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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  青魚  ウミタナゴ  メバル  泳がせ  ネンブツダイ  青物  

【三崎港・北条湾】釣果は撃沈でしたが釣り座を変えて分かったこと(2024年1月7日)

こんにちは。

今シーズンは、新年一発目の釣り始めから、歳なしのクロダイをGET!するなど、幸先の良いスタートが切れました。

2024新春釣り始め・トリックサビキで歳なし60cmオーバーのクロダイをGET!(2024年1月3日)

この調子でガンガンいきたいところですが、どんな釣りでも一番釣果をあげにくい今の時期。

この日はそうは問屋も卸してくれず、今の時期の釣りに相応しい厳しい釣果となりました。

去年の年明けは、ブログのタイトルにもなっております、我が家のママウサギのラムちゃんが亡くなり(享年8歳)、正直釣りどころではなく釣り始めそのものが平年より遅くなり、1月中はそれほど釣りに行くことが出来ませんでした。

2023年1月の釣行記事一覧

概ね今の時期は、毎年GW辺りにサバっ子が釣れ出すまでは、カタクチイワシ、トウゴロウイワシ、根魚などを地味に釣り、我が家の兄妹猫のご飯を釣りに行くような釣行が多いのですが、この日は兄妹猫のご飯も持ち帰ることが出来ませんでした。

この日は、事前の天気予報で天気的には問題はなかったのですが、風速が6m~7m程度の予報となっており、風速如何によっては釣りそのものが厳しい状況でした。

三連休ということで、日曜日か翌日の成人の日に釣りに行こうと思っておりましたが、成人の日は日曜日よりも風が強くなる予報な上に、風向きが南寄りから北寄りに変わり、気温も低いことから日曜日に釣りに行くことにしました。

午前4時頃から午前7時頃までが一番潮が動く潮の動きで、マヅメ時から日の出辺りに潮が動くという状況、潮の動き的にはバッチリでした。

とは言え、今の時期の北条湾は余程のことが無い限り、ロクな魚が釣れないことも事実で、釣り人が押し寄せて釣り座が空いていない…ということもないので、潮の動きに合わせて午前4時前に北条湾に到着しますが、とにかく風が強かったです。

概ね北条湾では、南寄りの風の場合、私が良く見ております「tenki.jp」の予報ですと、1m~2m程度予報より北条湾では風が弱いことが多く、この日もそれに期待をしていたんですが、この日は北条湾に近付くにつれてどんどん風が強くなり、信号待ちなどをしていても車が風に煽られ揺れるくらいになっていきます。

参ったな…これじゃ、釣りは厳しいな…

などと思いながら、北条湾に到着すると、製氷所の前に数組の釣り人がおりましたが、とても磯竿を振り回してサビキ釣りが出来る状況ではありませんでした。



当初は40分ほどすると、次第に風が収まる予報が出ていたので様子を見ることにしました。

ここから天気予報に「いい加減にしろ…」とツッコミを入れたくなるくらい、コロコロ予報が変わっていきます。

当初、30分~40分ほどで風が弱まる予報でしたが、風が弱まる予報が延長されること30分単位で4回、中々風は収まらず結局釣りが出来るレベルまで風速が弱まったのは午前6時半を回っていました。

途中で何度か帰ろうかと思ったのですが、一度北条湾まで来ているのに翌日に出直すのもいろいろと無駄、天気予報ですと翌日の方が荒天の予報、逆に翌日もお休みなので幾分北条湾に長居をしても大丈夫…こんなことから風が収まるのをひたすら待ちました。

トイレに行きたくなったこともあり、風が落ち着き始めた午前6時半頃に、城ケ島を含めいろいろと釣り場を見て回ったのですが、釣りが出来そうな場所は時間が遅かったこともあり、ほぼ埋まっており北条湾岸壁のどこかで釣りをするしかありませんでした。

再び北条湾に戻り、しばしどこで釣りをするか考えましたが、一番釣りをしたかった時間帯も過ぎてしまい、陽も完全に昇りどこで釣りをしても大して変わらない状況だったので、久しぶりに北条湾の入り口付近に釣り座を構えました。



特に足下に小魚が寄っている様子はありませんでしたが、サビキ仕掛けを海に投入するといきなりアタリが…



この日はキビナゴ対策で、サビキ仕掛けの針が2号と、普段はまず使わない小さい釣り針が付いたトリックサビキを使ってみました。

そのトリックサビキを付けた竿に微妙な、あまり今まで見たことがない竿の揺れ方をしました。

ややっ!もしや狙い通りキビナゴ…?

小さな釣り針のトリックサビキは10本針でした。

その10本の釣り針全てにネンブツダイ



あぁぁぁぁぁ…

もうこのサビキで釣りしなくて良い??と家内が…

いや…

まだ、1回しか釣りしてないだろ??

さすがに1回じゃキビナゴが釣れるか釣れないか分かんないだろ…

じゃぁ、外して(ネンブツダイを)…



おかしな竿の動きのアタリになったのは、10匹もネンブツダイが掛かっていたからでした。w

この日は4本サビキ仕掛けを付けた竿を出し、1本は上記の釣り針の小さなトリックサビキで、他の3本は普段通りのサビキ仕掛けを付けていました。

普段通りのサビキ仕掛けにメバルがヒットします。



この後は、メバルウミタナゴメバルウミタナゴメバルウミタナゴ、普段通りのサビキ仕掛けには根魚連発入れ食い状態。

10本針のトリックサビキは、スーパー念仏祭り状態になり、さすがの私も…

もうエサ付けなくて良いや…空針で…

まともな魚が釣れないことは十分に分かったので、家内には普段のトリックサビキを付けた竿を1本持って、ダメ元でいつもの釣り座で釣りをしてもらいました。

その間、私は歩いて北条湾を観察することにしました。

海鵜の大群が北条湾方面から城ケ島方面へ飛んで行くのとは逆に、城ケ島方面から北条湾方面へやたらとカモメが飛んで来ました。

鳥山というほど派手ではありませんが、いくつかのカモメの群れが対岸、もしくは湾の中央部でしきりに海面付近にいる小魚を獲っていました。



去年から顕著なんですが、去年は今の時期に北条湾内には入って来ないのですが、城ケ島大橋のたもとや北条湾の入口付近に、日の出以降に青物の群れが登場することが多く、去年は私も珍しく製氷所の前や北条湾岸壁の角で釣りをしました。

今シーズンも数こそ少ないですが、青物と思われる魚が作るナブラが釣りに行く度には確認は出来ておりませんが、釣り始めの釣行時には確認出来ており、たまに北条湾の入口付近まではやって来ています。

ただ、北条湾の奥まで入って来ることはなく、去年も今シーズンも北条湾の入口付近までしか入って来ていません。

今シーズンはこの青物と思われるフィッシュイーターに加え、釣り始めの釣行時にまさに目の前でモロに見たわけですが、魚種の判別まで出来ていない謎のフィッシュイーターがおり、このフィッシュイーターはここ1ヶ月程度は釣りに行く度にアタックしているのを確認しております。

この日は完全に陽が昇り、釣り自体は1時間程度釣りをしていましたが、その間に4回アタックしている様子が確認出来ました。

恐らくこの謎のフィッシュイーターはキビナゴを狙っていると思われ、逆に青物や先述しましたカモメなどはカタクチイワシとトウゴロウイワシを狙っていると思われます。

ここが一つのポイントなんですが、北条湾内に入って来る魚は、何れもスレていると思った方が無難です。

先述しました、この日カモメが狙っていると思われるカタクチイワシとトウゴロウイワシの群れは、陽が昇ると北条湾を出るか普段私が釣りをしている反対側、対岸の岸壁周辺に集まります。

海中にいる魚は地上の人間の姿を認識しています。(魚から人間が見えている)

日常的な生活音も聞こえており、余程活性が高い状態にならない限り、基本的にはスレているので人間が見えない(いない)場所へ移動します。

つまり人間がいない(見えない)ので、北条湾の中央部から対岸周辺に集まります。

これが暗い時間帯は人間を認識しにくくなる+植物プランクトンが光合成をするために常夜灯や街灯の光に集まるので、普段私が釣りをしている側の岸壁周辺に集まります。

北条湾へ行ったことがある方であればお分かり頂けると思いますが、明らかに暗い時間帯は対岸の方が光りの量が少なく、普段私が釣りをしている側の岸壁の方が明るく、常夜灯の光が海面を照らしています。

マヅメ時は、どんな魚でも活性が上がり易いので、日の出の時刻くらいまでは、普段私が釣りをしている岸壁側でも良く釣れる…ということです。

また、イカの類は確認出来ておらず、ルアーによる釣りも北条湾ではあまり効果がありません。

実際に捕食している魚を活餌に使う、泳がせ釣りでも北条湾は海水が澄んでいることなどもあり、スレが酷く非常に釣りにくい状況が生まれています。

城ヶ島周辺にいる、こういったフィッシュイーターの類の魚が全て北条湾に入って来るわけではなく、北条湾には極一部の群れが入って来ているだけですので、花暮岸壁や製氷所の前から城ケ島大橋のたもとに集まるフィッシュイーター、城ケ島内で釣りが出来る場所に集まるフィッシュイーターはそこまでスレているということはないと思います。

ルアーで釣りをするのであれば、北条湾以外の釣り場の方が釣果に結び付け易いと思います。

サビキ釣りに関しては、先述しました通りカタクチイワシ、トウゴロウイワシ、まだ釣果実績はありませんが、恐らくキビナゴが今シーズンは北条湾内に入って来ていると思われ、魚自体はいるんですが上記で申し上げましたが地味にフィッシュイーターがいるので、この類の魚がいると、サビキ釣りで釣れる魚がいても釣りにくい状況になっている感じです。

また、一度は北条湾から離れたと思われたネンブツダイですが、フィッシュイーターの類の魚を含め多くの魚が北条湾内にいることから、北条湾の入口付近に追いやられているように見受けられます。

フィッシュイーターは除き、カタクチイワシやトウゴロウイワシ、キビナゴなどが求めているものは、プランクトンでこのプランクトンが多くいるのが北条湾の中央付近です。

城ヶ島と本土の間の船道は潮通しが良く、北条湾の入口付近は海水の温度も変わり易く、流れも速いのでプランクトンが滞留しにくく散り易いです。

つまり小魚達にとってはエサが少ないということになります。

逆に北条湾の最深部は川が流れ込んでおり、海水の温度が下がり易く、プランクトンはいるものの今の時期は海水の温度如何によっては小魚達は避ける場所です。

こういうことから、北条湾の中央付近が一番安定して小魚がいるポイントなのですが、謎のフィッシュイーター然り青物なども全く入って来ない場所ではないので、サビキ釣りに関してはフィッシュイーターの動き次第ということになってしまいます。

夏の終わり頃から、北条湾内に魚が居過ぎる…こういったお話しをブログで申し上げてきましたが、現状でもあの狭い北条湾に対している魚の数は多過ぎると感じていますが、だいぶ住み分けが出来てきたように感じました。

逆の言い方をしますと、例年ですと北条湾内に入って越冬する魚の種類はある程度決まっていましたが、今シーズンはもしかするとその住み分けが進み、釣り座、釣り座で釣れる魚が変わっているかもしれません。

私はほぼ毎回同じ釣り座で釣りをしていますが、去年から今年に掛けては、秋口の青物ラッシュやカマスラッシュが想像以上に早い段階で終了してしまい、早々に釣れなくなってしまったので釣り人が減り、釣り座を変える必要もなかったことから毎回同じ場所で釣りをしていました。

ところが、この日釣り座を変えて釣りをしてみて、意外とこの釣り座を変えなかったことが盲点になっていて、予想通り魚の住み分けが出来ており、海水の温度にも問題がなければ釣り座を変えることで釣れる魚が変わる可能性が出てきました。

