【城ヶ島・三崎港・北条湾】もうサバっ子とは呼ばないで!今シーズンはサバの成長が早い気がします(2020年6月21日)
いよいよ県を跨いでの移動の自粛も解除となり、渋滞や混雑が予想される週末。
いつものように北条湾へサビキ釣りに行きました。
週中も高速道路の交通情報などで、朝夕の通勤時間帯の渋滞がいくらか出始め、少しずつコロナ騒動以前に戻りつつあるんだな…と実感しながら過ごしていました。
自粛警察の方々のパトロールも、経済活動の再開具合を見てか、私の各SNSへの職務質問的なリプライも各段に減りました。
普段通り、日曜日の未明に釣りに行ったのですが、前日の土曜日のニュースで観光地や行楽地に人がドッと押し寄せているニュースを見て「明日も確実に混むだろうな…」と漠然と思っていました。
私はズーラシアという横浜の動物園の近くに住んでいるのですが、家内からメールで中原街道がズーラシア渋滞で凄いことになってる…と。
まぁ、今まで何か月も学校は休み、外に出て思い切り遊ぶことも出来ず、子供達もそりゃ遊びたいよね…と、翌日の釣りも、天候、潮ともにまたとない好条件なので、混み合うこと覚悟で気合いが入ります。
今週は梅雨の時期に理想的な週末です。平日に雨が降り土日は晴れる…素晴らしいです。潮も土日共に大潮で二日間共に風も穏やかな予報です。久しぶりにいつどの時間帯に釣りに行っても問題なさそうです。そんな中でも土日共に午前10時台の干潮の前後が良いかもしれません。皆様の大漁を祈っております。 pic.twitter.com/zTMkpEPDnq
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 19, 2020
ん…この状況で釣れない…ということはまず有り得ない…
明日は釣り座の確保が一番の課題だな…と、普段にも増して寝坊厳禁!
しかし、気合いが入れば入るほど冴える目。
結局眠くならず、床に就いたのが22時。
遅く寝た割には、意外とスッキリ起きることが出来、3時間ほど仮眠しいざ北条湾を目指します。
自宅のそばにショットバーがあるのですが、ここ数ヶ月コロナの影響だと思いますが、お店を閉めていました。
しかし、この日は久しぶりに営業しており、これまた店内が溢れんばかりの客で賑わっていました。
深夜2時過ぎに、いきなり人でごった返す状況を目にします。
いや~こりゃ、マジで釣り座が無いかもな…
出鼻をくじかれ、何となく嫌な空気を感じながら北条湾を目指します。
各制限も解除され、天気も良く、出歩くことを懸念する要素が無い中、予想通り保土ヶ谷バイパス、横浜横須賀道路とコロナ以前の車の数に戻りつつあり、久しぶりに夜中にも関わらず走りにくい状況。
進めば、進むほど、人の動きを感じることが多く、釣りの神様がとうとう「今日は行ったって釣り座なんか空いてねぇぞ…」と耳元で囁き始めます。
だいぶ北条湾へ向かう道中で不安を煽られ北条湾に到着します。
坂を下り、北条湾にドン付く交差点を左折。
すると、前週同様なんか暗い…
花暮岸壁も真っ暗です。
ん??今日は暗くなる要素なんか何もないはず…
この日も北条湾は前週に続き街灯が消え真っ暗でした。県を跨いでの移動の自粛も解除され、午前3時にも関わらず車を停めるスペースにも困るくらいの混みようで、釣り座を確保するにも一苦労な感じでした。 pic.twitter.com/IssLIECcr4
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 21, 2020
嫌な予感は的中で、2週続けて北条湾の街灯が消灯。
なんだ…また真っ暗か…
とブツブツ言いながら様子見で北条湾を一周しますが…
上の動画では、真っ暗なので釣り人までは見えませんが、駐車している車の数からご想像頂きたいですが、到着時に既に釣り座はほぼ埋まっている感じです。
