今シーズンは、新年一発目の釣り始めから、歳なしのクロダイをGET!するなど、幸先の良いスタートが切れました。
■2024新春釣り始め・トリックサビキで歳なし60cmオーバーのクロダイをGET!(2024年1月3日)
この調子でガンガンいきたいところですが、どんな釣りでも一番釣果をあげにくい今の時期。
この日はそうは問屋も卸してくれず、今の時期の釣りに相応しい厳しい釣果となりました。
去年の年明けは、ブログのタイトルにもなっております、我が家のママウサギのラムちゃんが亡くなり(享年8歳)、正直釣りどころではなく釣り始めそのものが平年より遅くなり、1月中はそれほど釣りに行くことが出来ませんでした。
■2023年1月の釣行記事一覧
概ね今の時期は、毎年GW辺りにサバっ子が釣れ出すまでは、カタクチイワシ、トウゴロウイワシ、根魚などを地味に釣り、我が家の兄妹猫のご飯を釣りに行くような釣行が多いのですが、この日は兄妹猫のご飯も持ち帰ることが出来ませんでした。
この日は、事前の天気予報で天気的には問題はなかったのですが、風速が6m~7m程度の予報となっており、風速如何によっては釣りそのものが厳しい状況でした。
三連休ということで、日曜日か翌日の成人の日に釣りに行こうと思っておりましたが、成人の日は日曜日よりも風が強くなる予報な上に、風向きが南寄りから北寄りに変わり、気温も低いことから日曜日に釣りに行くことにしました。
午前4時頃から午前7時頃までが一番潮が動く潮の動きで、マヅメ時から日の出辺りに潮が動くという状況、潮の動き的にはバッチリでした。
とは言え、今の時期の北条湾は余程のことが無い限り、ロクな魚が釣れないことも事実で、釣り人が押し寄せて釣り座が空いていない…ということもないので、潮の動きに合わせて午前4時前に北条湾に到着しますが、とにかく風が強かったです。
概ね北条湾では、南寄りの風の場合、私が良く見ております「tenki.jp」の予報ですと、1m~2m程度予報より北条湾では風が弱いことが多く、この日もそれに期待をしていたんですが、この日は北条湾に近付くにつれてどんどん風が強くなり、信号待ちなどをしていても車が風に煽られ揺れるくらいになっていきます。
参ったな…これじゃ、釣りは厳しいな…
などと思いながら、北条湾に到着すると、製氷所の前に数組の釣り人がおりましたが、とても磯竿を振り回してサビキ釣りが出来る状況ではありませんでした。
来るには来たんですが、予報以上の風速でしばらく様子を見ます。 pic.twitter.com/TDyIkdOjUD
— 【神奈川県】リアルタイム釣行記&猫とウサギと釣りの【X】 @ Koichi Otsuka (@kic_iwashi) January 6, 2024
当初は40分ほどすると、次第に風が収まる予報が出ていたので様子を見ることにしました。
ここから天気予報に「いい加減にしろ…」とツッコミを入れたくなるくらい、コロコロ予報が変わっていきます。
当初、30分~40分ほどで風が弱まる予報でしたが、風が弱まる予報が延長されること30分単位で4回、中々風は収まらず結局釣りが出来るレベルまで風速が弱まったのは午前6時半を回っていました。
途中で何度か帰ろうかと思ったのですが、一度北条湾まで来ているのに翌日に出直すのもいろいろと無駄、天気予報ですと翌日の方が荒天の予報、逆に翌日もお休みなので幾分北条湾に長居をしても大丈夫…こんなことから風が収まるのをひたすら待ちました。
トイレに行きたくなったこともあり、風が落ち着き始めた午前6時半頃に、城ケ島を含めいろいろと釣り場を見て回ったのですが、釣りが出来そうな場所は時間が遅かったこともあり、ほぼ埋まっており北条湾岸壁のどこかで釣りをするしかありませんでした。
再び北条湾に戻り、しばしどこで釣りをするか考えましたが、一番釣りをしたかった時間帯も過ぎてしまい、陽も完全に昇りどこで釣りをしても大して変わらない状況だったので、久しぶりに北条湾の入り口付近に釣り座を構えました。
一応、釣りしてます。気温14度、天候は晴れ、風は2m?3mほど、海水温は15度です。風が収まるのを待ったら時合いを逃した感じですね。あまり長居はせずに今日は帰ります。https://t.co/kfHspP5Q9W pic.twitter.com/ZbrJrTS0Vv
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特に足下に小魚が寄っている様子はありませんでしたが、サビキ仕掛けを海に投入するといきなりアタリが…
ウミタナゴがきました。 pic.twitter.com/ivJUeXPGyP
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この日はキビナゴ対策で、サビキ仕掛けの針が2号と、普段はまず使わない小さい釣り針が付いたトリックサビキを使ってみました。
そのトリックサビキを付けた竿に微妙な、あまり今まで見たことがない竿の揺れ方をしました。
ややっ!もしや狙い通りキビナゴ…?