今後はこの辺も意識して釣りをしてみますが、釣り始めの釣行でサビキ釣りで歳なしのクロダイ…釣った当人としては非常に嬉しく良いことなのですが、当たり前の話ですがトリックサビキで歳なしのクロダイを狙って釣りをしていた…ということは有り得ず、たまたまの釣果です。

釣りはこういうことも起るので、絶対に釣れない…ということは言い切れませんが、正直申し上げてこの日の釣行、釣果がある意味平常運転です。

釣りをする以上、釣果は大事だと思いますので、GW辺りでサバっ子が釣れ出す頃まではあまり北条湾への釣行はお勧め出来ない感じです。

この日は根魚に関しては、しこたま釣れたのですが、兄妹猫にも根魚は不評なことから釣った魚は1匹も持ち帰らず全てリリースしたので、当たり前ですが魚料理や兄妹猫の食事動画もありません。

今回の釣行で、外道であり釣れない方が良いネンブツダイですが、北条湾を離れたと思っていましたが、局所的に集中して集まっており未だに北条湾内にいました。

同じ北条湾岸壁で数百メートルくらいの距離で、こうも釣れる魚が変わることも、過去にあまり記憶がなく、次回以降その時の状況にもよりますが、しばらくはいろいろ釣り座を変えて釣りをしてみようと思っています。

また、ご報告させて頂きます。

2024年1月7日午前8時半頃の北条湾岸壁周辺の様子
2024年1月7日午前8時半頃の花暮岸壁周辺の様子

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テーマ : 釣り    ジャンル : 趣味・実用


Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  クロダイ  黒鯛  年なし  魚料理  カタクチイワシ  シコイワシ  

【三崎港・北条湾】2024年・新春釣り始め・トリックサビキで歳なし60cmオーバーのクロダイをGET!(2024年1月3日)

新年明けましておめでとうございます。

本年もブログX(旧Twitter)共々よろしくお願い致します。

今年もリアルタイム、且つ少しでも皆様のお役に立つ情報を発信出来ればと思っております。

ブログのタイトルにあります通り、2024年の釣り釣り始めから幸運にも、想像もしないスタートダッシュを決めることが出来ました。

2023年の釣りは、総じて例年北条湾で釣れている魚より、今まで北条湾では釣れない魚が多く釣れた年となり、最後の最後まで魚の動きが読みにくく、特に秋以降の青物やカマスの釣果も揮いませんでした。

2023年釣り納め&この1年の釣行を振り返って(2023年12月31日)

今年の冬は暖冬と言われておりますが、確かに例年の同じ時期に比べますと気温が高い傾向にあるものの、当たり前の話ですが冬なので暮れに向けてそれなりに気温が低くなっていきました。

仕事の都合上、釣り納めに行くのであれば、12/30か31日でした。

この両日、どちらの日に釣り納めに行くか決めた理由は、31日の方が気温が高かったから…です。

槍が降っても釣りに行く釣りバカの私…

その釣りバカが、潮の動きや魚の動きで釣行日を決めるのではなく、気温で決める…

釣り納めというイベントの為に釣りに行く感じで、12月に入り如何に魚が釣りにくくなっていったのかの証でもあります。

案の定、釣り納めの日も釣果は揮わず、一年の締め括りの釣りなので、我が家の兄妹猫のご飯、人間用に少し刺身で食べられる程度の釣果を期待しましたが、人間用はおろか兄妹猫の一食分のご飯にもならない程度の数しか魚は釣れず、帰りがけに釣りのお供の猫達に全てお裾分けして帰る始末です。

人間的には年も変わり、新年を迎え気持ちも新たに釣りに臨みたいところですが、自然界に住む魚には全くもって関係ないことで、4日前に釣りに行って悲惨な釣果…これが4日後に激変して大漁…という可能性は天文学的数字くらいの確率でしかなく、仕事の都合を考え1/3に釣り納め同様に、釣り始めのイベントの為に釣りに行くような感じでした。

暮れの釣りは11月に入ってから釣りにくさが顕著となり、12月に至っては釣りに行くだけ無駄…そんな状況でした。

故、皆様には再三釣りに行くなら北条湾以外の釣り場をお勧めして参りました。

とは言え、新年一発目の釣り…

最低でも我が家の兄妹猫のご飯分は釣るぞ…そんな感じで釣りに出掛けました。

暮れの釣りも、だいぶ今の北条湾は魚が釣れないことが浸透しているようで、ほとんど釣りをしている人がいませんでした。

釣り始めの1/3は午前5時頃より潮が大きく動く潮の動きでしたので、魚も釣れず正月の三が日、釣り人もほとんどいないだろうと予想し、ピンポイントでそのタイミングを狙って北条湾を目指しました。



もう10年以上北条湾に通い続けていると、いい加減地元の方の車も覚えます。

北条湾岸壁に入って行くと、1台だけ他県ナンバーの車が停まっていましたが、あとは全て地元の方の車しかなく、当然釣りをしている人は誰もいませんでした。

気温は4度と低めでしたが、幸いにも風はなくベタ凪の海面の至るところに小魚が作る小さな波紋がたくさん出来ていました。

釣り道具を降ろし始めると、お前らどこで待ってたんだ…とばかりに、釣りのお供達が付いて来ました。

魚が釣れないので、例年のように釣り人もいませんし、お腹が空いているんだろうな…と思いますが、魚が釣れないのは私達も同じで、果たして兄妹猫のご飯分を釣って、釣りのお供達にお裾分け出来るほど今日は釣れるか…



釣りのお供達の視線を背中に感じながら、サビキ釣りの竿受けをセットしていると…

ん…?

海中から何か…

竿受けをセットしているので、そちらに気がいっているにも関わらず、それでも気付くほどの、何やら黒い物体が物凄いスピードで海底から海面目掛けて上がって来ました。

思わず「うわぁぁぁぁぁぁぁ!」と声が出てしまうほど大きな物体、海面スレスレで大きな口を開き周辺にいた小魚を海水ごと飲み込みます。

勢い余って若干海面から飛び出しますが、即座に反転しまた海中の闇の中へ消えていきました。

魚であることは当然すぐに分かりましたが、あまりに一瞬、且つその大きさに驚いてしまい魚種の判別までは出来ませんでしたが、釣り納めの記事で証拠となるものは何もなく、私の想像の域を出ませんが、小魚達の動き、釣れ方…こういったことを勘案しますとフィッシュイーターがいると考える方が自然…というお話しをさせて頂きましたが、やはりいました。

自分がホームにしている釣り場を、釣れない、釣れないと連呼するのも寂しいもので、ここ1、2ヶ月は釣りに行くモチベーションを保つのもやっとでしたが、身体の底から湧き出るように一気にテンション爆上げ!!

寒さも忘れ、真下から突進して来たフィッシュイーターのことを、鼻息荒く家内に話し「よーし!!釣るぞ!藤五郎かシコを釣ってくれ!今日はガンガン泳がせるぞ!」と釣りの準備を急ぎました。

興奮冷めやらぬ中、鼻息荒くサビキ釣りしますが…

15分経ってもアタリの「ア」の字もありません。

海面には無数の波紋…

小魚は網ですくった方が早いくらいいます。

ようやくカタクチイワシがヒットします。



しかし、弱ってすぐに死んでしまい、泳がせ釣りの活餌には出来ませんでした。

即座に次を釣りたいところですが…



アタリもなく、時間だけが刻々と過ぎていきます。

あれだけ荒かった鼻息…

あれだけ上がったテンション…

熱が冷め寒さが身に染みてきます…



カタクチイワシの動画を撮影した1匹以降、他の小魚も含め1匹も魚が釣れず、釣りを開始してとうとう1時間半が経過してしまいます。

そして、ようやくトウゴロウイワシがヒットします。



トウゴロウイワシが釣れてから、ポツポツとカタクチイワシもアタり出し釣れ始めますが、時既に遅し…

恐らく、私が遭遇したフィッシュイーターが北条湾内を出た、もしくは釣りをしていた釣り座付近から離れたので小魚が釣れ出した…こういうことだと思います。

活餌を現地調達で釣る泳がせ釣りの、一番難儀なことなんですが、釣りを始めた時に既に狙うフィッシュイーターがいると、そもそもエサにする小魚が釣れず、その小魚が釣れ出すのはフィッシュイーターがいなくなった後…この流れが一番最悪なパターンです。

この日はモロにそのパターンでした。

そして、今回遭遇したフィッシュイーターは青物やシーバスなど、速いスピードで小魚の群れをかき回すように泳いでアタックするフィッシュイーターではなく、海底もしくは水深の深い場所から上方向にアタックするフィッシュイーターで、サイズや迫って来た時のスピード的にメバルやカサゴではないと思いますが、ハタやマゴチ、ヒラメなどあまり泳ぎを得意とせず、自ら小魚に近付きアタックする魚ではなく、待ち伏せて瞬間的に小魚を襲う魚ではないかと思っています。

ただ、近々での北条湾内の海水の温度からしますと、マゴチは比較的暖かい海水を好みます、ヒラメの場合は潮通しの良い場所を好むので、可能性は低いかな…という思いもあり、何の魚かイメージ出来ていないのが正直なところです。

ちなみに、イカの類は完全にいません。

そして、この日はもう一つ以外なことが判明しました。

Xでポストしましても、文字数の制限上キチンとお話し出来ないので、当初はポストする気がなかったのですが、少しでも皆様へ情報を展開出来ればとポストしましたが、岸壁にキビナゴがたくさん落ちていました。



落ちている…という表現を使いましたが、発見時は誰かが釣って地上に捨てて行ったものだと思いました。

写真を撮り改めて見てみると、そもそも落ちているキビナゴは数センチです。

キビナゴは口が小さいので、仮に落ちているキビナゴを釣るとなるとサビキ仕掛けの針も1号~3号くらいのものを使うしかありません。

北条湾では、小魚と言えどもサビキ釣りで釣れる魚は15cm~20cmオーバー、コノシロやメッキなども釣れる場所なので、そんなに小さい針のサビキ仕掛けを使っている人はあまりおらず、これって釣ったキビナゴではないのでは…?と思いました。

では、売っているエサ用??

いや、こんな小さなエサ用のキビナゴは見たことがない…

じゃぁ、なに??