街灯が点いていればまだしも、こうも真っ暗な状況であまり隣近所と距離が取れない場所に釣り座を構えるのもなんだしな…などと考えていると、いつも北条湾に係留されている久五郎丸という漁船の後ろが空いていました。
この場所は、地元の方が車を停めるスペースの真後ろにあたり、竿の取り回しがしにくいので、あまり好んでこの場所で釣りはしないのですが、この日は仕方ありません。
ここに釣り座を構えて準備に取り掛かります。
前週同様、真っ暗なので対岸の道の街灯が、北条湾の海面を照らし反射する光で海面の状況が良く分かります。
釣りを開始します。気温22度、天候は晴れ、風は無風、海水温は21度です。潮周りも陽気も良く、移動自粛も解除されたからか午前3時前で釣り座は埋まっています。オマケに今週も北条湾の街灯が消えており、釣り座と真っ暗な状況の兼ね合いからライブ配信は出来ないかもしれません。 pic.twitter.com/zSqiLpkXJr
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 20, 2020
オマケに風はほぼ無風。
波もなく、まるで沼のような海面が一面に広がっています。
さ~て、サバの様子はどうだ?
活性は高いか?
サビキ入れたら入れ食いか?
どうだ?んん??
釣り座も何とか確保し、一安心しながら釣れることしか頭になく、余裕をブチかまして、まだ竿も出していないのに、30分くらいで帰るかな…などと鼻歌が出そうな勢いで調子にのっていると…
釣りの準備をしながら、何度海面を見ても波紋も出来なければ、表層付近をサバっ子が泳いでいる様子も見当たりません。
なに??
この潮回りと、この天気でまさか釣れないってことはないよね?
家内の竿だけ準備し、しばらく目を凝らし海面を眺め続けていると…
時折、一部分だけでワッと湧くように波が出来、瞬時に消えます。
それが湾内のあちらこちらで起こっていました。
これ…追われてるよね?(大型魚に)
しかし、アタックしている様子はなく、至って静かです。
大型魚が活性高くアタックしていれば、大型魚なり青魚なりが海面から飛び出したり、もっと激しい波が出来ます。
しかし、サバっ子と思われる青魚が立てる波も、ちょっとビックリして海面から顔が出ちゃいました…みたいな小さな波です。
しばらく観察していると、とうとう大型魚らしき魚が目の前を泳いで行きました。
大型魚が何かいますね。ただ、ジャンプしたりアタックしてる様子はなく、ゆっくり湾内を泳いでいます。
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 20, 2020
ツイートにもありますように、活性高く小魚を追い回すこともなく、ただただ静かに泳いでいるだけ。
映画のジョーズで出てくるサメが、海面から背びれを出して静かに近付いてくるシーン…そんな感じです。
街灯が点いていれば魚種が判別出来たかもしれないレベルで、表層付近で背ビレを畳んで静かに泳いでいる…この日は大型魚に関しては終始こんな泳ぎ方で北条湾内をグルグル回っていました。
そしてこの大型魚、恐らくシーバスではありません。
且つ、魚体のサイズが60cmくらいはあったと思われます。
これは、泳ぎ方や立つ波からほぼ間違いないと思います。
大型魚を発見してから、10分ほどするとポツリポツリとサバっ子がアタり始めます。
サバっ子がきました。 pic.twitter.com/0jfMfJRKpu
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 20, 2020
ここで、この日の釣れ方の特徴をご説明しておきたいのですが、すみません…少々長くなるかもしれません。
まず、先ほど申し上げましたように、北条湾に到着後、家内の竿だけ準備し、違和感を覚えた北条湾の様子を私はしばらく観察していました。
家内の竿には、釣りスタート時に必ず付けるサビキ仕掛けはこちらです。

