【三崎港・北条湾】かつて記憶にない巨大なウルメイワシが釣れるの巻(2023年10月22日)
今回の釣行は気温も低く秋を飛び越して冬になったかのような気温で、北条湾到着時は釣り人は然程いませんでした。
釣りを開始します。気温14度、天候は晴れ、風は1m?2mほど、海水温は21度です。海水がお湯のように感じられ、夏から一気に冬になったようです。低い気温のせいか釣り人は然程おらず、釣り座は余裕がある感じです。潮の動き的に厳しい感じですが、日の出辺りまでやってみます。 pic.twitter.com/QHUXHQcBHd
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記&猫とウサギと釣りの【X】 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) October 21, 2023
今シーズンは、とにかく未明の時間帯にまともな魚がほとんど釣れず、マヅメ時前に釣りをしても時間の無駄…という状況です。
20分程度釣りをしてみて、ネンブツダイ以外の魚の気配を感じないようであれば、マヅメ時直前まで仮眠をしようと思っていました。
釣りを開始し、当たり前のように第一投目はこの方。
残念ながらスタートは毎度お馴染みのこの方、ネンブツダイです。 pic.twitter.com/fzJZITaqMi
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ダメ元で、一応ネンブツダイを活餌に泳がせ釣りも開始します。
サビキ仕掛けにコマセを付ければネンブツダイ…
何もしないよりはマシ…的な感じでの泳がせ釣りも、活餌がネンブツダイでは期待出来ません。
気温も低く普通に冬の気配を感じる状況に、さて…少し仮眠でもするか…と、後ろを振り返ると…
本日の釣りのお供は、茶トラのこの方です。 pic.twitter.com/XyKJD36KV2
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この日は茶トラの釣りのお供がスタンバイ。
なに…?
君がいたら仮眠出来ないじゃないか…
仕方がないので、釣りのお供のために仮眠は諦め、ネンブツダイを釣り続けました。
10匹ほどネンブツダイを食べたあと、魚の食いではなく、茶トラ猫のネンブツダイの食いが渋くなってきます。
これも若干躊躇してますが、10匹食べないでネンブツダイはもう要らん…と。w 不評です…ネンブツダイ。w pic.twitter.com/5W9XoSb2BL
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また、このピンクのヤツか…バリに何となく躊躇しながら食べていましたが、とうとう猫パンチをするだけで食べなくなってしまいました。
釣りのお供のために、せめてトウゴロウイワシでも釣れないか釣りを続けていると、気が付くとネンブツダイしかもらえないからか、茶トラ猫は諦めて寝床へ帰ってしまったようで、どこにも姿がありませんでした。
この時点で、マヅメ時まで30分ほど時間があったので、30分だけ車の中で仮眠をしました。
今シーズンはとにかく暗い時間帯での北条湾でのサビキ釣りは壊滅的にネンブツダイ以外釣れません。
まさしくやるだけ無駄…状態です。
その後釣りを再開し、日の出まであと30分というところでトウゴロウイワシがヒットします。
トウゴロウイワシです。泳がせます。 pic.twitter.com/qoVKpfgHZ0
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良いね…良い感じだよ、これで日の出以降にフィッシュイーター登場…それまでに活餌の確保だ!と、地味に鼻息が荒くなっていきます。
この時点で、フィッシュイーターらしき魚は確認出来ていませんでしたが、良いペースでトウゴロウイワシが釣れ続けるので、早速泳がせ釣りの活餌をネンブツダイからトウゴロウイワシに交換します。
活餌の交換のために、泳がせ釣りの仕掛けを巻きあげると、活餌にしていたネンブツダイが何がしかのフィッシュイーターに齧られていました。
イカですね…たぶん… pic.twitter.com/OXIYMSoUn4