良く岸壁を見渡すと、点々とキビナゴが落ちているのを発見しました。

どうして岸壁に点々とキビナゴが落ちていたのか、正確な理由は分かりませんが、満潮時に風の影響で打ち上げられたり、海鵜やフィッシュイーターに岸近くで襲われ海面から飛び出したり、何れにせよ何がしかの理由で偶然岸壁に上がってしまい海へ戻れず死んでしまったものだと思います。

この日は若干気持ち悪いくらいの数の小魚が作る波紋が海面に出来ており、この波紋の数は去年のクリスマスイヴの釣行時辺りからどんどん増えているように感じます。

何とかその波紋が出来ている様子を動画撮影したいのですが、暗がりの中で海の海面を撮影するのは限界があり、上手く撮影出来ておりませんが、このキビナゴを見てかなり合点がいきました。

恐らく、海面に波紋を作っているのは、大半がキビナゴの群れで、トウゴロウイワシやカタクチイワシよりも数が多いと思われます。

先述しました通り、この日確認したキビナゴのサイズですと、現在使っているサビキ仕掛けの釣り針の大きさでは釣ることは出来ません。

故、波紋の数と釣果にズレが生じており、そこにきてキビナゴを含めた小魚を狙うフィッシュイーターも入って来るので、尚更カタクチイワシ、トウゴロウイワシが釣りにくい…

こういうことではないかと予想しています。

釣り納めの際に、最悪の方向…とお話し致しましたが、サビキ釣りで魚が釣りにくいことに変わりはないのですが、活餌の確保が上手くいけば、泳がせ釣りで狙える何がしかの魚が北条湾内に入って来ていることは、この日確認出来ました。



言い方を変えれば、あの狭い北条湾内に所狭しと波紋を作るほど小魚が集まっていれば、それを狙う肉食の大型魚が放っておく方がむしろ不自然です。

今の北条湾は、フィッシュイーターにとっては食べ放題な状況だと思います。

ただ、繰り返しになりますが、夏場のサビキ釣りのように、釣りに行けば必ずそれなりの数の何がしかの魚が釣れる…という状況ではなく、狙い通りフィッシュイーターを釣り上げないと悲惨な釣果になる可能性は高いです。

このキビナゴを含めた小魚達も、北条湾内の海水の温度が下がれば一気に群れが北条湾から離れる可能性は十分にあり得ます。

現時点では、海水温を含めた諸々の条件が絶妙なバランスで成り立っているからこそ生まれている状況で、一つでも歯車が狂えば一気に釣れない釣り場になる可能性は大きいです。

去年から申し上げておりますように、都度魚種は入れ替わっているものの、今の北条湾には多くの魚が集まっています。

しかし、魚が多く集まり過ぎて釣りにくい…この状況は変わっておらず、何れの釣りも数釣りが難しいことに変わりはありません。

最悪の状況にはなっていないと思いますが、今の北条湾への釣行はこういったことを踏まえて釣りに来られるのであれば別ですが、釣果実績がある釣り場へ行かれることをお勧め致します。

釣り始めの釣りですが、キビナゴを発見し、北条湾の状況が読めたことは良かったのですが、トウゴロウイワシが釣れ出した後、コンスタントとはとても言えない間隔で、時折トウゴロウイワシかカタクチイワシが釣れる…という感じで、釣りのお供にお裾分けすることも出来ず、とうとう釣りのお供達は諦め寝床へ帰ってしまいました。

何とか兄妹猫の一食分くらいの数が釣れたので、帰り支度を始めました。

泳がせ釣りの仕掛けを付けた竿を片付けていると、サビキ釣りの竿にやや大きめのアタリがあり「おっ!ウルメでもきたか?」などと思い引き抜こうとしますが…

ん??

なぜ動かない…??

引くわけでもなくジッとしている感じで全く魚が動きません。

根掛かりじゃないしな…

1時間ほど前に、足下にボラと思われる魚と、ここ数年良く私が釣りをするこの釣り座の足下に居付いているクロダイの群れを発見していました。

サビキ釣りのコマセに寄って来たものと思われ、家内と「ボラもクロダイも身体が大きいから、こいつらがいるだけでも小魚が警戒して釣りにくくなるんだよな…」などと話しをしていました。

少し強めに引き上げてみると…

一気に真下に走り出し、なんだ?なんだ??ボラか?と思いましたが…

いや…

ボラならもう少し横に走るよな…

何れにしても、到底トリックサビキでは釣り上げることは不可能な引き…

家内が「タモいる??」と聞いてきますが…

いや、たぶん上がんないよ…

少しずつ魚が浮いて来てビックリ仰天、私達が数年、勝手に「主」と呼んでいた、パッと見で50cm以上はあるクロダイが掛かっていました。

あぁぁぁぁぁ…

絶対無理、クロダイ、主が掛かってるよ…

私は心のどこかに、何年も同じ場所で見続けてきたクロダイの個体だったので、リリースしたい気持ちもあったのかもしれません。

どうせ、そのうちハリスが切れるだろう…

こんな感じでいました。

しかし、家内は車からタモを降ろし、年明け一発目の釣り、釣り始めだからか私よりむしろ気合いが入っていました。

えっ!?

上げる気なの??

と、一瞬思いましたが、家内のやる気に触発され、こちらも興奮していきます。

いや…でも、やっぱ上がんないよ…

気持ちが揺れ動く中、次第に熱中し始めテンションMAX。

もう糸(ハリス)が持たないから、次寄せた時が最後だぞ(最後のチャンス)。

家内にこう告げ、寄せていきました。

タモを海中に沈めろ…

タモを動かすな…

魚はタモが見えてるから不必要に動かすと魚が暴れる…

タモの方へ頭を寄せるから頭からすくえ…

アドバイスしながらクロダイを寄せていきます。

よし!今だ!!頭、頭…

何とかタモ入れに成功し…

タモを平行にするな、立てろ!(タモを垂直にする)



60cmオーバーの歳なしのクロダイです。

道糸4号、幹糸3号、ハリス1.5号…

道糸、幹糸はともかくハリス1.5号が良く持ち応えてくれました。

以下のポストのライブ配信のタイムスタンプが「1:59:50」辺りからご覧頂くと、クロダイヒット!からタモ入れ、引き上げまでの一連の動きがご覧頂けます。



「歳なし」とは、50cm以上のクロダイのことで、何年生きているのか分からない個体…という意味で、クロダイの寿命は諸説ありハッキリと分かっておらず、20年以上生きるとも言われています。

ボラなども50cm以上の老魚を「トド」と呼びます。

クロダイは若い個体ほど背中側の黒色はハッキリとしており、今回釣れたクロダイは全体的に銀色で黒い部分が不鮮明です。

歳を取れば取るほど、色が不鮮明になっていきます。

いつも見ていた主だけに、少々複雑な気持ちでした。

敢えて掛かったサビキ針を残しておいたのですが、サビキ針からこぼれ落ちるコマセを器用に食べていたんだと思います。



間違って針が引っ掛かってしまったんでしょうね。

クロダイはいろんな魚の中でも、特に神経質で非常に賢い魚です。

普段はこういったミスをしないからこそ、ここまで大きく成長し生き残ってこられたんだと思いますが、一瞬のミスで生死が分かれてしまう…改めて自然界を生き抜いていく厳しさを痛感した釣果でもありました。

この日の釣果はこんな感じになりました。

2024年1月3日 北条湾釣行(釣り始め) 釣果(クロダイ・歳なし)


厳密には60.5cmでした。

奇跡のクロダイがなければ、かなり悲惨は釣果でした。

2024年1月3日 北条湾釣行(釣り始め) 釣果


兄妹猫の1回分の食事も怪しい感じです。

こちらは釣れた魚種ですが、クロダイの写真の後ですと、別に要らない気もしますが…w

2024年1月3日 北条湾釣行(釣り始め) 釣れた魚種


ご説明も要らない気もしますが、一応上がカタクチイワシで下がトウゴロウイワシです。

兄妹猫の朝食ですが、帰宅後いろいろ調理の邪魔にもなりますし、アラなどもたくさん出るので、まずクロダイを解体しました。

邪魔しかしないバカ猫がこちらです。w



私の場合、釣りは一応趣味なので、現地で片付けの頃には片手にビールがあることがままあります。

この日はお正月。

オマケに釣り始めで歳なしのクロダイをGET!

片手にビールがないはずがなく、帰路の車中では家内に運転をしてもらい、持って行ったビールを全て完飲。

帰ってまずはクロダイを捌かないと、正月早々血だらけになり兼ねません。

何とか血だらけにはならずに済み、ようやく兄妹猫の朝食ですが、トウゴロウイワシとカタクチイワシ、いざ焼いてみると予想通り兄妹猫一食分が厳しかったので、クロダイの頭(カシラ)を焼いてあげました。



頬肉、肩肉が美味いんですが、兄妹猫に譲りました。

黄色の器が兄猫用なんですが、明らかに魚肉が違うのは、妹猫はもしかするとクロダイは食べてくれないかもしれないので、普段通りにカタクチイワシとトウゴロウイワシだけをほぐしてあげました。



心配をよそに、兄妹揃って完食してくれ何よりでした。

変わって兄妹猫の夕食は、確実に食べてくれるカタクチイワシは当然ありませんので、クロダイのアラなんですが、妹猫の好き嫌いの基準が飼い主でもイマイチ分からず、かなり一発勝負でした。



クロダイのアラと言っても所謂中落ちの部分なので、身に締まりはありますがそれなりに脂がある部位でもあります。

去年の秋は例年になく、大きなサイズのトウゴロウイワシが釣れ、かなり脂を溜めており、どうもその脂が濃過ぎて妹猫は食べてくれませんでした。

今回のクロダイはかなり長生きした老魚と思われ、捌いていても指が水を弾くほどの脂がのっていました。

兄妹猫の夕食を準備していても、兄妹揃って反応は薄く、準備の段階で食べてくれないことを覚悟していました。



いざ、夕食を出してみると、意外にも兄妹揃って淡々と食べてくれ、妹猫は若干残しましたが、最後は兄猫がキレイに平らげていました。

人間用の魚料理ですが、黒くても鯛ですし、一応お正月ということで、余すことなく食べ尽す勢いで作ってみました。

余談ですが、クロダイは全てオスで産まれ、その後数年は両性状態で過ごし、3年ほどでメスに性転換するものが現れます。

更にその後、一部のオスを残し4~5年で大半の個体がメスに性転換します。

クロダイは春先から梅雨の頃までが一般的に産卵期と言われていますが、私はXやブログなどで釣った魚が卵を持っていると、毎回お伝えしておりますが、どの種の魚も近年では一般的に言われている産卵期ではない時期に卵を持っていることが多く、定説的に言われている産卵期は全く関係なくなってきており、ハッキリ言って当てになりません。

これは、産卵を促す一つの基準が海水の温度であるためだと思います。

海水温の上昇…というキーワードを昨今良く耳にしますが、海水の温度の上限値が上がっていることも事実ですが、釣りなどで重要になってくる、魚の動きを読む上では海水の温度の下限値が今までのように下がらない、つまり海水が冷たくならなくなってきていることが、今までの魚の動きと違う行動をさせる原因になっていると思います。

その一つが産卵なんですが、釣りに於いてターゲットの魚の産卵の時期を知る意味は、浅瀬にターゲットの魚が集まり易くなる、産卵産後に爆食いをする…こういったことでターゲットとする魚が釣り易くなるため、知っておくと釣果に結び付け易いということがあります。

そして、今回釣れたクロダイも、一般的に言われている産卵期は春から梅雨くらいの時期ですが、どう頑張っても春には早いお正月の今、予想通り卵を持っていました。



釣った後、現地で血抜きなどをしている時にお腹を見て、下腹部が膨らんでいることで子持ち(卵を持っている)だと思いました。

この卵もしっかりと食べさせて頂きました。

クロダイの卵
クロダイの卵


「鱈子」ならぬ「黒子」とでもしておきたいと思います。w

本物の鱈子などより、卵の粒が小さいので、ツブツブ感は然程なく滑らかな感じで、レバーなどに似た食感です。

非常に珍味で、釣り師だから食べられる一品かと思います。

ただでさえ時期的に冬ですので、どんな種の魚も越冬のために脂を溜め込む時期です。

そこにきて子持ちとなれば、尚のこと爆食いをして脂がのっています。

クロダイの腹身は塩焼きにしてみました。

クロダイの腹身の塩焼き
クロダイの腹身の塩焼き


文句無し!