このサビキ仕掛けの特徴は、余計なものがほとんど付いておらず、針は全て銀針です。
北条湾では通年を通して、一番釣果が上がり易く安定した釣果を出すサビキ仕掛けです。
今回も最初に準備した際に、家内の竿にはこのサビキ仕掛けを取り付けました。
そして、私はいつも長さの違う竿を2本、釣りを開始する際に準備します。
5.4mの長い竿の方にはこちらのサビキ仕掛けを使います。

このサビキ仕掛けは、シラスに似せた白色のスキンが付いています。
北条湾で釣れる青魚は、銀色の針や金具が反射する白色の光に良く反応します。
また、シラスに似せたスキンなので、ワカシやセイゴなどが小魚と勘違いして稀にヒットします。
マヅメ時などには特に有効で、過去に何度かワカシやセイゴ、ボラ(トド)などを釣り上げました。
また、他のサビキ仕掛けより、針のサイズのわりにハリスが太いことも特徴です。
故、多少大きなサイズの魚でも、なんとか持ち堪えてくれます。
そして、もう1本の3.6mの竿にはこちらのサビキ仕掛けを使います。

このサビキ仕掛けの特徴は、金針、銀針が交互に付いています。
また、チモトに蛍光の緑色の塗料が塗布してあります。
ハリスも短く、釣れた魚が他の針に絡みにくいという特徴もあります。
今回の釣れ方の特徴の主役はこのサビキ仕掛けなんです。
今日は大型魚がいるせいか食いが渋いです。右のサビキ仕掛けはチモトに蛍光の緑の塗料が塗布してあります。お手元に蛍光塗料等が塗布してあるサビキ仕掛けがなければ、蛍光の緑色のビーズなどをサビキ仕掛けの上に通してやってみて下さい。今日は露骨に緑色に反応してます。 pic.twitter.com/Yb7qIiexqx
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 20, 2020
そして、前週の記事で蛍光の緑色に光るイカか何かの幼生のお話を致しました。
真っ暗な場所で動画を拡大してご覧頂きたいですが、イカか何かの養成がたくさんいます。緑色に光ってキレイです。 pic.twitter.com/Z12na3aSoV
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 13, 2020
この何がしかの子供達が、海面を覆い尽し刺激を与えられると光る現象は1年の中で1~2週間程度しかなく、長くても3週間です。
1週間に1回のペースで釣りに行く私ですと、1年を通して1回見るか見ないかというレベルです。
1年という括りで見ますと、非常に短期なお話なんですが、この海面が緑色に光る現象が起きている時は、通常北条湾では白色の反射光や銀針が有効とお話ししておりますが、この時だけは蛍光の緑色に青魚達が極端に敏感になることがあります。
この日は、街灯が消えており、余計に海中ではこの緑色が映えたんだと思います。
私が北条湾の観察を終え、自分の竿を準備し上記のサビキ仕掛けを投入した途端、その竿にしかサバっ子が掛からない状況がしばらく続きました。
途中で、家内の竿にも同じサビキ仕掛けを付け替えて釣りをしましたが、私が使用している5.4mの竿のシラススキンのサビキ仕掛けはそのまま使い続けましたが、釣れる頻度は歴然でした。
また、今回の主役のこのサビキ仕掛けは通年を通してアジには非常に有効です。
アジは夜行性ではないのですが、他の青魚に比べ神経質な魚です。
釣れるタナもサバなどより深めで、日中より夜間帯の方が釣り易いです。