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齧られたネンブツダイを良くご覧頂くと、魚の身体の中で比較的柔らかい部分、腸(内臓)や眼球などを齧られています。
こういう食べ方をするのはまずイカの類だと思って頂いて間違いありません。
そもそも、魚の仕業であれば、ここまでキレイに腸や眼球だけを食べることが困難です。
こういった食べ方が出来る生き物ですと、あとはカニ、タコ、エビ、ヒトデなど、何れにしても魚がここまでキレイに、特に眼球だけを食べることはほぼ不可能です。
この日は、ネンブツダイはコンスタントに一定の間隔で釣れ続け、食いが止まったり、突然食いが激しくなったりなど、そういった変化はなく終始落ち着いていました。
襲われる側の魚達に変化はありませんでしたが、恐らくイカだと思われる、ネンブツダイを襲うフィッシュイーターがいたことは間違いありません。
ネンブツダイの食いに変化はないけど、フィッシュイーターはいた…
サイズ的にはかなり小さなサイズのイカがいたと思われます。
トウゴロウイワシとほぼ同時にウルメイワシもヒットします。
ウルメイワシがきました。 pic.twitter.com/tVZkFczxoy
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週を追うごとにウルメイワシのサイズもアップしており、前回の釣行時に釣れたウルメイワシから脂もかなり溜め始めており、一年の中で一番ウルメイワシが美味しい時期になってきました。
トウゴロウイワシ、ウルメイワシ共に、最初の一匹が釣れてから終始コンスタントに釣れ続けます。
それはそれで良いことなのですが、完全に陽も昇りそろそろ青物…
まだですか??青物…
来てくれますよね??青物…
トウゴロウイワシ入れ食いで、イーターは来ない…一番最悪のパターンです…w
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一番肝心な待ち人が来てくれません…
そして、釣りのお供第二弾。
キジトラ猫は遅めの登場です。 pic.twitter.com/4AnSSubSjR
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遅めの登場…というより、「夜中に来てもピンクの硬いのしかくれないからな…」と、私達の行動を読まれたかのように、トウゴロウイワシ、ウルメイワシが釣れ始めてから登場しました。
取り敢えず、釣り過ぎたトウゴロウイワシをやっつけてもらうべく、トウゴロウイワシをお裾分けしましたが、勢いが良かったのは最初の1匹だけ。
トウゴロウイワシ、最初の1匹は普通に食べましたが… pic.twitter.com/A8aZbTOpqm
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またこれぇ~?バリに、2匹目で既に飽き飽きしている雰囲気をムンムンに出していました。
2匹目から遊びながら食べてます。w https://t.co/TxuBP1yaND pic.twitter.com/5vFZ7ltb6G
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そして、いつしかキジトラ猫の目線はウルメイワシを入れているバケツに釘付け…
ニアミスを何度も繰り返しましたが、ウルメイワシは奪われることなく、キジトラ猫と人間のウルメイワシの争奪戦を楽しんでいると…
竿受けに置いた竿が根元からしなり、竿先は海中目掛けてまっしぐらなアタリが…
なんだ??
メッキか?
正体を見ることが出来ないまま、5回ほどハリスが切れバラします。
6回目のアタリでなんとか針に掛けたまま竿を持ちます。
ん??
メッキほど引きが強くない…
メッキほど重量感もない…
メッキとは違い縦横無尽に走る…
なんだ??こいつは…?
一か八かで引き抜くと…
ん??
なんだ?
サバ??
デカくて若干不気味なウルメイワシがきました。スーパーの鮮魚コーナーに丸のまま売ってるイワシみたいです。 pic.twitter.com/dYGqiNE6i8
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良く見ると、過去に釣ったことがないサイズのウルメイワシです。