塩だけでご飯を何倍でも食べられる感じでした。

クロダイのカマは煮付けにしてみました。

クロダイのカマの煮付け
クロダイのカマの煮付け


兄妹猫に譲った頭(カシラ)の頬肉や肩肉同様に、カマの部位は腹鰭、胸鰭が付いている部位で、肉質が筋肉なんです。

通常であれば身は少しパサパサした食感なんですが、こういった脂がのっている時期に煮付けると、身がプリプリの食感になり甘味も増すので非常に美味です。

当たり前ですが、小骨などもないので食べ易く、非常に箸が進みます。

当然、お刺身も作りました。

今回は純粋な「生」の刺身と「炙り」も作ってみました。



バチバチ脂が燃えて凄かったです。

クロダイの生と炙りの刺身
クロダイの生と炙りの刺身


クロダイはマダイやヘダイなどに比べると、雑食性が強く何でも食べる魚なので、居付いている場所によっては身に若干臭みがあることがあります。

海藻や甲殻類が多い磯などに居付いているクロダイは若干磯臭さがあったりします。

今回釣れたクロダイは、臭みは一切ありませんでしたが、臭みが苦手な方は炙ることで臭みも緩和されますし、煮付けて食べるとあまり臭みが気にならなくなります。

通常の釣果であれば、魚料理もこれくらいで良いのですが、繰り返しになりますが、今回釣れたクロダイは北条湾で私が良く釣りをする釣り座周辺に居付いていました。

5匹~6匹くらいの群れでいつもおり、まるで家族のような群れでその中でもひと際大きく、海の上から見ていても明らかに色合いが薄く身体も大きく老魚であることは一目瞭然でした。

何年も見続けていた個体でもあり、複雑な心境にもなりましたが、主に敬意を払う意味でも徹底的に食べ尽そう…そんな思いで夕飯時にも釣ったクロダイで家内に二品作りました。

兄妹猫の夕食になったクロダイの中落ち、身を全て取り中骨だけになったアラを30分ほど煮込み出汁を取りました。

クロダイの中骨

クロダイのアラを煮込んだもの


これを丁寧に濾します。

?したクロダイの出汁


この出汁でお米を炊きます。

タコはたまたま冷蔵庫にあったので、彩りの意味で一緒に炊きました。

クロダイの出汁でお米を炊く


炊き上がったお米に、クロダイの腹身の塩焼きの身をほぐし、大葉の微塵切りと一緒に混ぜ合わせます。

クロダイ飯


この鯛めしならぬ、クロダイ飯に半日冷蔵庫で寝かせたクロダイの刺身を並べ、ネギをトッピングしクロダイの出汁で炊いたお米に、腹身の塩焼き、クロダイの刺身とまさに、煮(出汁)、焼き、生で徹底的にクロダイを堪能するクロダイ飯の完成です。

クロダイ飯

クロダイ飯

クロダイ飯


締めは、クロダイの中骨で取った出汁が余ったので、塩で味を整えお吸物を作りました。

お吸物に合いそうな野菜が冷蔵庫になかったので、細切りの白菜とネギ、クロダイの炙りの刺身、お正月ということで餅を入れてみました。

クロダイのお吸物

クロダイのお吸物

クロダイのお吸物


北条湾に入り浸る前、十数年前は観音崎をホームとしており、当時は虫餌で遠投の投げ釣りでシーバスやマダイを専門で釣っていました。

ある程度、鯛系の魚の引きを心得ていたからバラさずに済んだのかな…と思いましたが、まさかトリックサビキで歳なしのクロダイを釣るとは夢にも思いませんでした。

新年最初の釣行でこの結果はもちろん嬉しいのですが、いきなり運を使い果たしてしまったのではないか…という一抹の不安を感じるくらい驚きの釣行でした。

釣り歴40数年になりますが、50cmオーバーのボラは何度もサビキで釣っていますが、クロダイは初めてです。

今の北条湾は魚が集まり過ぎていて釣りにくいことは事実なのですが、逆を言えば魚がいなければ魚を釣ることは出来ません。

北条湾に入り浸るようになって10年ほど経ちますが、この10年とにかく夢を見せてくれる釣り場であると思っており、毎年何か必ず驚くことが起きる釣り場です。

そういった魅力にハマり、毎週バカの一つ覚えの如く北条湾に釣りに行っていますが、今年はどんな夢を見せてくれるのか…という期待と、GW辺りにサバっ子が釣れ出すまで何も釣れない釣りに行くことになるのか…期待と不安が入り混じっています。

今年も出来る限り皆様に有意義な情報の提供、エキサイティングな釣行をお見せ出来るように頑張って参ります。

2024年もXブログ共々よろしくお願い致します。

また、ご報告させて頂きます。

2024年1月3日午前8時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2024年1月3日午前8時頃の花暮岸壁周辺の様子

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【三崎港・北条湾】2023年釣り納め&この1年の釣行を振り返って(2023年12月31日)

こんにちは。

2023年最後の釣行ですが、気温や天気の状況などから、前回のクリスマスイヴの釣行を釣り納めとしてしまおうか悩んでいたのですが、やはり一年の締めということで2023年最後の釣りに出掛けることにしました。



雨の予報が出ている大晦日に、わざわざ釣りに来る人もいないだろう…兄妹猫のご飯分を釣ったら帰ろう…こんな感じで、天気予報や潮の動きなどから午前4時頃から2時間程度、午前6時頃まで釣りをするつもりで北条湾を目指しました。

釣りの神様も意地悪なもので、もうすぐ北条湾に到着する…という時に雨が降り出します。



帰ろうか悩んだのですが、せっかく釣り納めに来たので出来ることなら釣れなくても釣りをして帰りたい…

雨雲レーダーを確認すると、40分後くらいに一旦雨は止み、その後同じく40分ほど経過すると再び雨が降る感じでした。

雨が止むまで少し待つかな…とも思ったのですが、今降っている雨も雨量はそれほどでもなく、フッと外を見ると私達の車を見て寝床から出て来たのか、キジトラと茶トラの釣りのお供が私道をゆっくりと岸壁の方へ向かって歩いて行きました。

お前ら…釣りをしろってか…

雨の雨量もたいしたことなく、40分車内で時間を潰すのも時間が勿体ない…ちょうど潮も動いているタイミングだったので、カッパを着て釣りをすることにしました。



釣りの準備を始めると、地味に無言の圧を掛けてきます。



風はほとんど無かったのですが、雨粒が海面に当たり波紋が出来てしまうので、小魚達が作る波紋が出来ているのかは分かりませんでした。

なんだかヤケに静かで魚の気配を感じないけど…

この日の海水の温度は14度でした。

週を追う事に、地味に海水の温度が下がってきていますが、前回の釣行時に釣れたカタクチイワシやトウゴロウイワシが耐えられない海水の温度ではありません。

前回の釣行時は、海面を見るだけで北条湾を埋め尽くすように無数にいたカタクチイワシの群れ…

サビキ仕掛けにアミコマセを付けて海中に入れれば、ものの5分もしないでアタリがあり釣りを始めればすぐに釣れました。

釣り納めのこの日、今年最後の青魚を我が家の兄妹猫にも…などと思いながら釣りを始めますが、15分経ってもアタリ「ア」の字もありません。

潮汐は中潮、一応上げ潮で潮が大きく動いているタイミング…連日連夜大雨が降っていたわけではなく、雨は今さっき降り出したばかり…海水の温度も特段気にするほど低くない…

雨粒で海面に波紋が出来てしまって、海の中の様子が良く見えません。

そこにきて私は目が悪いので尚のこと見えません。

家内に「海中でシコ(カタクチイワシ)らしき魚がキラキラ光ってないか?」とくまなく見てもらうと…

ん…動きはあまり激しくないけど、いることはいるね…

少しして、私も自分の目でカタクチイワシと思われる魚が光るのを確認しました。

しかし、アタリはなし…

サビキ釣りの場合は、どの魚でも同じことが言えるのですが、何がしかの要因で食いが渋い(浅い)時は、一旦咥えた釣り針をすぐに離してしまうことがあります。

基本的にサビキ釣りは、置き竿で向こう合わせ※の釣りですが、こういう場合は持ち竿で小魚が針を咥えた瞬間にこちらから合わせないと釣れないことがあります。

※向こう合わせ=魚が勝手に針を咥えて針掛かりすること

恐らくカタクチイワシの群れはいますが、サビキ仕掛けを食ってこない…

食いが渋い原因は分かりませんでしたが、家内に持ち竿で釣りをしてもらいました。

しかし反応は無し。

20分ほどして、ようやくカタクチイワシがヒットします。



続けてトウゴロウイワシもヒットします。



立て続けに1匹ずつ釣れてから、この後再び全くアタリがなくなります。

マジか…

雨降りの大晦日に釣り納めだけでも寂しいのに、釣果も恐ろしく寂しくなるのか…全然笑えん…w



ナブラなどのフィッシュイーターの気配を感じさせる様子もなく、むしろカタクチイワシやトウゴロウイワシの気配すら感じないくらいの静けさの中、こういう状況になる原因…となると、何がしかのフィッシュイーターがいるか、カタクチイワシやトウゴロウイワシが戦々恐々となる何がしかの要因が北条湾内にあった…と考える方が自然なんですが、表面的にはストレートに雨音が耳に飛び込んでくるような状況で、とても静かで魚の気配を感じませんでした。

良い方向に無理矢理物事を解釈しよう…というわけではなく、不気味なまでの静けさ自体も、フィッシュイーターがいたが故…証拠となるものは何もなく、想像の域を出ないのですが、こう解釈することが一番腑に落ちる感じで自然です。

釣りを開始して40分ほど経過した頃、雨雲レーダーの予報通り雨が一時的に止みます。

くまなく海面を見て回り、カタクチイワシと思われる群れが確認出来ますが、カタクチイワシがお食事タイムの時に出来る波紋は一つも出来ておらず、むしろ普段よりも遅いスピードで泳いでおり、まるで何かと一定の距離を置き間合いを取っているかのような泳ぎ方をしていました。

この日は午前6時頃までは潮が大きく動く感じの潮の動きで、午前6時まで釣りを続けようか迷ったのですが、仮にフィッシュイーター説の私の予想が正しければ、潮が動いている以上フィッシュイーター自体の動きもそれなりに活発なはずで、それが故にカタクチイワシ、トウゴロウイワシが釣れなかったという確率が高く、言ってしまえば釣りをしても無駄…ということです。

こういうことから、午前5時半の時点で釣り納めの釣りは納竿としました。



11月頃から顕著だったのですが、未明の時間帯に当初はトウゴロウイワシが中々釣れなかったので、ネンブツダイを泳がせ釣りの活餌にすると、キレイに頭だけ残る状態でネンブツダイが齧られ、なぞのフィッシュイーターが現れるようになりました。

今シーズンは青物もカマスも北条湾から離れるのが早く、泳がせ釣りではたいした釣果を挙げられませんでしたが、青物、カマスが寄らなくなってから現れ、何とか仕留めるべく試行錯誤を繰り返しているのですが、未だに結果が出せていません。

恐らくカタクチイワシ、トウゴロウイワシの数は前回の釣行時とあまり変わってはいないと思います。

そして、ネンブツダイが齧られる事象、この日のような小魚達の動き、魚種の特定までは難しいですが、仮にこの日もフィッシュイーターがいたとすれば、恐らく単独、もしくは群れでいても数匹、泳ぎがあまり得意ではない、こういった特徴を持つフィッシュイーターなのではないか…と想像しています。

ちなみに、間違いなくイカの類ではありません。

年明け以降、釣果的には厳しい釣りが続くと思いますが、この辺を注視しながら釣りをしていこうと思っています。

釣り納めとしては、少々寂しいですが、2023年の釣り納めの釣行はこんな感じでした。

2023年12月31日午前6時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年12月31日午前6時頃の花暮岸壁周辺の様子

さて、今年はここ10年くらいで一番北条湾に寄る魚が激変した年…と言っても過言ではない1年でした。

サビキ釣り然り、泳がせ釣り然り、驚き桃の木山椒の木状態になるような、今まででは考えられない魚が釣れた年でもありました。

カマスや青魚など、インパクトのある魚が釣りにくかったので、何だかパッとしない印象を持っていますが、地味にいろんな魚が釣れました。

2023年の釣り始めですが、去年(2022年)から今年(2023年)に掛けての冬は、かなり寒さが厳しかった印象があり、改めて振り返っても寒さも釣果も厳しい感じでした。

2023年釣り始め(2023年1月9日)

そして1月の下旬、カタクチイワシが順調に釣れ続け、トウゴロウイワシがほとんど釣れなくなり、何とかカタクチイワシを活餌に泳がせ釣りをしていました。

そんな中、思い切りカタクチイワシだと思ってバケツに入れましたが、自宅に帰って改めて釣果を確認すると、1匹でしたがキビナゴが釣れていました。

キビナゴは暖かい海水を好み、一般的には東海以南で釣れる魚と言われ、関東ではメジャーな魚ではなく私も40年超えの釣り人生の中で初めてサビキでキビナゴを釣りました。

カタクチイワシ絶好調!関東では釣れないはずのあの魚まで釣れちゃった!?(2023年1月29日)

2月の下旬、いよいよ本格的に釣果が厳しくなり、我が家の兄妹猫の一食分の釣果も怪しい状況になっていきました。

そんな中、帰りたくなるくらい外道だらけの泳がせ釣りの釣果…

アカエイに続き、ダイナンウミヘビ…

寒いしロクな魚が釣れないし帰りたい…

心が折れ掛かっている時に、再び泳がせ釣りの竿に大きなアタリが…

本来なら鼻息荒く興奮するのですが…

エイときて、ウミヘビ…

今度はなに??

