釣果が得られなくなる…なんてことは過去に記憶がありません。

去年のGW後、散々自粛警察の方々に叩かれた後、7月には良型のマイワシが釣れ始めました。

そのマイワシの群れが秋、冬と入れ替わり立ち替わり北条湾に入って来て、今年の1月の下旬まで釣れ続けました。

ネットなどの釣果情報を見ると、本当に東京湾内の各釣り場は好調なようで、何がしかの原因はあるはずなんですが今シーズンの北条湾はサビキ釣りで思うように釣果が出せません。

恐らく暖流や寒流の蛇行など、そもそもの海水温に起因する何かが原因でイワシ類を始めとする青魚が好む海水が東京湾へほぼ一直線に流れ込んでおり、城ケ島周辺海域に留まらず東京湾へ入って行ってしまっていると思っています。

今シーズンの釣行記は、なんだか北条湾に来ない方が良い…的なお話しばかりになってしまい申し訳ない気すらしますが、ここでサバっ子も釣れなくなると、いよいよ北条湾でサビキ釣りで釣る魚がいません。

同じお金や時間を使いご釣行されるのであれば、サビキ釣り以外は一旦置いといたとしてもサビキ釣りをされるのであれば、東京湾内の横須賀、本牧、大黒、川崎(東扇島)などへご釣行されることをお勧め致します。

もう二度と北条湾でイワシは釣れないのか…と言えばそんなことはないと思います。

何がしかの切っ掛け、タイミングで必ずまた釣れ出すと思っています。

これからは、東京湾内では海水温の更なる上昇などで恐らく、赤潮、青潮も発生すると思います。

また、こんな事故もありました。

※時間が経過するとリンクが切れていることがあります。



どの程度影響が出るかは分かりませんが、良い影響でないことは間違いありません。

元々、北条湾は川が流れ込んでいることで、イワシ類を始めとする青魚や様々な魚の稚魚が育つために必要なプランクトンが豊富な場所です。

そもそも10年ほど前にマイワシが真冬になっても外海に出て行かず、「居付きのイワシ」が登場したのも、通年を通して食べるエサであるプランクトンが豊富であったことも居付いた理由の一つだと、私は思っています。

そして、近々では台風8号ですかね…

※時間が経過するとリンクが切れていることがあります。



台風の進路にもよりますが、首都圏直撃コースを辿れば、ほぼ間違いなく東京湾内の海水は広範囲でシャッフルされます。

こうなると、海底に沈殿しているヘドロが舞い上がり、台風通過後の晴天の日に青潮が発生するのではないかと思っています。

魚達も自分達が住みにくい環境になれば、必ず移動します。

自然相手のことなので、100%確実…ということは有り得ませんが、北条湾でサビキ釣りで釣る魚がいない…ということも一時的なもので何れまたサビキ釣りでたくさん魚が釣れるようになると思っていますし、今まで釣れなかったまた別の魚が釣れ出すかもしれません。

皆様におかれましては、今今釣果が上がっている場所へ是非ご釣行下さい。

私は近年は魚が釣りたい…というより、変わりゆく北条湾という釣り場を見続けていたい…そんな気持ちで毎回釣りに行っています。

とはいえ、釣れない釣りもつまらないので、毎回何か違う釣りを試しつつ魚との駆け引きを今後も続けていきたいと思っています。

繰り返しになりますが、私は未明での釣りがほとんどです。

日中の状況は把握出来ておりません。

日中は釣れている可能性は否定出来ませんので、予めご了承下さい。

早いもので次回は8月です。

土日ともに潮回りは小潮とイマイチですが、次回は久しぶりに虫餌を使って釣りをしてみようか検討中です。

当然、北条湾でのサビキ釣りの釣果をメインでお伝えしておりますので、ここは変わりません。

また、ご報告させて頂きます。

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本ブログの著者について

Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する40代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

※猫についてはTV等に出演した先代猫は亡くなり、現在は二代目(兄妹猫)となっております
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