スーパーの鮮魚コーナーに丸のまま(1匹丸ごとの魚)売っている、マイワシなどとほぼ同サイズのウルメイワシです。
デカ過ぎて少々気持ち悪さを覚える感じでした。
恐らく、ハリスが切れてバラした魚も、このサイズのウルメイワシだと思われます。
ここで来ない待ち人の青物のことなど忘れ、BIGなウルメイワシを釣るべく奔走しますが、釣りの神様も維持が悪く1匹釣り上げた途端にアタリの数が激減。
レギュラーサイズのウルメイワシの食いも渋くなり、トウゴロウイワシ、レギュラーサイズのウルメイワシ、そしてBIGなウルメイワシも釣れたことだし、時間も時間な上にフィッシュイーターが来る気配もない…
こういう状況から、少しずつ片付けに入りました。
粗方片付けも終わり、サビキ仕掛けを付けた竿1本のみとなった頃、地味にウルメイワシが再びアタリ始めます。
長居をするつもりはありませんでしたが、もう少し釣りをするか…と、ビール片手に海を眺めていると…
花暮岸壁の辺りに鳥山を伴う派手なナブラで出来始めました。
えっ!?
今頃??
ド派手なナブラを作りながら、恐らく青物と思われるフィッシュイーターが登場します。
花暮岸壁の辺りに鳥山を伴うナブラが出来ているのがお分かり頂けますかね…片付けがほぼ終わった瞬間に…悩みます…トウゴロウはいるのでもう一度泳がせをやるか… pic.twitter.com/rzWIHBaaIj
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距離が遠かったので、非常に見にくく恐縮ですが、海面スレスレをカモメが何羽か飛んでいると思います。
その周辺に時折水しぶきが出来ているのがご覧頂けますかね?
もの凄いスピードでした。
久しぶりに見た、青物と思われるフィッシュイーターの本気のアタック…
片付けを終えてしまい、帰るモードになっていましたが、登場が遅過ぎるフィッシュイーターへの悔しさと興奮が入り混じり、そこにきてこの日は元気いっぱいの活餌のトウゴロウイワシがたくさん残っていました。
しばしビール片手に悩みました。
思い通りにならないところも、自然相手の釣りの醍醐味ですが、この日は本当に悔しかったですが、家でウサギと猫が朝食を待っていることもあり、粘らずに納竿とすることにしました。
年々少しずつ各魚達の動きも変わって来ており、スレも酷くなっている上に、活動する時間帯がどんどん後ろ倒しになってきている印象を受けます。
青物と思われるフィッシュイーターだけを見ましても、去年は翌年(今シーズン)の2月の下旬頃まで北条湾周辺に姿を現わしていました。
また、真冬の2月でもトウゴロウイワシ、カタクチイワシが常に北条湾周辺におり、如何に海水の温度が下がりにくくなってきているのかを実感致しました。
この日はこのナブラが出来たのが午前7時過ぎです。
去年の感覚で片付けを開始したのですが、概ね去年は午前6時~午前6時半頃には青物と思われるフィッシュイーターが北条湾内に入って来ており、この日は正直申し上げて「これ以上待っても青物は来ないだろう…」と思っていました。
ところが、今シーズンの青物は去年よりも30分~1時間程度遅れて北条湾に入って来ることが多いです。
これは、青魚にも言えることで、釣れ出す時間がやはり去年よりも30分ほど遅くなっているように感じています。
そして、深夜、未明の時間帯は北条湾内にはネンブツダイしかいません。(サビキ釣りで狙える魚)
(注)実際の釣行にブログの釣行記事が追い付いておらずすみません。この記事は2023/10/22の釣行内容を書いておりますが、記事を執筆している時点で2023/10/29の釣行が終わっており、その際確認しましたが、恐らく北条湾内にカマスの群れがいたと思われます。詳細は2023/10/29の記事でご説明させて頂きますが、カマス狙いであれば日没~日付が変わる頃までが狙い目で、日付が変わると一気にカマスの群れが北条湾を離れ始め、午前3時頃にはほとんどいなくなります。私が良く釣りをする時間帯、未明から日の出後1時間程度の間ではまずカマスは釣れません。
各魚の動きを完璧に読み切ることは難しく、毎年後手に回っていますが、こういった魚との知恵比べも楽しく、今の時期は本当に仕事などしている場合ではなく、時間が空けば常に釣りのことを考えているような状態です。
なるべく早く、青物をGET!出来るよう頑張って参ります。
この日の釣果はこんな感じになりました。