小さな釣り針のトリックサビキは10本針でした。
その10本の釣り針全てにネンブツダイ…
ネンブツダイ復活! pic.twitter.com/J1CXPYjDc0
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あぁぁぁぁぁ…
もうこのサビキで釣りしなくて良い??と家内が…
いや…
まだ、1回しか釣りしてないだろ??
さすがに1回じゃキビナゴが釣れるか釣れないか分かんないだろ…
じゃぁ、外して(ネンブツダイを)…
…
おかしな竿の動きのアタリになったのは、10匹もネンブツダイが掛かっていたからでした。w
この日は4本サビキ仕掛けを付けた竿を出し、1本は上記の釣り針の小さなトリックサビキで、他の3本は普段通りのサビキ仕掛けを付けていました。
普段通りのサビキ仕掛けにメバルがヒットします。
根魚しか釣れません…メバルです。 pic.twitter.com/YgAcRjQGyK
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この後は、メバル、ウミタナゴ、メバル、ウミタナゴ、メバル、ウミタナゴ、普段通りのサビキ仕掛けには根魚連発入れ食い状態。
10本針のトリックサビキは、スーパー念仏祭り状態になり、さすがの私も…
もうエサ付けなくて良いや…空針で…
まともな魚が釣れないことは十分に分かったので、家内には普段のトリックサビキを付けた竿を1本持って、ダメ元でいつもの釣り座で釣りをしてもらいました。
その間、私は歩いて北条湾を観察することにしました。
海鵜の大群が北条湾方面から城ケ島方面へ飛んで行くのとは逆に、城ケ島方面から北条湾方面へやたらとカモメが飛んで来ました。
鳥山というほど派手ではありませんが、いくつかのカモメの群れが対岸、もしくは湾の中央部でしきりに海面付近にいる小魚を獲っていました。
対岸の辺りにカモメが集結してます。何か群れがいるものと思われます。 pic.twitter.com/oeW3Ecya9U
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去年から顕著なんですが、去年は今の時期に北条湾内には入って来ないのですが、城ケ島大橋のたもとや北条湾の入口付近に、日の出以降に青物の群れが登場することが多く、去年は私も珍しく製氷所の前や北条湾岸壁の角で釣りをしました。
今シーズンも数こそ少ないですが、青物と思われる魚が作るナブラが釣りに行く度には確認は出来ておりませんが、釣り始めの釣行時には確認出来ており、たまに北条湾の入口付近まではやって来ています。
ただ、北条湾の奥まで入って来ることはなく、去年も今シーズンも北条湾の入口付近までしか入って来ていません。
今シーズンはこの青物と思われるフィッシュイーターに加え、釣り始めの釣行時にまさに目の前でモロに見たわけですが、魚種の判別まで出来ていない謎のフィッシュイーターがおり、このフィッシュイーターはここ1ヶ月程度は釣りに行く度にアタックしているのを確認しております。
この日は完全に陽が昇り、釣り自体は1時間程度釣りをしていましたが、その間に4回アタックしている様子が確認出来ました。
恐らくこの謎のフィッシュイーターはキビナゴを狙っていると思われ、逆に青物や先述しましたカモメなどはカタクチイワシとトウゴロウイワシを狙っていると思われます。
ここが一つのポイントなんですが、北条湾内に入って来る魚は、何れもスレていると思った方が無難です。
先述しました、この日カモメが狙っていると思われるカタクチイワシとトウゴロウイワシの群れは、陽が昇ると北条湾を出るか普段私が釣りをしている反対側、対岸の岸壁周辺に集まります。
海中にいる魚は地上の人間の姿を認識しています。(魚から人間が見えている)
日常的な生活音も聞こえており、余程活性が高い状態にならない限り、基本的にはスレているので人間が見えない(いない)場所へ移動します。
つまり人間がいない(見えない)ので、北条湾の中央部から対岸周辺に集まります。
これが暗い時間帯は人間を認識しにくくなる+植物プランクトンが光合成をするために常夜灯や街灯の光に集まるので、普段私が釣りをしている側の岸壁周辺に集まります。
北条湾へ行ったことがある方であればお分かり頂けると思いますが、明らかに暗い時間帯は対岸の方が光りの量が少なく、普段私が釣りをしている側の岸壁の方が明るく、常夜灯の光が海面を照らしています。
マヅメ時は、どんな魚でも活性が上がり易いので、日の出の時刻くらいまでは、普段私が釣りをしている岸壁側でも良く釣れる…ということです。
また、イカの類は確認出来ておらず、ルアーによる釣りも北条湾ではあまり効果がありません。
実際に捕食している魚を活餌に使う、泳がせ釣りでも北条湾は海水が澄んでいることなどもあり、スレが酷く非常に釣りにくい状況が生まれています。