70cmオーバーのクロアナゴでした。

北条湾の海底の地形的に、マアナゴ然りクロアナゴもいてもおかしなことではないのですが、北条湾内は潮通しが悪いので、アナゴやヒラメ、コチなどの魚は今まではあまり入って来ませんでした。

恐らく潮通しよりも豊富なエサを優先したんだと思います。

過去に、製氷所の前や花暮岸壁、城ケ島の冷凍倉庫前など、城ケ島と本土の間の船道に面した釣り場で投げ釣りをした時に、マアナゴを何度か釣ったことがありますが、それらの釣り場を含め北条湾でクロアナゴを釣ったのは初めてでした。

活餌の確保に難ありでしたが何とか70cmのクロアナゴをGET!(2023年2月23日)

釣れない冬の時期…2月までくらいはまだマシな方で、本当に何の魚をどういった釣りで釣るのか…真剣に頭を悩ませるのが、実は暖かくなり始めたから釣れるだろうと考えがちな3月、4月なんです。

1月~4月辺りまでは、私は釣りに行く日の前回の釣行の状況如何によっては、虫餌(アオイソメ)で北条湾内でチョイ投げの釣りをたまにします。

違うエサを使った釣り方を増やす…

単純にパイが増えれば、何がしかの魚が釣れる確率が上がる…というだけの話ですが…w

そして、4月の始めにチョイ投げにヒットしたのがガザミ(ワタリガニ)でした。

以下の釣行記事のリンク内で、ガザミとタイワンガザミ、ワタリガニの違いなどについて詳しく解説しています。

宜しければ、ご一読下さい。

サビキ釣りのシーズンインならず…サンマの切り身でガザミをGET!(2023年4月2日)

4月の下旬、ようやくサバっ子の釣果が確認出来て、本格的なサビキ釣りのシーズンインとなります。

サビキ釣りシーズンイン!ようやくサバっ子の釣果を確認!(2023年4月23日)

これも今年は非常に印象に残っていますが、北条湾では夏前の早い時期にあまりアジが釣れることはありませんでした。

所謂マメアジくらいのサイズのアジより、夏場から秋に掛けて15cm~20cmくらいのアジが釣れる傾向が強く、かつてこの時期にマメアジがこんなに釣れた記憶はなく、今年はこのアジの群れが成長を続けながらしばらく北条湾周辺に居付いていました。

GW第四弾!小アジ・サバっ子好調&GWの釣行の総括(2023年5月7日)

ウニによる食害の磯焼けが、だいぶ改善されたことを実感する年でもありました。

数年前、北条湾岸壁の縁にもビッシリとウニが張り付いていた時期があり、その年から次第に所謂根魚が全く釣れなくなり、北条湾内で虫餌でチョイ投げをすると、稀に釣れていたマダイやヘダイなど、鯛系の魚も釣れなくなり磯焼けの進行の早さに驚いた記憶があります。

ところが、今年に入りウミタナゴ、メバル、カサゴ、メジナなど、磯焼け以前に北条湾では当たり前のように釣れていた根魚達が再び釣れ出し、この時は35cmオーバーのメジナがサビキにヒットしました。

サビキで五目釣り・久しぶりに手応えのあるメジナをGET!(2023年5月21日)

これは外道なので、魚的にはどうでも良いのですが、今まで北条湾では釣ったことがない魚…という点でリンクを貼っておきます。

キスやカレイなど、一般的な投げ釣りの外道としてはお馴染みのヒイラギですが、北条湾周辺ではかつて釣ったことがなく、少々驚きました。

タイトルに「泳がせ釣りの原点」と書いてありますが、私が初めて泳がせ釣りをしたのは、もう四十数年前、小学校低学年の頃、江ノ島の片瀬川の河口が近い、岩屋という磯でヒイラギを背掛けにして泳がせ釣りでスズキを釣ったことが始まりです。

どうでも良い余談ですが、当時小学校2年生くらいで60cmくらいのスズキを釣りましたが、クーラーボックスに入らないので隣で釣りをしていたおじさんが血抜きをしてくれ、ポリ袋に入れて背負って帰りました。

電車釣行な上に、当時のポリ袋は真っ黒なヤツです。

電車内でジロジロ見られ恥ずかしかった思い出があります。w

当然ヒイラギは現地でサビキ釣りで釣るスタイルで、今北条湾で活餌を現地調達で泳がせ釣りをしているスタイルと全く変わりません。

サビキで五目ならぬ七目釣り・泳がせ釣りの原点のあの魚もGET!(2023年6月18日)

これも魚的には外道なので、どうでも良いのですが、北条湾では初ということとキュウセンベラが釣れる…ということは、根魚然りかなり磯焼けが回復している証だと思います。

キュウセンベラは記事内でもお話ししておりますが、人間のように陽が沈むと砂の中に潜り眠る魚なんです。

海藻が多い砂地を好むことからも、キュウセンベラがいるということは、海底にそれなりに海藻が生えている証拠です。

アジを筆頭に多魚種に渡り絶好調!北条湾では初のあの魚も…(2023年7月2日)

コノシロはここ数年で北条湾周辺でも良く釣れるようになりましたが、今年は特にコノシロは好調でしばらく北条湾周辺に居付いていました。

引きも強く釣る分には楽しい魚なんですが、如何せん小骨が多く調理が面倒臭いので、個人的には大手を振って喜べる魚ではないです。w

久しぶりに日中の北条湾釣行・30cmオーバーのコノシロをGET!(2023年7月15日)

今年の夏はとにかく異常な暑さでした。

通常、海水の温度は地上の気温等の影響はほとんど受けないのですが、北条湾は潮通しが悪く潮の流れがほとんどないのでさすがに海水が暖められ、かつてない異常な海水の温度にもなりました。

依然海水温が高く厳しい状況の中なんとかギンガメアジ(メッキ)をGET!(2023年8月27日)

メッキも今年はかなり長い間、北条湾周辺に居付いていました。

そして、9月の第一週に今年最初の青物がヒットします。

例年の流れからいくと、今年はかなり長い間青物のフィッシュイーターを狙えるのではないか…

この時は相当期待しました。

明け方にメッキ入れ食い&今シーズン初の青物をGET!(2023年9月3日)

泳がせ釣りで青物狙い…

この期待を更に高ぶらせたのが、二週続けてショゴを釣ったことでした。

この頃は、ほぼ日の出の時刻に青物の群れが派手なナブラを作りながら北条湾内に入って来ていました。

まさか、あんな短期間で尻すぼみに終わるとは微塵にも思いませんでしたね。

前週に続きメッキ入れ食い&2週連続でショゴをGET!(2023年9月10日)

今年は、9月早々にショゴ連発で青物釣りに相当期待していたこともあり、シルバーウィークに調子に乗って釣りに行き過ぎ、ブログの更新が追い付かず結果的に4釣行まとめて記事にしたのですが、その中の2023/9/18の釣行でメアジが釣れました。

これも暖かい海域を好むアジの仲間で、北条湾では初めて釣りました。

2023年度シルバーウィーク4回の釣行まとめ(2023年9月17日・18日・23日・24日)

当初は、ショゴの釣果があった時点で、しばらくは泳がせで青物釣りを楽しめると信じて疑わなかったので気付きませんでした、今思えばこの辺りからすでに例年と違う異変が起きていました。

以下のリンクの釣行時は、泳がせ釣りでオオモンハタが釣れるのですが、オオモンハタ自体は北条湾でも過去にも釣ったことがありますが、青物以外のフィッシュイーターしか釣れなくなっていきます。

サビキ釣りで青魚…泳がせ釣りで青物のはずが…(2023年10月8日)

サビキ釣りでのウルメイワシは、全体的な数は少ないものの例年とは比べ物にならないサイズのウルメイワシが釣れました。

今までも、子持ちのウルメイワシが釣れたことは何度もありましたが、概ね子持ちになると北条湾から離れてしまい産卵後に戻って来る群れと戻らない群れがおり、産卵をする場所はそれなりに遠い海域で産卵をしていたと思われます。

ところが、この大サイズのウルメイワシは数は釣れずとも、この後しばらく釣果があるのですが同サイズで次第に卵と白子を持つ個体が釣れ出します。

つまり、産卵の準備に入り12月に入っても釣れ続け、卵を持っている期間的にも産卵をしている群れがいてもおかしくありません。

もしかすると、産卵場が以前より北条湾に近い海域に変わってきたのかもしれません。

仮にそうであるとすれば、海水の温度如何によっては1年中北条湾周辺でウルメイワシが釣れるようになる可能性もゼロではありません。

この辺は今後注視していきたいと思います。

かつて記憶にない巨大なウルメイワシが釣れるの巻(2023年10月22日)

ハコフグも可愛かったのですが、久しぶりにマゴチがヒットしました。

マゴチはエサの捕食の仕方がアバウトと言いますか、下手くそで一気に丸飲みではなくかぶり付くように捕食します。

故、マゴチを泳がせ釣りで狙う時は、活餌の釣り針の掛け方は背掛け、死にエサで狙う場合は孫針が付いた仕掛けなどで釣りをしますが、このマゴチが釣れた頃は活餌が相当齧られ、結果として今年釣れたマゴチはこの1匹だけでしたが、かなりの数のマゴチが一時期は北条湾内に入って来ていたと思われます。

さかなクンにプレゼントしたい巨大なハコフグ&泳がせ釣りでマゴチをGET!(2023年11月3日・5日)

そして、これが今年の泳がせ釣りの釣果の締めとなりましたが、これもビックリしましたが本来であれば暖かい海域を好む魚で過去に伊豆に釣りに行った時に釣ったことがありますが、見た目的にも亜熱帯を想像させるフォルムで北条湾では当然初めて釣りました。

それがイトヒキアジ(イトヒキダイ)です。

長いヒレがある個体は幼魚で、成長と共に短くなり魚体も細長くなっていきます。

この時釣れたのは幼魚で、キレイな長いヒレがありました。

アジの仲間である証のゼイゴも、尾鰭の付け根にしっかりとありました。

北条湾では初!泳がせ釣りでイトヒキアジ(イトヒキダイ)をGET!(2023年11月23日)