こちらはこの日釣れた魚種です。

一番上が1匹だけ釣れたBIGなウルメイワシです。
真ん中が普段釣れるレギュラーサイズのウルメイワシです。
一番下がトウゴロウイワシです。
トウゴロウイワシが20cmほど、レギュラーサイズのウルメイワシが22cmほど、BIGなウルメイワシは25cmを越えていました。
強烈なアタリが何度もあり、その度ハリスが切れたのですが、最初はメッキの仕業だと思っていましたが、恐らく全てこのBIGなウルメイワシの仕業です。
兄妹猫の食事ですが、この日から異変が起きました。
我が家の兄妹猫は、釣りで釣って来る魚の中では一番安定して良く食べてくれる魚がトウゴロウイワシでした。
そもそもトウゴロウイワシは成魚でも15cmほどと言われ、今北条湾で釣れるトウゴロウイワシは20cm近いサイズのものが良く釣れ、本来これ自体がおかしなことでもあります。
これは、根拠はなく私の勝手な想像ですので、憶測の範囲で話半分でお読み頂きたいですが、北条湾は非常にプランクトンが豊富な場所なので、青魚やトウゴロウイワシがエサに困ることはまず有り得ず、そこに来て高い海水の温度なども相まって通常のトウゴロウイワシより大きく成長しているのではないかと思っています。
トウゴロウイワシは生後1年で成魚(成熟)となり、寿命は長くて3年~4年ほどです。
北条湾で釣れる20cmサイズのトウゴロウイワシは、トウゴロウイワシの中では老魚に位置する個体だと思われます。
海の魚の場合は、川の魚よりも寿命が長い種が多く、年魚※の種はほとんどいません。
※年魚=1年で寿命を全うする魚
どの種の魚でも、老魚に近付くに釣れ、冬支度云々以前に体内に持つ脂の量は増えていきます。
人間にとっては、この魚の脂は旨味の一つでもありますが、動物達にとっては必ずしもそうとは限りません。
人間の食べ物に慣れてしまったペットは別ですが、基本的にペットフードなどで食事を管理されている動物は尚更かもしれません。
我が家の妹猫は、特に味にうるさく、根魚の磯臭さ、冬支度をし脂を溜めた魚なども苦手で、一歩間違えると一口も食べてくれません。
こういった動物の感覚は非常に正確で、人間的にはトウゴロウイワシしかり、ウルメイワシしかり、今の時期は釣りに行く度に釣れる魚のサイズも上がってきており、釣っても楽しいですし、食べても美味しいのでそこばかりに目がいき、魚自体がどのくらい脂を溜めているのかを意識することはあまりありませんが、兄妹猫が今までは残さず食べていた魚を残すことで、脂の量のみならずいろいろなことを気付かせてくれます。
今までは、トウゴロウイワシだけは余程のことがない限り残すことはありませんでした。
動画は後に貼り付けますが、今回は豪快にトウゴロウイワシを残し、猫が気付かせてくれることの一例ですと、今まで残さなかった魚を残す⇒同じ魚で突然魚の匂いが変わることは考えにくいので脂がしつこい⇒脂がしつこいということは例年より魚が太っている⇒北条湾内のエサが例年より豊富⇒その魚の群れが例年よりたくさん北条湾内にいる可能性が高い⇒実際に例年よりその魚がたくさん北条湾内にいた⇒その魚を活餌にしてフィッシュイーターを狙って釣りをしている⇒狭い北条湾内に例年よりたくさんトウゴロウイワシがいる⇒トウゴロウイワシの絶対数が例年より高いのでフィッシュイーターのヒット率が下がる…簡単に言うとこういうことです。
フィッシュイーター達にとっては食べ放題でも、釣りをする側からすれば、スレも酷い中活餌と同じ魚の絶対数が増えてしまえば、当然フィッシュイーターが釣り針の付いた活餌を捕食する確率は各段に下がってしまいます。
先述しましたように、青物と思われるフィッシュイーターが、北条湾内に入って来る時間も例年と若干変化がありました。
問題はそこではなく、今シーズンも私が泳がせ釣りをしている周辺で何度もフィッシュイーターがアタックすることもありました。
しかし、活餌がロックオンされ暴れることもなく、無視されているような状況が何度もありました。
9月の初旬に、今シーズンは幸先良く2週連続でショゴをGET!しました。
【参考】
・明け方にメッキ入れ食い&今シーズン初の青物をGET!(2023年9月3日)
・前週に続きメッキ入れ食い&2週連続でショゴをGET!(2023年9月10日)
実は、この頃はようやくトウゴロウイワシが釣れ始めた頃で、サイズも小さくサビキ釣りでトウゴロウイワシを釣り、活餌を確保することに難がある感じでした。
もうお分かりだと思いますが、今の北条湾の状況と逆であることから、簡単にショゴをGET!出来たわけです。
青物の群れは入って来るけど、たいしてトウゴロウイワシもいない…
つまり、トウゴロウイワシの絶対数が少ないので、釣り針の付いた活餌も食ってきた…というわけです。
冷静に考えれば、簡単に分かりそうなことなんですが、私がアホなだけかもしれませんが、正直申し上げて我が家の兄妹猫がトウゴロウイワシを拒否することから、芋蔓式に気付きました。