アジがサバやイワシより釣りにくいという理由の一つに、アジは海中で止まる(留まる)ことが出来ます。
サバやイワシ類は常に泳いでいる魚で、泳ぎながら口を開きプランクトンなどを捕食します。
一方、アジはヘリコプターがホバリングするように、同じ場所に留まることが出来ます。
故、サビキ仕掛けのそばに来ても、サバやイワシのように突進してくるのではなく、近寄って良く吟味し食べるか食べないかを決めることが出来ます。
サバやイワシ類の場合、ある意味ブレーキが壊れた車みたいなもので、サビキ仕掛けの直前で「ヤベッ!エサじゃなくて針だし!」と気付いても回避し切れず針掛かりしてしまうということがあります。
この違いも釣り易いか釣りにくいかの理由の一つです。
また、アジはサバやイワシ類より雑食性で、比較的何でも食べます。
プランクトンはもちろんですが、エビやカニ、イソメ類など種類も多いのですが、その中のエサに概ね共通しているのが、そのエサが蛍光の緑色に光る物質を持っています。
一つの例で言いますと、投げ釣りなどでおなじみのアオイソメ。
針に付けて、アオイソメの身をちぎった時に、アオイソメの体内から緑色の体液が出ると思います。
この体液は夜間海中で見ると、蛍光の緑色に光り、アオイソメ自体に海中で刺激を与えると薄っすらアオイソメ自体が緑色に光ります。
アジに関しましては、臭いのみならず目で見てエサを捕食しますので、北条湾でサビキ釣りをする際に何本か竿を出されるようであれば、蛍光の緑色を何がしかの形であしらったサビキ仕掛けをお使いになるとアジも釣り易くなると思います。
緑色に反応しますよ~というツイート内にありますように、サビキ仕掛けを繋ぐヨリモドシの上に蛍光の緑色のビーズなどを付けるだけでも効果はあります。
先程申し上げましたように、今シーズンはもう海面が光る状況も終わってしまうと思いますが、頭の片隅にでも置いといて頂ければと思います。
この日の釣行の話に戻ります。
サバっ子が入れ食いに近い状態になってから20分ほど経ち、薄っすら空が明るくなり始めた頃、アジも混じり始めます。
アジがきました。 pic.twitter.com/HdChU8ORq2
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 20, 2020
前回の釣行時に、稀なサイズのムツっ子が釣れましたが、この日は釣れませんでした。
いよいよ、ムツに関しては北条湾を離れたかもしれません。
また、来年北条湾に帰って来てくれることを祈ります。
そして、これはこの日の撤収時(午前5時頃)に撮影したものですが、県を跨いでの移動の自粛も解除され、いよいよ釣り人の数も北条湾でのサビキ釣りのメインシーズン突入といった感じです。
撤収します。撤収時でまだサバっ子が沸いていました。入れ食いとまでいかずとも、一定間隔でコンスタントに釣れる感じです。今日はこの後も天候も風も穏やかで絶好の釣り日和です。皆様の大漁を祈っております。 pic.twitter.com/fYPCPtqiuD
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 20, 2020
午前4時過ぎくらいから、ひっきりなしに北条湾に車が入って来ました。
ご自身が出したゴミはお持ち帰り頂き、限りあるスペースですので、釣り座は譲り合いサビキ釣りを楽しんで頂ければと思っています。
そして、この日の釣果はこんな感じになりました。