私はカタクチイワシ、マイワシ、ウルメイワシのことを勝手に「イワシ御三家」と呼んでいるのですが、このイワシ御三家が釣れるのは毎年概ね秋に揃って釣れることが多いのですが、今年は揃って釣れたのがナント!12月に入ってからでした。

極太のウルメイワシ・マイワシ・カタクチイワシ・イワシ御三家揃い踏み(2023年12月3日)

海水温の上昇が声高に叫ばれるようになってから、北条湾では毎年かつては釣れなかった何がしかの魚が釣れることが1度や2度はありましたが、今年のようにキビナゴに始まり、クロアナゴ、メアジ、イトヒキアジ(イトヒキダイ)など関東圏で釣れる魚だけど、北条湾では釣れなかった…暖かい海域を好む魚が北条湾で釣れた…こういうことがたくさんあった年も初めてかと思います。

我々釣り人が想像している以上のスピードで、海の中では変化が起こっており、かつて定説的に言われていた釣りをそのままやっていても釣れなくて当たり前になってきているように感じています。

これはこれで、何が釣れるか分からない楽しみがあると同時に、去年あそこの場所でこの魚が、こんなエサで、こんな釣り方で釣れていたから、今年も一丁狙ってみるか…は、もう通用しないと思います。

特に今年はそれで急に釣り人が増えた、たくさん青魚を含めた小魚が集まる釣り場の北条湾…でしたが、その魚達も集まり過ぎて逆に魚が釣れない弊害が出るなど、想像もしない状況になってきているように見受けられます。

ある意味、地上もそういう状況になりつつあるのかもしれませんが、海の中にはもう既に四季は存在していないような気すらします。

釣りを生業としているわけではないので、そう小難しく考える必要もないと思いますが、釣りをする以上魚が釣れた方が良いことは間違いありません。

この釣り場にこの魚はいないよ…

こういった定説的に決め付けた考えは改め、来年は多角的に北条湾という釣り場を見て、いろんな釣り方で魚を釣ることにチャレンジしていければと思っています。

2023年もブログを始め、Xなどもご覧頂きありがとうございました。

来年も、少しでも皆様のお役に立つ情報を発信出来ればと考えております。

良いお年をお迎えください。

来年も本年同様に、よろしくお願い致します。

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【三崎港・北条湾】クリスマスイヴの北条湾釣行・カタクチイワシは好調なんですが…(2023年12月24日)

こんにちは。

この日の釣行の前週も釣りに行くつもりでおりましたが、釣行を予定していた前日の三浦市の予報が、普段釣りをしている時間帯の風速で12m~13mの予報でした。



天候は晴れ、気温も然程低くないものの、予報通りの風速であれば当然釣りは出来ません。

三浦市の予報とはいえ、ピンポイントで北条湾の予報ではないので、全てがこの通りになる…ということはなく、私は「tenki.jp」の天気予報を良く見ているのですが、予報が南寄りの風の場合は風速に関しては予報よりかなり弱いことが多く、一抹の期待を持って就寝しました。

午前2時半頃に起床し、天気予報をくまなくチェックしますが、前日の予報と大きく変わることはなく、風速に関してはかなりの強風の予報のままでした。

釣りは諦めるかな…と思ったのですが、念のため自宅(横浜市)から外に出てみると、ナント!自宅付近はほぼ無風。

しかし、内陸と海辺では風速が違って当たり前だしな…

などと、いろいろ頭を駆け巡りますが、自宅でいろいろ考えたところで答えは出ません。

ダメ元で行ってみるか…と、一念発起し北条湾を目指しました。

しかし、今回ばかりは予報が大当たり。

北条湾に到着する前にかなりの強風に見舞われます。



釣りが出来ないことは重々分かっていましたが、北条湾ももう目の前な上に、折角来たので一応北条湾岸壁の様子を見に行ってみました。



車から降りてみようと試みますが、「ん??ドアロックが掛かってる?」ドアがピクリとも動かず開きません。

南寄りの風の場合は、北条湾では城ケ島方面から風が吹いてきます。

ポストをご覧頂くと分かると思いますが、車は城ケ島方面に向いて停まっており、強い風に押されてドアが開きませんでした。

こりゃ、ダメだ…話にならん…

今シーズンの暮れの釣りは、気温が例年ほど低くなく、秋以降の釣果を見ましても、何だかんだと今まであまり北条湾ではお目に掛からなかった魚も釣れ、来年の本格的なサビキ釣りのシーズンインまでにどんな魚が寄り、何が釣れるか少しでも釣りをしたかったのですが、さすがにこの日の釣りは断念しました。

こういった強風で海が時化ることも、北条湾内の魚が入れ替わる切っ掛けになったりもします。

良い方向に転んでくれることを祈りながら、この日はこのままトンボ返りで帰宅しました。

変わって翌週、クリスマスイヴの釣行ですが、前週の強風で釣りを断念した時とは打って変わって、今度は恐ろしく気温が低い予報が出ていました。

釣りに出発する時点で自宅周辺の気温はマイナス1度、思い切り氷点下です。



概ね、自宅周辺より北条湾の方が3度~5度くらい気温が高いことが多いのですが、1度でも北条湾周辺の気温が高いことを祈りながら自宅を出発しました。

12月に入ってからが顕著ですが、青物系のフィッシュイーターがほとんど姿を現わさなくなり、イカの類もいない、唯一ネンブツダイを齧るフィッシュイーターがおり、その痕跡だけが何度もありましたが、未だに正体は分かっていません。

サビキ釣りに関しましても、良型のマイワシ、ウルメイワシの釣果もありますが、数がかなり少なく時合いの時も非常に短く数釣りが出来ていません。

こういった状況や、気温の低さからあまり釣り人もいないだろう…と予想し、この日は午前4時半頃北条湾に到着しました。

予想通り、製氷所の前に数組、北条湾岸壁の角に一組釣り人がいるだけで、北条湾側で釣りをしている人は誰もいませんでした。



釣りの準備を始めると、当たり前のように釣りのお供達が集結し始めました。



釣りを始めて10分ほど、この日もネンブツダイではなくカタクチイワシが最初にヒットします。

幾分さざ波が立っており、海面の様子は若干見にくかったですが、何がしかの魚の群れが表層付近を泳いでいるのは分かりましたが、この日も表層付近に集まっていたのはカタクチイワシかと思われます。

続けてトウゴロウイワシもヒットします。



トウゴロウイワシが立て続けに釣れ、フィッシュイーターの気配は感じられませんでしたが、一応泳がせ釣りも開始しました。

我が家の兄妹猫にも不人気のトウゴロウイワシ…フィッシュイーターの気配もないので、そんなに活餌用のストックも要りません。

オマケにこの日は釣りを開始した時点での北条湾の気温が5度、地味に風もありバケツの中にトウゴロウイワシをストックしておいても、バケツの海水が冷やされすぐに弱ってしまいます。

そういったこともあり、釣りのお供達にトウゴロウイワシをお裾分けしますが、勢い良く食べてくれたのは最初の数匹だけでした。



次第に「また似非イワシ…?本物のイワシをくれ…」と、トウゴロウイワシを拒否し始め、この日はかなりの数のカタクチイワシをお裾分けしました。

この時点で釣りを開始して30分ほど経過していました。

前回の釣行時同様に、釣りを始めて30分の間に、今シーズンはネンブツダイが釣れないということはなく、むしろ毎回決め台詞のように「今日もネンブツダイからスタートです…」を連発していました。



結果的に、この日も前回の釣行時同様に釣りを止めるまで1匹もネンブツダイは釣れず、海水の温度的にはそこまで低くないのですが、例年よりだいぶ早くネンブツダイは北条湾を離れたと思われます。

これには根拠はなく、あくまで私一個人の想像の域を出ませんが、今シーズンは北条湾内、北条湾周辺に魚が集まり過ぎて魚が釣りにくい…こういう話を秋以降Xやブログで再三お話しさせて頂きましたが、こういったことも関係しているかもしれません。

ネンブツダイ…この一魚種だけを見ますと、完全なる外道で、むしろ釣れない方が良い…私を含め多くのサビキ釣りをされる方が思うと思いますが、仮に北条湾内に魚が集まり過ぎて、ネンブツダイが北条湾から離れる時期が早まったのであれば、他の魚種も同様の行動を取る可能性はゼロではありません。

そして、同じく釣りを開始して30分ほど、まだマヅメ時には若干早いタイミングですが、この日はこの時点でウルメイワシがヒットします。



サビキ釣りで各魚が順調に釣れてくれることは良いことなのですが、同時にフィッシュイーターの類の魚は北条湾内にはいない…ということを物語っています。

釣りを開始して1時間ほど、海面に恐らくカタクチイワシ、トウゴロウイワシが作る波紋が突然なくなり、ウルメイワシは愚かカタクチイワシもトウゴロウイワシも釣れなくなりピタリとアタリが止まります。



この日は、マヅメ時に潮が大きく動く潮の動きで、ここに一番期待をして釣りに来ていたと言っても過言ではなく、違和感を覚えますが、表面的にはフィッシュイーターがいるようには見えませんでしたが、突然各魚が釣れなくなった状況はフィッシュイーターがいた…こう考える方が自然かと思います。

仮に北条湾内にフィッシュイーターがいたとしても、恐らく短時間で釣りを開始して1時間半ほど経った頃、地味にトウゴロウイワシとカタクチイワシが再び釣れ始めます。

本来では、潮の動き等々を考慮しますと、午前8時くらいまでの間に、来るとすれば青物系のフィッシュイーターが北条湾内に入って来る可能性があったのですが、午前7時の段階で雲が出てきて、日の出の時刻を過ぎても陽が出ないので釣りを始めた頃より気温が下がってきました。

すみません…

この日は、青物が現れるかもしれない…低過ぎる確率の可能性に掛けるモチベーションがなく、冷え切った身体も相まって心が折れました…w



今シーズンは暖冬なので初だと思いますが、帰宅後とにもかくにもまずは風呂。

芯まで冷え切った身体をまずは暖めました。

この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年12月24日 北条湾釣行 釣果


釣りのお供達がカタクチイワシを良く食べ、釣った半分以上は釣りのお供にお裾分けをしたので、見た目的に少々寂しいですが我が家の兄妹猫のご飯分のカタクチイワシは持ち帰りました。

この日の時点で、トウゴロウイワシとカタクチイワシですと、比率がトウゴロウイワシが2に対して、カタクチイワシが8くらいの割合で釣れました。

海水の温度的には、ネンブツダイ然り、トウゴロウイワシもまだ下限に達しているわけではないのですが、もしかするとトウゴロウイワシも北条湾を離れ始めたかもしれません。

以下のリンクは、去年(2022年)の12月の釣行記事です。

2022年12月の釣行記事

改めて見てみると、去年の今頃の方が今シーズンより釣果的に厳しい釣行が多く、我ながら良く毎週釣りに行っていたな…と思ってしまいますが、釣れた魚種にご注目頂くとネンブツダイもトウゴロウイワシも釣れており、むしろカタクチイワシが今シーズンほど北条湾に群れが寄っていないことがお分かり頂けると思います。

ここのところの釣行記事で、今シーズンは多くの魚が北条湾に集まり過ぎて魚が釣りにくい…というお話しをさせて頂いておりますが、去年の12月の釣行記事をご覧頂きますとカタクチイワシの群れは北条湾内に入って来てはいるものの数があまり多くなく、今シーズンはカタクチイワシの群れの数が多いことはお分かり頂けると思いますが、北条湾という場所は狭いが故にキャパシティにも限界があります。