城ヶ島周辺にいる、こういったフィッシュイーターの類の魚が全て北条湾に入って来るわけではなく、北条湾には極一部の群れが入って来ているだけですので、花暮岸壁や製氷所の前から城ケ島大橋のたもとに集まるフィッシュイーター、城ケ島内で釣りが出来る場所に集まるフィッシュイーターはそこまでスレているということはないと思います。
ルアーで釣りをするのであれば、北条湾以外の釣り場の方が釣果に結び付け易いと思います。
サビキ釣りに関しては、先述しました通りカタクチイワシ、トウゴロウイワシ、まだ釣果実績はありませんが、恐らくキビナゴが今シーズンは北条湾内に入って来ていると思われ、魚自体はいるんですが上記で申し上げましたが地味にフィッシュイーターがいるので、この類の魚がいると、サビキ釣りで釣れる魚がいても釣りにくい状況になっている感じです。
また、一度は北条湾から離れたと思われたネンブツダイですが、フィッシュイーターの類の魚を含め多くの魚が北条湾内にいることから、北条湾の入口付近に追いやられているように見受けられます。
フィッシュイーターは除き、カタクチイワシやトウゴロウイワシ、キビナゴなどが求めているものは、プランクトンでこのプランクトンが多くいるのが北条湾の中央付近です。
城ヶ島と本土の間の船道は潮通しが良く、北条湾の入口付近は海水の温度も変わり易く、流れも速いのでプランクトンが滞留しにくく散り易いです。
つまり小魚達にとってはエサが少ないということになります。
逆に北条湾の最深部は川が流れ込んでおり、海水の温度が下がり易く、プランクトンはいるものの今の時期は海水の温度如何によっては小魚達は避ける場所です。
こういうことから、北条湾の中央付近が一番安定して小魚がいるポイントなのですが、謎のフィッシュイーター然り青物なども全く入って来ない場所ではないので、サビキ釣りに関してはフィッシュイーターの動き次第ということになってしまいます。
夏の終わり頃から、北条湾内に魚が居過ぎる…こういったお話しをブログで申し上げてきましたが、現状でもあの狭い北条湾に対している魚の数は多過ぎると感じていますが、だいぶ住み分けが出来てきたように感じました。
逆の言い方をしますと、例年ですと北条湾内に入って越冬する魚の種類はある程度決まっていましたが、今シーズンはもしかするとその住み分けが進み、釣り座、釣り座で釣れる魚が変わっているかもしれません。
私はほぼ毎回同じ釣り座で釣りをしていますが、去年から今年に掛けては、秋口の青物ラッシュやカマスラッシュが想像以上に早い段階で終了してしまい、早々に釣れなくなってしまったので釣り人が減り、釣り座を変える必要もなかったことから毎回同じ場所で釣りをしていました。
ところが、この日釣り座を変えて釣りをしてみて、意外とこの釣り座を変えなかったことが盲点になっていて、予想通り魚の住み分けが出来ており、海水の温度にも問題がなければ釣り座を変えることで釣れる魚が変わる可能性が出てきました。
今後はこの辺も意識して釣りをしてみますが、釣り始めの釣行でサビキ釣りで歳なしのクロダイ…釣った当人としては非常に嬉しく良いことなのですが、当たり前の話ですがトリックサビキで歳なしのクロダイを狙って釣りをしていた…ということは有り得ず、たまたまの釣果です。
釣りはこういうことも起るので、絶対に釣れない…ということは言い切れませんが、正直申し上げてこの日の釣行、釣果がある意味平常運転です。
釣りをする以上、釣果は大事だと思いますので、GW辺りでサバっ子が釣れ出す頃まではあまり北条湾への釣行はお勧め出来ない感じです。
この日は根魚に関しては、しこたま釣れたのですが、兄妹猫にも根魚は不評なことから釣った魚は1匹も持ち帰らず全てリリースしたので、当たり前ですが魚料理や兄妹猫の食事動画もありません。
今回の釣行で、外道であり釣れない方が良いネンブツダイですが、北条湾を離れたと思っていましたが、局所的に集中して集まっており未だに北条湾内にいました。
同じ北条湾岸壁で数百メートルくらいの距離で、こうも釣れる魚が変わることも、過去にあまり記憶がなく、次回以降その時の状況にもよりますが、しばらくはいろいろ釣り座を変えて釣りをしてみようと思っています。
また、ご報告させて頂きます。
・2024年1月7日午前8時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
・2024年1月7日午前8時半頃の花暮岸壁周辺の様子
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この記事は「Yahoo! JAPAN」掲載記事です。
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