サバっ子の成長が例年より早い気がします。
この日は20cmオーバーも釣れ、「サバっ子」から「小サバ」くらいに格上げになった感じです。
しかも、かなり丸々と太った個体が多かったです。
そして、こちらは釣れた魚種です。

上から、ゴマサバ、マサバ、アジです。
前回の釣行で、ゴマサバが1匹も釣れず何か異変でもあったのかと思いましたが、その時たまたま釣れなかっただけだったようです。
まだ、ゴマサバ、マサバ共にサイズに若干の相違がありますが、最大サイズはどちらともほぼ同じで、同じように成長していると思われます。
毎年必ずではないのですが、ムツが釣れなくなり夏本番までの間に、北条湾には良くカマス、サヨリが入って来ることがあります。
カマスは夜間帯からマヅメ時、サヨリは日中に釣れることが多いです。
ただ、カマス、サヨリは岸近くに中々寄り付きません。
北条湾の中央部を回遊することが多く、岸で足元にサビキ仕掛けを落としていると中々釣れません。
そこで、マヅメ時などは、6/7の釣行時の記事でご紹介しました、トリックサビキをそのまま投げる「投げサビキ」を時間がある時にでも試してみて下さい。
この動画で釣れているのは、カマスやサヨリではありませんが、要領としてこういう感じの釣り方です。
そして、今シーズンは大型魚にアタックされた傷を持っている個体が多いと思います。
今日も捌いていて気付きましたが、かなり今シーズンは大型魚にアタックされ傷付いた個体が多くみられます。大型魚も頻度高く湾内に入って来ていると思われます。 pic.twitter.com/HnICWtI3b7
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 20, 2020
毎年、この時期はサバでもイワシでもアタックされた際に傷付いた傷を持つ個体が一定数はいるのですが、割合が高い気がします。
恐らく、それだけ多種多様な大型魚が頻度高く北条湾に入って来ているのではないかと思います。
また、これは目視で確認したわけではないので、あまりいい加減なことも言えませんが、今シーズンはシーバス以外の大型魚が多く入って来ていると思われます。
ボラやシーバスは例年と同じように見かけますが、ボラやシーバスじゃない大型魚も良く見掛けます。
目視で確認しているわけではないので、あまり魚種について言及は避けたいところなのですが、泳ぎ方や波の出来方、アタックの仕方などから、青魚系の大型魚、ワカシやイナダ、カンパチあたりが入って来ているのかな…と個人的には予測しています。
この日はヒットすることはありませんでしたが、大型魚らしき魚が北条湾内にいる時は、私も小まめに活餌を付けて投げ込んでいます。
こちらもサビキ釣りと併せて結果をご報告出来るように頑張ります。
そして、変わり映えもなく、しばらく同じメニューが続くと思われる、我が家の兄妹猫の朝食は、前回同様焼きサバのほぐし身です。

この日のサバは、日本的な朝食のイメージの鮭の切り身を焼いたものと、味噌汁、ご飯みたいな、人間の朝食のおかずでもイケるんじゃない?と思うくらいのサイズになってきました。
サイズももとより、この一週間で一気に太り掴むと、美味そう…と思うくらい丸々と太っていました。

この時期の稚魚にしては珍しく、脂感もあり焼いていて本当に良い匂いがしました。
サイズは週毎に大きくなっていますが、魚種は変わらず本日も我が家の兄妹猫の朝食は釣りたての焼きサバのほぐし身です。たまには違う魚を…思ってはいるんですがね…w pic.twitter.com/Hxg09GgCom
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 20, 2020
そして、人間用は、私はサビキで釣った青魚のフライが大好物なんですが、いよいよフライに出来るサイズになったので迷うことなくフライに。

まずは、サバとアジを背開きで三枚に卸していきます。
中骨は取り除き、これに衣を付けて油で揚げていきます。

頭から丸ごとフライや唐揚げにするわけではなく、中骨も取り除いてあるので本当に軽く火が通ればOKです。
衣に薄く色が付いたら取り出して下さい。
稚魚な上に、釣りたてで身に水分を多く含んでいるので、軽く火を通すだけの方がふっくらモチモチで美味しいです。
あまり火を通し過ぎると、身の水分が飛んでしまいパサパサになる上に風味も薄くなってしまいます。
この食感と味は、釣りたての稚魚だから出来る味です。
軽く盛り付けるとこんな感じです。