北条湾から出てしまうと、城ケ島と本土の間の船道は潮通しが良いのでプランクトンが滞留出来ず、圧倒的に北条湾内よりエサが少なくなってしまいます。

北条湾は湾が狭く、海水が淀み易い…つまり潮の流れがほとんどないので多くのプランクトンが流されることなく湾内に留まっています。

魚体が小さく泳ぎも上手くない…こういった各魚の稚魚や、青魚などの小魚にとっては格好の餌場なんですが、ある意味魚同士の餌場の取り合いのような状況になっており、大群で群れを形成してやって来ると、どうしても魚体が小さい、群れの数が少ない、泳ぐスピードが遅い…等々の状況如何によっては、北条湾から離れなければならない理由がなくとも、その餌場を諦めて新たな餌場に移動してしまう種の魚達がいます。

昨今、東北地方の各港などで、イワシやサッパなどの魚が大量死するニュースを頻繁に目にしますが、これは大型の青物※などの魚の群れにイワシやサッパなどが追われ、港などの狭い場所に追い込まれ、にっちもさっちもいかなくなり最終的には狭い場所に追い込まれることで酸欠で死ぬことが多いです。

※海水温の上昇により暖かい海域を好む魚の生息範囲が北上しているということもあります。

上記のような状況の場合は、イワシやサッパなどは命を落とすかもしれない最大の危機に見舞われており、まずは逃げることを優先してしまうので、狭い場所に一気に群れが突入してしまいます。

しかし、現在の北条湾の場合は、同じように狭い場所に多くの魚が集まっているのですが、危機的状況にあるわけではないので、過度に密になると群れが小さい…魚体が小さい…泳ぐスピードが遅い…こういった魚種の群れは北条湾という餌場を諦め他の餌場へ移動してしまいます。

現状では、大群で押し寄せているのがカタクチイワシで、それに圧倒されてネンブツダイ、トウゴロウイワシなどが北条湾から離れつつあるように見受けられます。

カタクチイワシがたくさん釣れて、ネンブツダイ、トウゴロウイワシがあまり釣れない…この状況はサビキ釣りをする人にとっては好都合なんですが、新たにカタクチイワシ以外の魚が大群で押し寄せたりしますと、カタクチイワシも釣れなくなってしまう可能性は十分にあり得ます。

また、これだけ多くのカタクチイワシの群れが集まっているということは、現状では目ぼしいフィッシュイーターが定期的にやって来ている形跡はありませんが、あの狭い北条湾に大量のカタクチイワシがひしめいていれば、フィッシュイーター達にとっては追い込み易い地形、且つそこに大量の小魚がいるわけでまたとない格好の餌場です。

これを放っておくわけがない…こう私は考えています。

ただ、今年は暖冬…と言われていますが、地上の気温と海水の温度は全く別物ですので、海水温がどこまで下がるかが一つのカギになると思います。

この日の釣行時の海水温は15度でした。

地味に海水の温度が下がってきており、仮に青物で言いますとそろそろ限界の海水温であり、海水の温度が低くて何のフィッシュイーターもやって来ない…こういうことも十分あり得ます。

今の北条湾は良い方向にも、悪い方向にも多用に考えられる状況であることは間違いないですが、再び大群でトウゴロウイワシが現れ、今度はカタクチイワシが追い出される…海水温の推移などから見ましても、こういった可能性もゼロではありません。

何とももどかしい状況ではあるのですが、何れにせよサビキ釣りも泳がせ釣りも釣果が不安定であることは間違いなく、釣れる魚が安定し統一感がある程度出てくるまでは、正直申し上げまして今の北条湾への釣行はあまりお勧め致しません。

こちらは、この日釣れた魚種です。

2023年12月24日 北条湾釣行 釣れた魚種


上からウルメイワシ、カタクチイワシ、トウゴロウイワシです。

ウルメイワシが23cmほどです。

ウルメイワシに関しましては、北条湾内に入って来ることは来るんですが、恐ろしく数が少なくこの日も時合いの時は10分ほどでした。

ひたすら終始コンスタントに釣れ続けたのはカタクチイワシのみでした。

我が家の兄妹猫の朝食は、トウゴロウイワシとカタクチイワシを焼いてあげました。



余談なんですが、我が家の兄妹猫は保護猫で、元々はオス2匹、メス2匹の四兄弟姉妹でした。

里親の方から「出来れば兄妹で引き取ってもらえないか…」と頼まれたので、オスメス1匹ずつ引き取ったのですが、子猫の時から妹猫の性格はおっとりしていてマイペースでした。

妹猫はそのマイペースが故に、子猫の時から良く兄猫にご飯を横取りされてしまうことが度々あったのですが、妹猫の大好きな青魚がご飯に混じると一変し、絶対に横取りさせないモードに切り替わるのですが、それがご飯を食べながら定期的に兄猫にガンを飛ばすことになってしまいました。

ただ、釣った魚でも青魚じゃない魚の時は、一々妹猫も兄猫を睨み付けることはないので、カタクチイワシとは言えやはり青魚は猫的にも美味いんだと思います。



変わって兄妹猫の夕食は、妹猫の大好物、青魚のみのカタクチイワシだけを焼いてあげました。



カタクチイワシのみですからね…妹猫の大好物の青魚…兄猫チェックが凄かったです。w



人間用の魚料理は本当にギリギリ何とか大人一人分のご飯が作れた感じで、あと4匹~5匹で良いので同サイズのウルメイワシないしマイワシが釣れてくれると、もっと見栄えも良くなるのですが…本当に釣りにくいです。

何とか釣ったウルメイワシで「漬け山掛け丼」を作ってみました。

ウルメイワシの漬け山掛け丼

ウルメイワシの漬け山掛け丼

ウルメイワシの漬け山掛け丼


ちなみに、この日釣れたウルメイワシも全ての個体が白子か卵を持っていました。



今シーズンは暖冬ということが唯一の救いですが、これからの時期は釣り自体がただでさえ釣果を得にくい時期でもありますので、ご釣行の際は釣果の実績が挙がっている釣り場に釣りに行かれることをお勧め致します。

北条湾は私自身がホームにしている釣り場で、ここ10年くらいは毎年良い意味での変化があり、釣りそのものをかなり楽しませてもらった釣り場ですが、ここまで魚が集まっていることを実感しつつ同時に魚の釣りにくさを感じている年もありません。

ほぼ毎週北条湾に釣りに行き、どうですか?こんなの釣れまっせ!と皆様にご報告したいのですが、釣れない…釣れない…を連発するのも、実際にブログを書いていても本人的にもかなり寂しいです。

今シーズンは秋になり、トウゴロウイワシが釣れ出した頃、実はかなり気合いが入っており、今シーズンこそはキハダ、カマスの時期は50cm級を狙うぞ…と息巻いていました。

ところがあれよあれよと時間だけが過ぎ、とうとう年末。

青物もカマスも当に時期は終わり、何だか我が家の兄妹猫、釣りのお供、とにかく猫のために毎週釣りに行っているような状況です。

歳もあるとは思いますが、気温が低い…風が強い…雨が降っている…モチベーションを維持するのが大変で、一昔前のように槍が降っても釣りに行く釣りバカ…はどこに行ってしまったんだ…というくらい、釣りを断念する閾値が下がってしまったように感じます。

軽く愚痴ってしまいましたが、ネガティブに物事を捉えても何も好転しませんので、新たな大物が必ずやって来る…これを信じて次回も北条湾へ釣りに出掛けたいと思います。

また、ご報告させて頂きます。

2023年12月24日午前7時頃の北条湾岸壁周辺の様子
2023年12月24日午前7時頃の花暮岸壁周辺の様子

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Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  サビキ  北条湾  ウルメイワシ  カタボシイワシ  メバル  カタクチイワシ  トウゴロウイワシ  青魚  

【三崎港・北条湾】念仏祭り終了?極太のウルメイワシ&良型のメバルをGET!(2023年12月10日)

こんにちは。

この日は12月とは思えない暖かさで、幾分釣り座の確保が難しくなるかもしれない…という予想から、午前3時頃から釣りを始めました。



ポストにもありますが、風がないことも相まって気温が11度と、とても12月とは思えない陽気で年末がすぐそこまできていることを忘れてしまうほど寒さを感じませんでした。

ベタ凪の海面には、恐らくトウゴロウイワシと思われる魚が作る波紋がいくつも出来ており、フィッシュイーターの気配はありませんでした。

車から釣り道具を降ろし始めると、早速釣りのお供達がやって来ました。



続々と集結し無言の圧を掛けられます。w



釣りを開始すると、既に四方を囲まれていました。w



そして、釣りを開始し最初に魚が釣れた時の今シーズンの決め台詞「ネンブツダイからスタートです」…ではなく、この日は最初に釣れた魚はカタクチイワシ(シコイワシ)でした。



ベタ凪の北条湾内の海面に、無数の波紋を作っているのは、トウゴロウイワシではなくカタクチイワシでした。

カタクチイワシに混じり、トウゴロウイワシも釣れ始めます。



この時点で、釣りを開始して20分ほど経過しており、今シーズンの流れからいきますと、釣りを始めて20分の間に1匹もネンブツダイが釣れない…こんなことは今シーズンはなく、「何かがおかしいぞ…」と思い始めます。

そしてカタクチイワシが入れ食いに近い状態になっていきます。



釣りのお供達も、似非イワシのトウゴロウイワシではなく、一応本物のイワシであるカタクチイワシの味を覚えてしまったので、今後はトウゴロウイワシ、ネンブツダイは食べてくれないかもしれません。

この日は北条湾の釣りのお供大集結で、北条湾のボス「チャップリン※」も登場します。

※鼻先にチャップリンのヒゲのような模様があるので勝手に命名しました。w



チャップリンが登場した時点で、釣りを開始して1時間半ほど経過していましたが、1匹もネンブツダイが釣れません。

トウゴロウイワシもカタクチイワシの勢力に押されるかの如く、圧倒的にカタクチイワシが釣れ続けます。

カタクチイワシは、イワシ御三家※の中で最も低い海水の温度に耐えられ、トウゴロウイワシもカタクチイワシと同程度の海水の温度に耐えられます。

※マイワシ・ウルメイワシ・カタクチイワシ

近年、冬場の北条湾にはカタクチイワシとトウゴロウイワシの群れが長期に渡り居付いていることが多く、この群れを追って各フィッシュイーターがやって来ることが多いです。

結果としてこの日は1匹も釣れなかったネンブツダイですが、この日の海水の温度は16度でした。

ネンブツダイは海水の温度が下がって来ると、水深がある程度深い(10m程度)砂地の藻場や岩礁地帯の海底に移動し群れを形成します。

冬場は岸近くから深場に移動する魚なんですが、16度という海水の温度は微妙で、水温の影響で深場に移動したのか、可能性としては低いですが、ネンブツダイを主に狙うフィッシュイーターがいて、ネンブツダイだけ釣れなかったのか…この辺が微妙なところです。

次回釣りをしてみて、この日と同じくネンブツダイが釣れないのであれば、群れが深場に移動し恐らく来年の春以降、海水の温度が上がってくる頃までは釣れないと思われます。

次回の釣行で、再びネンブツダイが釣れるようであれば、フィッシュイーターの種類は分かりませんがネンブツダイを狙って襲うフィッシュイーターがいたと見て良いと思います。

今シーズンは何度まで海水の温度が下がるか分かりませんが、一つのターニングポイントは海水の温度が14度以下、確実なのが12度以下まで下がると、トウゴロウイワシもカタクチイワシも北条湾から離れてしまう可能性が高く、こうなってしまうと当然フィッシュイーター達もやってこないので、何も釣れない釣り場になってしまう…ということも有り得ます。