毎回釣りに行き、最終的なターゲットは今の時期であれば、やはり青物。
泳がせ釣りで青物を狙っているので、当然活餌の確保に気がいってしまいます。
「よ~し!今日も難なく活餌をGET!だ!!」くらいに思っており、どうしてそんなに活餌が簡単にストック出来るのか…というところに気が付いていませんでした。
安定の藤五郎を拒否…
これから教えてもらったヒントを活かし、次なる策を考え中です。
そんな具合で、兄妹猫に拒否された朝食がこちらです。
安定の藤五郎…のはずなんですが…兄妹猫の朝食は自信満々に成魚サイズのトウゴロウイワシを焼いてあげました…が…青物のナブラを指を咥えながら見つつ帰路に着き、帰りの車内で興奮冷めやらず飲み過ぎ、動画の撮影をミスり挙句の果てに藤五郎まで妹猫が拒否…散々でした。whttps://t.co/27Uba08xN7 pic.twitter.com/k91BdR75Fk
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人間的にはお米にほぐし身をのせて、少し醤油を垂らして食べたら美味いだろうな…という感じだったんですが…w
兄妹猫の朝食ですがメインのカメラを起動せず撮影してしまいました。安定の藤五郎…のはずが藤五郎も脂を溜め始め脂にうるさい妹猫がまさかの三度拒否。今の時期食べてくれる魚がいなくなりそうですが兄猫まで完食せず残しました。ガッツいていた子猫の時が懐かしいです。whttps://t.co/zPTsYacR7m pic.twitter.com/UothnArfD8
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変わって、兄妹猫の夕食はウルメイワシも焼いてあげました。
兄妹猫の夕食はウルメと藤五郎です。脂感のない藤五郎が必死に溜めた脂を、妹猫は無情にも拒否しましたからね…脂を溜めたウルメなんぞもっての外…と思いきや…w pic.twitter.com/Np0cBsk7cR
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ツイート(ポスト)の通り拒否すると思ったんですが、この日ではないのですが、この兄妹猫に焼くサイズのトウゴロウイワシとウルメイワシを実際に焼き、ほぐし身を食べてみたんです。
どちらも20cmほどで、トウゴロウイワシは成魚サイズ、一方ウルメイワシは成魚で30cmほどになる魚で、イワシ類は概ね生まれた最初の年で15cm~20cmほどに一気に成長し、寿命が5年~7年と言われておりその後、成長の速度は遅くなり徐々に30cmに近付いていきます。
つまり、双方同じサイズでもトウゴロウイワシは成魚(老魚)、ウルメイワシは若魚なんです。
実際に食べると、見た目とは裏腹にトウゴロウイワシは脂を感じ、ウルメイワシは少しパサついているんです。
この日の兄妹猫の夕食は、ウルメイワシ様様でウルメイワシが脂っぽくないお蔭で、トウゴロウイワシの脂感が打ち消され完食してくれたんだと思います。
兄妹猫の夕食は、朝食時に安定の藤五郎…を拒否されたので、打つ手もなく再び藤五郎メインのちょっとウルメな夕食になりました。藤五郎の脂が嫌ならウルメはもっと脂…拒否することを想定していましたが、朝食は何が嫌だったんだ…バリに完食してくれ良かったです。whttps://t.co/QMPKPs3WBQ pic.twitter.com/rjvwexpjdn
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今回は兄妹猫の食事の好き嫌いからいろいろ考察してみたんですが、これは勝手な想像ですがBIGなウルメイワシは別として、レギュラーサイズのウルメイワシであれば、青物達もトウゴロウイワシを狙うと思います。
その理由は??
①ウルメイワシよりトウゴロウイワシの方が泳ぐスピードが遅い
②トウゴロウイワシの方が脂を溜めており、脂の量が多い方がカロリーが高い
これも話半分でお読み頂ければと思います。
この日の人間用の魚料理はBIGなウルメイワシはやはり刺身…か…と、悩んだのですが、ウルメイワシを握ってこんなに極太感を感じるウルメイワシもそうそう釣れないよね…と思い、スーパーの総菜コーナーの魚のフライにも、見た目的にも絶対負けないはず…ということで、敢えてウルメイワシのフライにしてみました。
BIGなウルメイワシ以外のウルメイワシは、この日は20cmくらいのサイズの群れと、15cmくらいのサイズの群れが湾内に入って来ていたようで、釣れるウルメイワシのサイズにバラつきがありました。
20cmほどのウルメイワシは漬け丼にし、15cmほどのウルメイワシは兄妹猫にお裾分けし、余ったウルメイワシは6時間ほど天日干しにし、水分を飛ばしたウルメイワシをみりんに漬け込み焼いてみました。
まずは、BIGなウルメイワシのフライです。