お子様には人気のメニューになると思います。
そして、フライを作った際に良く作るのが、フィレオサンドです。

今回はアジが2匹だけ釣れたので、そのアジとサバで一つずつ作ってみました。
サビキは数が釣れますので、一度全部フライにして食べ、残ったフライはパンに挟むのもありだと思います。
こちらもお子様には喜んで頂けるメニューかと思います。
個人的には、マックのフィレオフィッシュよりも美味しいと思っています。
最後に20cmオーバーのゴマサバはタタキにしました。
ここで一つお願いですが、私は自分で釣ったサバはマサバ、ゴマサバ共に生で食べます。
しかし、サバは寄生虫が寄生し易い上に足が早い(腐り易い)魚です。
生で召し上がる時は、自己責任でお願いします。
ただ、今まで岸から釣ったサバに寄生虫がいたことは、約40年釣りをしていますが無いことも事実です。
魚を捌いて寄生虫が出来てきたことは何度もありますが、概ねスーパーや鮮魚店で買って来た鱈やサバです。
また、今今北条湾で釣るサバは最大でも20cm台です。
このサイズの魚を捌いて、仮に寄生虫がいればすぐに分かります。
誤って寄生虫ごと食べてしまうということはほぼ有り得ません。
帰宅後に釣ったサバを生で食べる場合は、釣ってバケツなどに常温で放置せず、氷水ですぐに冷やした方が鮮度が落ちにくいです。
クーラーにロックアイスなどを入れ、そこに氷が半分浸かるくらいの海水を入れます。
真水ではなく海水です。
海水を冷やした氷水に浸けておくと、色落ちがしにくく身も緩くなりにくいです。
真水ですと、身は緩くなりにくいですが、色落ちしてしまいます。
海に釣りに行っているので、海水は目の前にただでいくらでもあります。
足の早い青魚を夏場に冷やす場合は、海水の氷水で冷やした方が無難です。
そして、サバのタタキですが、まずは三枚に卸します。

刺身にする場合、包丁を入れるギリギリまで氷水で冷やしておくと身が緩くならず調理し易いです。
そして、三枚に卸したサバを今度は適当な大きさにブツ切りにします。
そこに、今回は大葉とネギを混ぜて一緒に叩きます。

今回は冷蔵庫に大葉があったので、この組み合わせにしましたが、ネギと生姜、ネギと味噌でナメロウ風など、組み合わせはいろいろあります。
そして、出来上がった「サバのタタキ丼」です。

この丼を作って、料理の名前を途中で何も言わず、出来がって出す際に「はい、アニサキス丼」と言って家内に出したら「〇ね、お前が食べろ…」と言われました。
ちなみに、完食した家内は、ブログを書いている時点では元気です。w
そして、シャレで毎回お伝えしております、今回の「北条湾定食」はこちら。

なんとか、今回は前回お約束した通り、刺身系の料理を追加することが出来ました。
今回は、北条湾が混み合っていたことや、街灯が全て消灯していたことなどから、ライブ配信は行いませんでした。
次回は何とかお届け出来るように頑張ります。
最後になりますが、完全な真夏になると暑さで動きが鈍るのですが、今の時期の北条湾で未明や夜間帯で釣りをすると、蚊みたいな小さな虫が飛んでいると思います。
蚊もいるのですが、その飛び回っている小さな虫の大半が「ヌカカ」というハエの仲間の虫です。
ヌカカはハエの仲間なんですが、蚊のように刺し腫れ人によって痛みか痒みが発生します。今の時期、北条湾で日没後から明け方に釣りをされる場合はご注意下さい。虫よけスプレー等準備しておいた方が無難です。https://t.co/jKU4e7PlcW
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 20, 2020
これが非常に厄介で、刺されると人によっては痒みではなく痛みが続きます。
刺されると言っても、厳密に言うと蚊のように皮膚に針を突きさすのではなく、ヌカカの場合は皮膚を噛みちぎって出血させます。
家内は皮膚が比較的弱く、ヌカカに刺されると赤く腫れ、場合によっては痒みではなく痛みが出ます。
腫れも中々引かずしばらく続きます。
更に厄介なのが、市販の虫よけスプレーはあまり効果がありません。
そんな中、私より家内の方が刺される頻度が明らかに高いんです。
臭いそうな雰囲気から言えば、オッサン街道まっしぐらの私の方が臭いそうなんですが、刺されません。
じゃぁ、ヌカカはオヤジ臭が苦手なのか…それも違うと思うんですが、上記のヤフーの記事のコメント欄にもありますが、私は非常に暑がりで、夏場は良く清涼感のあるシーブリーズのようなボディーローションを良く付けます。