去年の今頃は、改めて振り返っても、良く釣れない釣りに行っていたな…と自分でも関心してしまうくらいまともな魚が釣れませんでした。

2022年12月の釣行記事

しかし、ネンブツダイは釣れているんです。

この日ネンブツダイが釣れないことに違和感を覚えたのは、ネンブツダイが深場に移動する要素がない…ということでした。

海水の温度もそこまで低くない…

ネンブツダイのエサとなるプランクトンもいる…

今シーズンは、ネンブツダイを活餌に泳がせておくと、例年では活餌のネンブツダイが力尽き、アカエイの餌食になる以外はほとんどネンブツダイが襲われることがありませんでしたが、かなりの確率でネンブツダイがアバウトに齧られることが多発しています。

そこで、上記の可能性は低いですが、ネンブツダイを集中的に狙うフィッシュイーターが存在するのではないか…こういう一抹の思いがずっとありました。

ただ、ネンブツダイが齧られることがあっても、1匹も釣れなかった…ということもなく、この日はネンブツダイが1匹も釣れなかったので、群れが移動したのではないか…こういう思いも捨て切れません。

次回の釣行では、この辺はしっかり確認して来ようと思っています。

チャップリン登場から更に40分ほど経過し、ウルメイワシがヒットします。



久しぶりに良型のメバルもヒットします。



続けてカタボシイワシもヒットします。



カタボシイワシに関しては、比較的暖かい海水を好みますので、尚更ネンブツダイが北条湾から離れた…ということに疑問が残ります。

この日は終始カタクチイワシは好調でしたが、出来ることなら我が家の兄妹猫にもカタクチイワシを食べさせてあげたい…トウゴロウイワシ優先で釣りのお供達にお裾分けをしますが…

そんな似非イワシは要らん…と拒否され、釣りのお供が多過ぎて完全に釣りの邪魔になっていましたが、とうとうコマセまで食べられる始末です。



釣りのお供達も中々寝床へ帰らず、この日は釣ったカタクチイワシの下手をすれば3/2は釣りのお供達の胃袋に収まりました。w



カタクチイワシも良く釣れ、釣りのお供の5匹の猫達と戯れながら、風も無く終始ベタ凪の海面に小魚が作る波紋が出来、派手なナブラを作るフィッシュイーターも姿を現わすこともなく、何とも平穏、平和な空気が流れており、明け方にビール片手に穏やかな時間を過ごすことが出来ました。



この日の釣果はこんな感じになりました。

2023年12月10日 北条湾釣行 釣果


こちらはこの日釣れた魚種です。

2023年12月10日 北条湾釣行 釣れた魚種



左の一番上、ご説明は不要かと思いますが、メバルで30cmほど、真ん中がウルメイワシで20cmほど、一番下がカタボシイワシ、右にいってトウゴロウイワシ、カタクチイワシです。

カタクチイワシだけは終始コンスタントに釣れ、釣りのお供達も満足してくれたと思います。

ネンブツダイは要確認ですが、この日は圧倒的にトウゴロウイワシよりカタクチイワシの群れの数が多く、少しずつ北条湾内に入って来る魚が入れ替わり始めたかもしれません。

前回の釣行で釣れたマイワシはこの日は釣れず、ウルメイワシに関しましては徐々に北条湾内に入って来る群れの数が減っているように見受けられました。

総体的にこの日は魚の活性は然程低くなく、食いが渋いという印象は受けませんでした。

恐らく、マイワシの群れもウルメイワシが釣れた辺りで、北条湾内に入って来たと思われますが、たまたま釣れなかっただけだと思います。

我が家の兄妹猫の朝食はトウゴロウイワシとカタクチイワシを焼いてあげました。



徐々に兄妹猫の食事も、トウゴロウイワシからカタクチイワシに比率が高くなりモリモリ食べてくれるようになっています。



変わって兄妹猫の夕食ですが、ポストにもありますが久しぶりに本物のイワシ、カタクチイワシのみとなりました。



トウゴロウイワシとカタクチイワシですと、見た目は細長い魚で似ていると言えば似ているのですが、トウゴロウイワシはボライワシとも言われボラの仲間、カタクチイワシは本物のイワシの仲間です。

実際に食べ比べると分かるのですが、やはり身の旨味と言いますか、味がカタクチイワシの方が濃いんですよね。

今の時期はトウゴロウイワシもカタクチイワシもそれなりに脂を溜め込んでいるのですが、サイズが大きく脂がのっているトウゴロウイワシは、極論を言いますとラードだけ食べているような感じでかなり脂がしつこく感じます。

この辺が妹猫は特に脂ののったトウゴロウイワシを嫌う理由かと思います。

猫なりに味が分かっているんだろうな…と思います。

そして、その味の違いが分かっている様子がこちらなんですが、咄嗟に撮影したので画的には何を映しているのか分かりませんが、トウゴロウイワシを焼いていても兄猫はニャーの一声も上げないのですが、イワシ御三家の中でも一番不人気なカタクチイワシであってもアジなどを含め、青魚が混じると終始鳴きっぱなしになるんです。



妹猫は頑張ってトウゴロウイワシ…基本的には青魚しか食べてくれないのですが、兄猫は何とかメバルやメジナなどの根魚も食べてくれるのですが、根魚系の魚を焼いていてもやはり鳴くことはありません。

焼いている時の匂いで分かるんだと思います。



妹猫もなんですが、特に兄猫は鳴きっぱなしになるだけあって、速攻で食べ終わり食べるスピードがトウゴロウイワシの時とは雲泥の差です。

肉片一つ残さず、キレイに完食してくれると、飼い主としては釣って来た甲斐があります。

人間用の魚料理ですが、如何せん数が釣れなかったので大した魚料理を作れませんでしたが、メバルは煮付け、トウゴロウイワシ、カタボシイワシ、ウルメイワシで握り寿司、たくさん釣れたカタクチイワシは兄妹猫と分け合い余った分をフリッターにしてみました。

煮付けを作ろうとメバルを捌いたのですが、この日釣れたメバルは産卵の準備に入っていました。



ポストにもありますが、メバルはこのピンク色の袋の中に卵を産み、卵から孵った赤ちゃんメバルを産みます。

この日釣れたメバルは、まだ卵は産んでおらず袋だけがありました。

メバルはとても成長の遅い魚で、この日釣れたメバルは30cmほどでしたが、このサイズになるのに9年~10年掛かります。

強制は出来ず、あくまでお願いになりますが、メバルは20cm程度に成長するまで5年~6年くらい掛かります。

釣りとは関係ない例えで恐縮ですが、小学1年生の子供が小学6年生になる間に20cmしか成長しない、出来ない魚なんです。

マイワシやウルメイワシは1年で15cm~20cm程度に成長しますが、メバルは成長がとても遅いので、言い方を変えますとそれなりのサイズ(大型)のメバルの数が少ないとも言えます。

こういうことから、良型のメバルを釣ることは釣りの楽しみの一つでもありますが、他の魚と比べるといつまで経っても大きくならず、小さいメバルが良く釣れます。

出来れば、20cm以下のメバルはリリースしてあげて頂ければと思います。

30cmを越えてくると、先述しました通り10年近く生きている個体で、メバル界でも老魚の位置づけで食べると非常に美味しいです。

一方、20cm以下のメバルですと、そこまで味も濃くなく磯臭さが目立つ感じであまり美味とは言えません。

北条湾も一時期磯焼けが酷かった数年は、メバルはおろかメジナ、ウミタナゴ、カサゴ、鯛系の魚など根魚などの魚が全く釣れなくなった時期がありました。

ここ数年は、チョイ投げなどの釣りをしても、アマモや藻が仕掛けに絡んで上がってくるなど、磯焼けからの回復の兆しも見え、ここ数年で再びこういった根魚達がサビキ釣りの外道として釣れるようになりました。

海洋資源保護の観点からも、釣れた魚は闇雲に何でも持ち帰らず、小さい魚はリリースして頂けますと幸いです。

産卵前のメバルですので、それなりに脂がのっていました。

メバルの煮付け

メバルの煮付け

メバルの煮付け


カタクチイワシのフリッターは頭を落とし、腸(はらわた)を取り除き、片栗粉を卵だけで溶いた衣で揚げました。

これをタルタルソースで頂きます。

カタクチイワシのフリッター

カタクチイワシのフリッター

カタクチイワシのフリッター


そして握り寿司ですが、素人が握ったものなので不格好なのはご容赦下さい。

トウゴロウイワシ・カタボシイワシ・ウルメイワシの握り寿司

トウゴロウイワシ・カタボシイワシ・ウルメイワシの握り寿司

トウゴロウイワシ・カタボシイワシ・ウルメイワシの握り寿司


白身がトウゴロウイワシ、身の表面に飾り包丁が入っているのがカタボシイワシ、それ以外の四貫がウルメイワシです。

先述しました通り、トウゴロウイワシはボラの仲間、カタボシイワシはサッパの仲間で、イワシを名乗っていますが何れもイワシの仲間ではなく青魚でもありません。

トウゴロウイワシもカタボシイワシも、夏場など魚の身自体に脂が少ない時期は、あまり刺身で食べるのはお勧めしません。

旨味も少なく独特の生臭さが強調されてしまいますので、夏場などはフライや天ぷらなど火を通したり、揚げ物で食べるのがお勧めです。

カタボシイワシだけ飾り包丁を入れてあるのは、カタボシイワシはサッパの仲間であることから、小骨が多く骨がしっかりとしているので、血合い骨を骨切りするために入れてあります。

血合い骨をピンセットや骨抜きなどで、1本1本抜いても良いのですが、そもそもサイズが20cm程度ですので身がボロボロになってしまい見た目も悪くなります。

簡単に骨切りするだけで、ほとんど骨は気にならなくなります。

師走ということで、簡単に秋以降の北条湾での釣りを総括しますと、いくら多くの魚が集まっているとはいえ、結果としてそれが弊害となり魚が釣りにくい状況が生まれてしまっているということは、今シーズンは近年稀に見る外れ年でした。

仮にトウゴロウイワシとカタクチイワシの群れが入れ替わり、サビキ釣りで釣れる魚が変わったとしても、小魚がいる以上何がしかのフィッシュイーターは北条湾周辺に寄って来るとは思われますが、何の魚が寄り、どの釣り座でどのくらい釣れるかは今のところ分かっていません。

暖冬=海水の温度も下がらない…ということはなく、地上の気温と海水の温度は全く別物ですので、今後海水の温度がどこまで下がるかでも、今後のサビキ釣り、泳がせ釣りの状況は各段に変わってしまいます。

年末から来年の1月の中旬くらいまでには、北条湾内、北条湾周辺の小魚の群れがある程度入れ替わると思っています。

その状況如何によっては、来年のGW辺り、サバっ子が釣れ出すまでは釣れない釣り場になる可能性もゼロではありません。

私も今シーズンの秋以降の釣りは、毎回綱渡り状態で何とか形に出来ていますが、いつ兄妹猫のご飯分しか釣れない…最悪ボウズ…こうなってもおかしくないと思っています。

魚の動きが読みにくく、不安定な状況は総じて変わっていませんので、現時点での北条湾への釣行はあまりお勧めしません。

年内に釣り納めを含め、あと数回は釣りに行くつもりでおります。

ブログの更新が実際の釣行とズレておりますが、X(旧Twitter)ではリアルタイムな情報をお届け出来ると思いますので、直近の北条湾の情報などはそちらでチェックして頂ければと思います。

また、ご報告させて頂きます。

2023年12月10日午前7時頃の北条湾岸壁周辺の様子
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Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する50代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

※猫についてはTV等に出演した先代猫は亡くなり、現在は二代目(兄妹猫)となっております
【猫とウサギ】お礼とお知らせ
【ウサギの家族】ママウサギ永眠

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■我が家のウサギの親子が「うさぎの時間」というウサギ専門誌に掲載されました
うさぎの時間に掲載されました

■50歳を目前にしたオッサンが何を血迷ったかTikTokを始めました
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