ウルメイワシのフライ

このフライが3枚もあれば、十分に大人一食分のおかずになる感じでした。
私なら、仮にこのサイズのウルメイワシが10匹釣れたら即帰ります。w
予想通り、スーパーの総菜のフライに負けない大きさと厚み。
そして、これは釣りたて故の身の柔らかさとジューシーさ。
油で揚げているのに感じる、ウルメイワシの脂感も非常に美味かったです。
青魚とサラダ油の相性は良いですし、当然中骨は取り除き、刺身でも食べられる鮮度ですので、高温の油で短時間で一気にカリッと揚げると、中はフワフワ、ジューシー、外はカリカリのまるで魚のフライのお手本のようなウルメイワシのフライが出来ます。
20cmクラスのウルメイワシでも十分に食べ応えはありますので、宜しければお試し下さい。
ポイントは焦げることを恐れず、高温のサラダ油で揚げることです。
次は20cmクラスのウルメイワシの漬け丼です。
三枚に卸したウルメイワシは身だけの状態にし、ラップをせず30分ほど冷蔵庫に入れておくと、良い感じで水分が飛び食感も味も良くなります。
冷蔵庫で冷やしておいたウルメイワシの身を、適当な大きさにブツ切りにし、ワサビ醤油に30分ほど浸けておきます。
こちらは、私がお気に入りのワサビ醤油なんですが、家内が島根出身で山陰地方で売っているワサビ醤油なんですが、ワサビもさることながら、ベースの溜まり醤油が非常に美味くて気に入って家内の実家の母に送ってもらっています。

もちろん、こういった市販のワサビ醤油ではなく、ご自分で醤油にワサビを溶いたワサビ醤油で問題ありません。
あまりウルメイワシの身を長い時間ワサビ醤油に漬け過ぎると、塩辛くなってしまうので目安は20分~30分程度がベストかと思います。
丼物のご飯はただの白米でも酢飯でもお好みで問題ありません。
今回は酢飯の上にのせました。