現在愛用しているローション
これからの時期は特に明け方急激に湿度が高くなることがあるので尚更付けます。
確証は何もなく、現実的な状況だけのお話ですが、シトラス系の匂いをヌカカは嫌うのかな…と思っています。
もし、今今ヌカカでお困りの方がいましたら、一度お試し下さい。
比率で言いますと、家内が5カ所刺されたとすれば、私は1カ所くらいの違いです。
また、ヌカカとは違いますが、こんな記事もありました。
「蚊はなぜ暗闇でも飛べるのか」 メカニズムを解明…寄せ付けない"新たな手法"が見つかるかも(FNNプライムオンライン) https://t.co/5e3NvEXsZ2
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) June 21, 2020
宜しければ、ご一読下さい。
このペースでサバっ子が成長すると、来週はかなり良い型のサバが釣れると思います。
ビールが止まらなくなる、サバっ子のフライが揚げ放題です。w
今年は、少し本腰を入れて北条湾内に入ってくる大型魚を狙ってみたいと思っています。
来週は土日共に小潮と、潮回りはイマイチですが、頑張って釣りに行きたいと思います。
また、ご報告させて頂きます。
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いつもコメント、及びブログをご覧頂きありがとうございます。
>釣果ですが、2時30分頃から8時30分頃までの約6時間で合計38匹。
この釣果であれば、ご家族の方々も喜ばれた上に、釣りそのものも楽しかったのではないでしょうか。
>ただ6時30分過ぎあたりから当たりがめっきり減り、釣れるペースもグッと落ち型も小さくなりました。
日の出(今の時期ですと午前4時半頃)から概ね1時間くらい粘って、釣れ方が釣れない方に傾き、未明に釣れていた魚種以外が釣れない場合は、その後劇的に好転することはあまりありません。
7月に入れば、順次ウルメイワシやカタクチイワシが釣れ始めると思います。
このブログ記事の釣行時、お隣でご一緒した際に、家内が4時15分頃からトリックサビキだけをしきりに投げていたと思います。
大型魚が北条湾から出て行き、日の出後にウルメイワシ等々の未明に釣れていた魚種と違う魚種が釣れる場合、日の出のタイミングで北条湾の中央部に群れが集中することが多々あります。
潮回りとの兼ね合いもあるので、毎回必ず同じ動きをするとは断言出来ませんが、群れが居て活性が高い場合は、食ってくるので私は日の出後に釣りを続けるかの一つの基準にするために、日の出の時刻の10分ほど前から家内にサビキ仕掛けを投げてもらうことが多々あります。
6/7の釣行時に、この投げサビキでウルメイワシが釣れました。
ただ、この日は日の出後に釣りはせず撤収しましたが、こういった場合は日の出後に粘ればウルメイワシが釣れたと思います。
宜しければ、6/7の釣行時の記事をご覧になってみて下さい。
>今週末も行けたら早速いただいたサビキを試してみたいと思います。
竿を2本出す場合は、シラススキンの仕掛けは後回しにして、銀色の針のみの仕掛けと、金銀交互の仕掛けでやってみて下さい。
その日の青魚の食いの傾向が掴めると思います。
銀色に反応するようであれば、金銀交互の仕掛けは少し深めのタナに落としておくとアジがくると思います。
>ただ、残念だったのは、釣り場のゴミの多さです。
こればかりは、北条湾に来る釣り人、一人一人のモラルの問題なので、私は捨てずに持ち帰り、手が空いた時はゴミ拾いをしています。
もし、ゴミ拾いをして頂けるのであれば、釣り針、釣り糸を優先的に拾って頂ければと思います。
https://twitter.com/kic_iwashi/status/1086729479655809024
このリンクは私のTwitterアカウントのもので、以前釣り針が釣りのお供のアオサギの足に刺さってしまっていた時に撮影したものです。
全てのゴミを拾い、掃除をするのは不可能なので、釣り座付近の釣り針と釣り糸だけでも拾って頂けると助かります。
よろしくお願いします。
>また、二本あるうちの1本の竿の穂先がポキッと折れてしまいました(涙)
北条湾は街灯があるので、点いている時は比較的見易いですが、そもそもサビキ釣りに来ている釣り人の場合、磯竿をお使いになっていることが多く、その細い竿先を認識しながら歩く方が無理があります。
私も同じような経験はあり、家内に釣りを教え始めた頃、一番最初に気を付けるように教えたのが釣竿の扱い方です。
他の方への配慮と、自身の竿を折らないようにするコツです。
魚が釣れた時や、仕掛けの交換等々をする際に地面に竿を置いてはダメです。
歩いている方が見にくいのはもちろんですが、無意識に竿を地面に置く時はたいてい竿先から地面に接地します。
無理な曲げ方をしたりすると竿先にクセが付いたり、傷が付いたりして確実にいつか折れます。
折り畳み式の椅子や、クーラーボックス、荷物を入れるリュックなどに竿を置くクセを付け、常にリールより竿先が上にある角度で置くようにすると歩行者も気付き易いですし、地面に竿先が接することがないので折れることはまずありません。
暗がりなので、見にくいとは思いますが、ライブ配信の動画などご覧頂くと、私と家内は魚が釣れた際に絶対に地面に竿置きません。
特にサビキで使用する磯竿は長さも長い物を使用することが多いので、他の釣り人の方との無用なトラブル回避や釣竿自体を無駄にしないためにも意識して頂ければと思います。
私は付けていませんが、竿先にケミカルホタルなど、折ることで発光する道具も売っています。
こういった物を竿先に付けると、歩行者も認識し易く、アタリも分かり易くなります。
>もし今週末に行けたら、アジが釣れたらいいなと思ってます。
アジをどうしても…であれば、サビキ仕掛けにコマセを付けた後、をゆっくり底まで落として下さい。
同じタナに2~3回落としてアタリが無ければ半ヒロずつ上げて、サバっ子などが釣れる位置に戻す…そしてまた同じタナに落とす…
これを繰り返して下さい。
アジは釣りを始めて、少しコマセが効かないと寄ってきません。(たまたまそこにいて一投目から食ってくる時もありますが…)
通常であれば、サバより一ヒロ~一ヒロ半くらいアジが釣れるタナは深めです。
2本竿を出すのであれば、1本はサバのタナ、もう1本はアジのタナ…でやって頂ければ、今の時期は数釣りは難しくても、アジは釣れると思います。
まずは、奥様を説得して頂き、釣竿を新調して下さい。w
今後とも、よろしくお願い致します。
> こんばんは。
> 昨日はありがとうございました。
> 上がられる前にちゃんとお礼ができず
> すいませんでした。
>
> 釣果ですが、2時30分頃から8時30分頃
> までの約6時間で合計38匹。
> 赤ちゃんメバル×1
> むつ×1
> ゴマサバ×5
> マサバ×31
> でした。
> これだけ釣れると楽しいですね。
> ただ6時30分過ぎあたりから当たりが
> めっきり減り、釣れるペースもグッと落ち
> 型も小さくなりました。
>
> 今週末も行けたら早速いただいたサビキを
> 試してみたいと思います。
>
> ただ、残念だったのは、釣り場のゴミの
> 多さです。
> ペットボトルやコーヒーのフタ、マスク、
> 仕掛けの袋、絡まった仕掛け…。
> あげればキリがないですが、少しづつでも
> 行くたびに拾ったり、各人が意識して
> ゴミを持ち帰るようにして、釣り場を
> 守りたいですね。
>
> また、二本あるうちの1本の竿の穂先が
> ポキッと折れてしまいました(涙)
> 竿を上げて絡まった仕掛けを解いて
> いるときに、歩いていた青年達が
> 私の竿に躓いたのですが、その時はまさか
> 折れているとは思わず、すいませんと
> 言われ、いいよ、いいよと見もせずに
> 返したのですが、まさか折れているとは…。
> 給付金で買おうと言ったら、いいよ、
> いいよと軽く返してくれるような
> 大蔵大臣ではないので、新調の為の
> 作戦を練らないといけないですね(笑)。
>
> もし今週末に行けたら、アジが釣れたら
> いいなと思ってます。
>
> では、またお会いできたら嬉しいです。