ウルメイワシの漬け丼

最後にウルメイワシの干物ですが、これからの時期は空気が乾燥してくるので、干物を作るにはもってこいの季節になっていきます。
夏場でも干物が作れないわけではないのですが、その場合は魚を塩水に漬け込んだり、腐らない為の一手間をした上で干し、実際に食べる時には今度は塩抜きをするなど、なんだかんだと手間が掛かります。
天日干しでも一夜干しでも、湿度が40%以下で、6時間~8時間くらい干せばそれなりの干物は出来、焼きや刺身などの魚料理とまた違った形で釣った魚を食べることが出来ます。
ちなみにこの日の湿度は39%でした。

ぶっちゃけ、最初は15cmサイズのウルメイワシは天ぷらにでもしようかと思っていました。
フッと湿度が目に入り、あっ!干すか…となりました。
ウルメイワシは背開きで開きます。
その開いたウルメイワシを、干物カゴなどに並べ天日干しにします。

写真では魚の皮側を上にしてありますが、こうすると余計な水分は下に落ちつつ湿度が低いと蒸発もし易いので、水分が抜けやすくなります。
6時間干すとこんな感じになります。

あまり長時間干し続けますと、如何せんウルメイワシのサイズが小さいので、カチンコチンになってしまい「歯鍛えてるんですか?」状態になってしまいますので、天日干しの場合は6時間程度、一夜干し(室内干し)の場合で10時間程度が限界の目安かと思います。
一度干したウルメイワシを、湯戻しのようなイメージで、今度はみりんに30分ほど漬け込みます。

時間の目安は30分程度ですが、みりんに漬けたウルメイワシを見て、干したウルメイワシがみりんを軽く吸っていれば問題ありません。
そしてグリルで焼いていくのですが、見た目をある程度重視するのであれば、ウルメイワシの皮側を上にしてまず焼きます。
軽くウルメイワシが反ってきたら、すぐに裏返して身側をじっくり焼きます。
最後にもう一度裏返し、皮側を上にして良い感じで焦げ目が付いたら出来上がりです。
なぜ、最初に皮側を簡単に焼くのかと言いますと、みりんに漬けたウルメイワシをいきなり身側から焼いてしまうと、ウルメイワシの皮がグリルに張り付いてしまい、裏返す時に皮が剥がれたり、切れたりしてしまうためです。
皮側を軽く炙り、皮に張りを持たせることと、軽くウルメイワシが反ることで、ウルメイワシの皮がグリルに張り付きにくくなります。
こちらがウルメイワシの干物です。

ウルメイワシの干物

ご飯のおかずでも十分イケますが、まさに酒の肴という感じです。
今回はトッピングでゴマを振りかけてありますが、ピーナツなどを細かく砕いて振りかけて美味しいと思います。
ウルメイワシは同じ青魚でも、アジ系の魚やサバなどと違い、骨が比較的柔らかいので、しっかり焼いてあげれば中骨は気になりません。
魚を捌くことに慣れていないと、15cmくらいのウルメイワシは、どうやって食べるか迷うと思います。
干す工程があるので、時間はそれなりに掛かりますが、手間は然程掛かりませんので、宜しければお試し下さい。
今シーズンは、秋以降の青物ラッシュもスタートダッシュを決められたので、余裕をブチかましていたらもう11月に入ります。
焦り、皆様に青物の釣果をお見せ出来ない申し訳なさ、思うように釣れない悔しさ、青物狙いの釣りをしているのに、釣果がボラとオオモンハタ…など、何とも言い難い釣行が続いておりますが、次回も懲りずに頑張って参ります。
また、ご報告させて頂きます。
・2023年10月22日午前7時半過ぎの北条湾岸壁周辺の様子
・2023年10月22日午前7時半過ぎの花暮岸壁周辺の様子

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